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一人目

書いてて思いました

自分、戦闘シーン書くの苦手です

 少女の言う村につくまで、そう時間はかからなかった。

 ついた村では、家はすべて壊され、廃村同様になっていた

「アル……」

 もしかして……

 ドカッン‼

 ユイナが最悪の想像をしたとき。遠くない位置で大きな爆発音がした

 索敵スキルと聞き耳スキルを使う

 索敵スキルではこの村の中から一か所に集まる十数人の人の反応と、約二百メートル先にある三体の大きな敵の反応と、それと下がりながら対峙する一人の人の反応

 聞き耳スキルでは火や雷の音が聞こえる

「アル!」

 アルがいる、とっさにそう思い風魔法で自身を守るのも忘れて駆け出す

 するとまじかにジャイアントスネイクの顔が現れた

 口を開いてユイナを一口にしようとするが、ユイナの方が先にその顔を縦に切り裂く。察知スキルから敵の反応が一つ消える

 黒に限りなく近い赤の血を吹き出しながら、割れて左右に落ちるジャイアントスネイク。その間から、目当ての姿を見つける

「アル!」

「ユイナァ!」

 驚いたのか少し引きつった声で叫んだ

「魔法攻撃耐性がトップクラスの魔物に賢者が一人で戦いを挑むとかふざけてる……っの!」

 文句を叫びながらアルフレットの近くにいたジャイアントスネイクの胴体に切りかかる

 ユイナが切りかかったところからは、さっきと同じように赤黒い血が噴き出す

「シャァァ!」

 叫び声をあげながら尻尾をしならせて攻撃してくるが、ユイナはそのしっぽ自体を切断する

「ははは……現実になっても、ユイナの強さは変わらないのか」

 驚きを通り越し、呆れの域に達した声を、ユイナは聞き取ることはできたが意味が分からなかった

「アルは拘束系の魔法でジャイアントスネイクの動きを止めて」

「了解」

 アルフレットはそれだけじゃ悪いといおうとしたが、相性最悪な相手のため、それ以上は逆に迷惑になると思い素直に従う

 一体のジャイアントスネイクがアルフレットに突進していった。

 それを好都合といわんばかりに水魔法で凍らせて地面と顔をつなぎとめる。でも力負けして氷は砕け、アルフレットに襲い掛かる

 ユイナが首から断とうとするがもう一体のジャイアントスネイクに邪魔をされる

 アルフレットはジャイアントスネイクと自分の間で小爆発を起こし、爆風に乗って下がる

 ユイナも邪魔をしてきたジャイアントスネイクの尾に攻撃するが反応が早くかわされてしまう

「アル気おつけて。アルに標的を絞ったうえに、ちゃんと連携を取れてる」

 私に標的をつけてくれればよかったのに。あなたたちのお仲間の一体を倒したのは私だよ

 そんなことを内心で愚痴ってみるが、ないものねだりと同じなのですぐさまやめて、アルフレットとジャイアントスネイクの間に立つ

「魔法で私の方に誘導することとかできる?」

「うーん、まだこっちでの戦闘になれてないからどうともいえない。でも、やれるだけやってみる」

 アルフレットは機動性重視の小さな魔法を多くの数出す

 それに反応して横からジャイアントスネイクの尾が飛び出してきたが、なるべく広い範囲を横一文字に切る

 切る事はできるけど、深追いしてこないからとどめを刺せない

 まともに急所を打てたのは始めの一撃、それも不意打ちだけ

 アルフレットに誘導を頼んだが、そのアルフレットを守りながらの分、圧倒的にユイナたちが不利だ

 ユイナの片目の視界を一体目の返り血が塞ぐ。死角を作らないようにその血を拭い去る

 ほぼ一体目の返り血だろうけど、二体目に切りかかった時も多少返り血掛かったからな……返り血!

「アル! 魔法の精密操作ってできる?」

「えっ? 魔力操作スキルがマックスだからある程度は出来ると思うが……」

「それじゃあ、私が動きを止めるから、その隙にジャイアントスネイクの傷口に雷魔法をぶつけて見て」

 ジャイアントスネイクで魔法攻撃耐性が高いのは皮の部分。つまり内側は魔法攻撃耐性がそこまで高くない

「分かった」

 アルフレットはユイナが走り出すと同時にサンダーアローを百の単位で作り出す

 突然ユイナが近づいて、アルフレットが開いたと思った一体が横から回り込もうとしたがそれより先に、ユイナは強く殴って破壊した地面を、土魔法で操り二体の傷口を中心に集める

 ちょうど集まると同じタイミングで、アルフレットは魔法をすべて傷口付近に打ち込む 

「「シャアァァァ!」」

 二体の大きな悲鳴が森に響く。

 それが止んだ時、ジャイアントスネイクは動かなくなっていた

 二人の察知スキルから二体の敵の反応が消える

「ふう、何とか倒せたね」

「ああ。ユイナ、来てくれて助かった。俺一人だと倒すことは無理だっただろう」

 本心からそう思ったアルフレットは素直にお礼を言った

 ユイナはそんな彼の真正面に立つ

「アル……ううん、リリーオンライン、パーティー名〈空の使途〉パーティーメンバーアルフレット」

 アルフレットは、長いからとパーティー内では縮めてアルと呼んでいる。

 その彼らがアルフレットとフルで呼ぶことは少ない。そして、アルフレットと向き合うユイナの表情はどこまでも真剣だった

「私は、この新たな世界で、もう一度〈空の使途〉のパーティーを復活させたいと思ってる。アルは、その一人目だよ」

 ユイナとアルフレットの右手の中指には、雲に向かって伸びる白い翼のマークついている金色の指輪をはめている。これは〈空の使途〉のパーティーメンバーである証だ

「……この世界に、八人全員転生してるもんな」

 アルフレットはどこか辛そうな顔で呟いて、アイテムボックスからタオルと出して、返り血を拭けと渡してくる。

 その通り顔と髪に掛かった返り血を拭く

「血は全部返り血だと思ったが、顔に怪我してるじゃないか」

 アルフレットはユイナの顔に手を当てて、切れている頬を優しくなでる

 あっ、そういえば最初のジャイアントスネイクを切ったとき、風魔法で自分守るの忘れた

「たぶん風圧で切れたんだと思う。えっと……」

 前回回復魔法で直したのでまた同じように治そうとすると、ユイナが直すより先にアルフレットが治療する

「俺に拒否権はないんだろう、なら手伝うさ。ユイナ一人で行かせるといろいろな意味で心配だしな」

 そう言って差し出されたアルフレットの手を

「よろしく。アル」

 ユイナは強く握った


   /一人目。賢者、アルフレット/

戦い方に無理があるとかはわかっているんで

いつか成長したとき、まともに書けるようになりたいです

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