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1話

処女作です。

誤字脱字のコメントよろしくお願いします。

この高校では全クラスが盛り上がっていた。

なぜなら、文化祭の日がきたからだ!!

1年は高校生初めての文化祭。

3年は最後の文化祭。

そして、3年1組のクラスは…


「クラス会議の結果、俺たちのクラスは男女反転喫茶に決定です!」


クラスの委員長が黒板に書いている『反転喫茶』の文字に丸を書いた。


「なんでだっ!!女子のメイド服が見れると思ってたのに!」

「誰だよっ!!『反転』なんて付け足したのっ!!」

「男子キモイ!『反転』でよかったね~!執事服だよ!」

「だねー!ちょっと楽しみかも!それに…」

「うん…雪ちゃんのメイド姿…」

「確かに…女子のメイド姿も見たかったが…雪のメイド姿も。。。」

「「「「…ゴクリ」」」」


男子と女子が騒いでいる間、みんなの会話の中に出てきた『雪』ご本人は、絶賛お昼寝中だ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「なんで…?何でこんなことに!?」

「雪ちゃんが可愛い顔でお昼寝なんかしてるからだよ~!」

「可愛いって言わないでっ!!」


今…僕はメイド服を着せられていた。

僕がお昼寝をしていた時にクラスのみんなが決めた、文化祭の出し物。

男女反転喫茶。そして僕はクラスの女子にメイド服を無理やり着せさせられていた。


此処で僕の容姿について話そう。

なぜクラスの女子と男子が僕を『可愛い』というのか。

その理由が…この顔に身長だ!!!

腰まで伸びている黒い髪、なぜか日焼けしない白い肌、親譲りの大きい目、成長期が全然来なくて伸びない145㎝という身長!

これでもれっきとした日本男児だ!!


「「「きゃぁぁぁぁ!!!かわいぃぃぃぃ!!!」」」

「こ、これは…予想以上だわ…。」


目の前にある姿見の鏡に映っているのは、少しメイクしてある顔で全身メイド服で身を包んだ僕の姿が映ってた。

その姿に、クラスの女子は黄色い歓声を上げ、男子は顔を真っ赤にしていた。

…ここは地獄か?(泣)


「は、本当にこんな恥ずかしい姿で接客するのか…?」

「「「もちろん!!」」」


あぁ…僕に拒否権は無いようだ……



そして僕は、羞恥で身を震わせながら文化祭を乗り越えた。

クラスの皆のラ〇ンのトプ画が雪のメイド姿の写真になっていたことは、また別の話。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「やっと終わった…」

「いやぁ~!雪ちゃん可愛かったよ~!」

「まさに『合法幼女の女神様』だったよ!」


くそっ!いつか『かっこいい』と言わせてやる!高身長のイケメンになってやるっ!


そう僕が願って、文化祭のかたずけをしていると…教室の床と天井に魔法陣みたいな幾何学的な陣が出現した。その陣は完全に展開するとまばゆい光を放った。


この間2秒…


僕達3年1組は…人生初の異世界転生を経験した。

ありがとうございました

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