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童話集 森からの贈り物

ひだまり猫

作者: 守宮 葵

ぽかぽかの陽だまりのあるところに

いつの間にかやってくる猫がいて

その子に逢えると ちょっぴり倖せになれる。


そんな昔話があった。


そのお話しが 大好きで

いつも寝る前に聞かせてもらうのが好きな

ちゃろって子が いました。


ある日ちゃろは 公園のベンチに

あたたかな陽だまりを見つけて

氣持ちよさそうだから

あそこで絵本を読むことにしよう!と

いそいそと そこに近づいた。


はじめは なぁんにもいなかったのに

近くに行くと 光が猫の形をしている。


びっくりしたちゃろは 目をまん丸にして

じーっと その光の猫をよく見てみた。


氣持ちよさそうにまるまって

時々 耳がピクリと動いて

本当の猫みたい。


そぉっと手を伸ばして 触れようとした瞬間。

するりと光の猫は立ち上がって

どこかに消えてしまった。


夢だったのかナァ?

それとも ホントの陽だまり猫??


首をかしげながら ちゃろは気をとりなおして

陽だまりのベンチで 絵本を読んでみた。


ぁ!


絵本の最後のページ。

今までなかった 猫の足跡がくっきり。


きっと きっと あの子は陽だまりねこさんだ。

倖せってわからないけど

あの子に会えたから ココロがぽあぽあしてる。

これが シアワセってことなのかな?


どんな倖せがちゃろにきたかは

ちゃろにしかわからない。

でも きっととびきりの笑顔になれることが

ちゃろには あったみたい。


少し不思議な 猫のお話し。

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