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乙女メーカー




パチンコ台制作で知られる、

メーカー企業は様々存在する。


彼らの目的はただ一つ。

売れる台を作り出し、

パチンコを稼働させるホールでの人気を獲得し、

新たな台を生み出す。



空物語を生み出したKANYOは、盤石だ。


なにせ空物語のシリーズを出せば、

必ずどのホールも数台は購入するからである。


それがどんなに劣化物であったとしても。

客にウケなくても売れる。


販売台数は安定していて、

空を作り続ける限り、KANYOは潰れることなどない。






こうした安定して売れるコンテンツを、

用意出来ないメーカーはどうすればよいのか?


当然、人気のシリーズを生み出していきたいと思うだろう。


そのために気を張って創りだした最初の台が、

必ず受けるとは限らない。



起業して最初の台は、

一番重要だ。


客付きのない台を生み出してしまうと、

「あのメーカーは儲けにならない」とホールから白眼視される。


そうなれば次の台は売れにくい。

作ったとしても、台を置いてもらわなければ、


ただの騒音機。


いわゆる産廃。ゴミとなる。





なのでシリーズよりも先に、

客付きの良い台を求める。



近年、パチンコ業界は客離れが深刻だ。

新たな客層、若年層への訴えかけが重要視されている。


そのため、版権使用権を獲得して、

アニメ・ゲーム関連の台を出しては、

パチンコに興味のない者に打たせている。




客付きの良い台とは当然、大当たりしやすくて面白い台だ。

ところが、大当たりしやす過ぎてしまえば、

メーカーは置きたくなくなる。


何故なら台の購入費の充当と、

その先にある利益を出す、いわば商材だからである。


一台が云十万円するのがパチンコ台なので、

買った台が客にばかり有利な仕様になれば、

当然赤字になってしまう。


そんな台を生み出せば、

次から購入は渋られてしまうだろう。








整理すると、

打ち手の求める台と、

ホールの求める台はイコールではないのだ。



打ち手は、楽しく,大当たりしやすくて,勝てる台を求める。


ホールは、長期稼働,客付き,店に有利な台を求める。








・若年層にウケる台の制作。


・客付きの良い台。


・楽しい台。


・出せば必ず稼働率の高いシリーズ台。





すべての条件を満たすのは、容易ではない。

しかし、あるメーカーはその条件を満たしうる、

ポテンシャルを秘めていた。



NAIWA(無環)はメーカー内でも、

様々なコンテンツの台を作成する老舗だ。


版権使用による台も、

自社制作の台も多数保有している。





中でもNAIWAのキラーコンテンツ(出せば売れる、稼働する)の、


山賊乙女シリーズは、

NAIWAここにありという自信を誇る。





現在、


空物語、CARO、マナの誠児、立花の剣シリーズ以外で、

どの店舗にも必ず一台は存在するシリーズといえば、

山賊乙女なのである。


若年層のオタクに向けた台で、

当たらずとも、設定が辛くとも、

必ず座る。


そして長期の可動も見込める。




最新機種でも最古の機種でも人気があり、

わかりやすさも相まって老人も座れる。



打っている時に猛烈な気恥ずかしさを感じるため、

打ち手を選ぶ台であるが、

それでも稼働しているので問題はない。



以後も出せば必ず売れるであろう。






そんなNAIWAの最新機。



「山賊乙女外伝 超銀河ライブ!」



本日。


稼働が始まった。


NAIWAは実在するメーカーのもじりです。

ガセ過多。肩透かし過多。等など、散々な評価の台も結構生み出します。

そんな私でもこのメーカーの台は好きです。


なぜかって?


乙女かわいいからです。

エイプで1な金髪美少女が大好きです。

激弱でも大好きです。

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