光の英雄編 他登場人物
『転生王子と光の英雄』読後の閲覧をお勧めします。
ロイ・ビルト(16才)
とある貧乏商人の長男であり、春に入隊したばかりの少年兵。五人兄弟の長男で読書を好み将来は作家になることが夢だったが、貧乏な実家の助けとなる為に軍に入隊した。
今回の遠征軍で無断に軍を抜けたが、ハーシェリクの取り成しにより罰則は受けず、戦後も少年兵として軍に所属している。また大臣の悪事に関する証言者でもあり、彼のおかげで大臣の罪を公にすることが出来た為、ハーシェリクの計らいにより特別に城の書庫への出入りを許可された。
後世、ハーシェリクの物語を残す作家となる。
蛇足:本編でうっかりロイの後日談をいれるのを忘れました。たぶんそのうち再登場します。
ペルラ・パルチェ
グレイシス王国国王の正妃。マルクスと同じ艶やかな赤毛に赤い瞳の妖艶な色気を持つ女性。
パルチェ公国大公の末姫だった。政略結婚で王国に嫁いできたが、心優しいソルイエを心から愛している。また娘を失った時にソルイエを激しく責めたことを後悔している。
正妃としての心構えも持ち、側妃達とも良好な関係を保っている。寵姫は十と年の差があり、妹のように可愛がっていた。
イヴァン・バルトルト
伯爵であり、国境を守護する砦の老将。
堅実な性質からバルバッセ大臣と相容れなかった為、王都から離れた国境砦へと左遷させられた。その性格を表すような堅実な戦いをし、烈火の将軍と呼ばれるローランド。オルディスを矛と例えるなら、バルトルトは盾と称される守護の将軍。
蛇足:ローランドとは同世代で若い頃はいい好敵手関係だった。二人とも若い頃はモテモテでした(笑
テオドル・セギン
子爵の爵位を持つ貴族。凡才だがコネなどを使い王国の将軍となる。
自分の利益に重きを置く人物で、自分の為なら兵士の命などなんとも思わない。自分の出世の為大臣を利用しているつもりで、利用されている。平民で傭兵上がりのヒースに嫉妬していて、いつかその地位から蹴落とそうと考えていた。
最期は大臣に捨て駒にされその恨みから大臣の命を奪い、更にハーシェリクを亡き者にしようとしたが、クロの手により成敗される。
ディック・フォン・リンクス
帝国貴族第十位の位を持つ壮年のアトラード帝国の貴族。
(詳しくいえば異なるが)バルバッセ大臣との裏取引により、帝国軍十万を引き連れ王国に侵攻してきたが、ハーシェリクの策により敗れる。次はハーシェリクとの取引により、帝国と王国との交渉役となる。
蛇足:初期の頃は抹殺予定だったのに、なぜか生き残った人。たぶん今後も出てきます。
パルチェ公
海洋国家パルチェ公国の大公。
正妃ペルラの実父であり、長年公国を取り仕切るパルチェ公爵の当主。
七十となる老齢だが、その政治手腕は年齢のように老いてはいない。
孫娘を暗殺されたことを心痛めていた。賭け事はしない主義だが、ハーシェリクに賭けた。
パルチェ公国貴族院代表
三十代目前の妙齢な女性貴族。
本来有力貴族の当主が代表を務めるが、当主が数年前より病を患っている為、代理で代表を務めている。三十を目前だというのに結婚する予定はない仕事に生きる女性。
パルチェ公国衆議院代表
民衆を束ねる衆議院の代表を務める経験豊富な海の男。
人を食ったようなものいいをする為、貴族院代表とはよく衝突をする。
女も賭け事も大好き。ハーシェリクに興味を持っている。
傭兵ギルドの長
鍛え上げられた体躯に腕にはいくつもの傷痕が残る強面の猛者。
ヒースとは傭兵時代からの付き合いで、今も酒を飲みあう仲。
強面でギルドメンバーからも一般人からも怖がられているが、妻と娘には甘くて弱い。
自分の利益しか考えない貴族達を嫌悪しているが、ハーシェリクだけは「若様」と呼んでいる。
蛇足:ハーシェリクとは黄昏の騎士編と白虹の賢者編の間に出会ってます。
後日、加筆訂正もあるかもしれません。ご注意ください。