白虹の賢者編 他登場人物
『転生王子と白虹の賢者』読後の閲覧をお勧めします。
【王族】
マルクス・グレイシス(19歳) 愛称:マーク
グレイシス王国第一王子であり、第一位王位継承者。正妃である母は友好国の姫だった。
赤く燃えるような髪に磨かれた紅玉の瞳の男なのに色気がある王子で、オランと学院時代の同級生。オランとは一時期溝が出来たが、現在は修復されていて、以前の友人のような関係に戻っている。
ハーシェリクの本性を知っていて、何かと助けたり世話を焼いている。公私混同はしないが、身内にはかなり甘い。
蛇足:第一王子の彼にはまだ婚約者もいません。候補はたくさんいますが……
ウィリアム・グレイシス(17歳) 愛称:ウィル
グレイシス王国第二王子であり、第二位王位継承者。母は貴族の令嬢で側室第一位。
父親と同じプラチナブロンドを伸ばし後ろでゆるく三つ編みにし、深い青色が嵌った瞳が冷めた印象を与えがちな王子。だが実際は内心と反比例する表情筋のせいで、心配するほど表情が乏しくなる心配性で苦労性。
蛇足:本編ではその表情筋のせいでハーシェリクは嫌われていると勘違いし、それを知ったウィリアムが地味に凹んでいたのを弟が目撃していたりします。
セシリー・グレイシス(15歳)
三つ子の一番上の姉で、グレイシス王国第一王女(実際は第二王女だが第一王女は死亡した為)
深緑のウェーブのかかった髪にオニキスのような瞳が勝気そうなしっかりものの王女。
正義感が強いが同時に女性らしい優しい一面も持つ。
アーリア・グレイシス(15歳)
三つ子の真ん中で、グレイシス王国第三王子であり第三位王位継承者。
緑色の髪に肩より短く切りそろえられ、大人しそうな王子。
勝気な姉と腕白な弟に挟まれて遠慮がちな性格だが、冷静にツッコミしたりフォローをする。
魔法に関しては、姉と弟がどん引きするくらい知識が深く意欲的。
レネット・グレイシス(15歳)
三つ子の一番下で、グレイシス王国第四王子であり第四位王位継承者。
短く切りそろえられた黄緑色の髪に、他二人同様オニキスのような瞳を持った腕白坊主という言葉がぴったりな王子。何も考えていないように見えて、実は物事も深く考えていて洞察力もある。
問題を起こすレネット、怒るセシリー、フォローするアーリアがいつものパターン。
三つ子の母は側室第二位。母は魔法を得意とする家系の小国の姫。
みな緑系統の髪に茶の瞳、そして高い魔力は母親似。一卵性ではない為、よく見れば判別できるが似ている。
三つ子は特殊能力「感応能力」を有し、合体魔法の研究の協力をしている。
感応能力とは距離関係なくテレパシーやお互いの位置の特定等できる能力。ただし意志疎通はお互いに意識があった場合に限る。
蛇足:年の離れた末弟に頼られたいお年頃。賑やか要員だけどあえて賑やかに装っていることもある三つ子達です。
ユーテル・グレイシス(14歳)
グレイシス王国第五王子であり第五王位継承者で、ウィリアムと同じ母親。
雪藍色のウェーブパーマの髪を肩で切りそろえた青い瞳の王子。雪藍色とはラベンダー色に藍を足したような色の事。
ウィリアムとは正反対の温和で柔らかい表情をして争いを好まない、と思われがちだが本当はドS腹黒系毒舌王子。爽やかな笑顔で毒を吐く遠謀策謀お手の物タイプな王子。
魔力過多により元々体が丈夫ではないが、傀儡魔法を使用して魔力を消費することにより、自分の体調を上手くコントロールしている。
家族が第一で、己の敵には容赦しない。
蛇足:ウィリアムの胃痛の原因はユーテルのせいかもしれない。初期より一番設定が変わった王子様。
【他の人物】
グリム伯爵
肥満体形からスリム化したが、ハゲはそのままの地方伯爵。
ハーシェリクの忠告を守り、領地経営をを一生懸命取り組んだ結果改心した模様。
それとなくハーシェリクに情報を流している。
サイジェル(二十代前半)
水色の髪に群青の瞳、眼鏡をかけたひょろりと背の高い青年。
マルクスの筆頭魔法士であり魔法オタク。魔法研究以外に関しては興味がなく、毎日筆頭魔法士として好き勝手魔法研究、主に最古の次代の魔法道具の研究と再現に没頭している。
魔法の腕は王国でも上位の魔法士だが、本人は研究のほうが好きで筆頭になってからも数えるくらいしか魔法を使ったことがない。
シロとは魔法談義に花を咲かせている。
ブラド(??歳)
魔法局魔法研究室の室長。
白髪に豊かな白いひげを蓄えた翁で、元々小柄な上腰が曲がっているせいでハーシェリクより少し身長が高いくらい。皺のせいで目が線に見える。
朗らかな口調で穏やかな人物に思えるが、昔は戦場で大魔法をぶっぱなす過激な魔法士だった。前線を離れ年を取った為、口調も性格も丸くなったが時々魔法をぶっ放したくなるらしい。
蛇足:魔法を使う人間が全て癖のある人物になる不具合が起ってます。
後日、加筆訂正もあるかもしれません。ご注意ください。