遭遇
遅くなりました。
強力な武装商船が辿り着いたらしい。
そう言えば圭一と亮平レグナムだったよな、何て船の専属だったかな。
ちょっと行ってみるか。
その商船は簡単に言うと武装の域を超え過ぎた船だった。
どう考えて見ても戦艦と言った方が人を納得させる外観だった。
そんな船からクルーが降りて来る。
その中に見知った顔がいた、圭一と亮平である。
あちらも気付き、どちらとも知れず駆け寄った。
「何でここにいるんだお前!」
と怒鳴る圭一にこちらが聞きたいくらいだと困惑する俺。
「まあまあ、落ち着いて圭一。」
亮平がフォローに入り圭一は自分が取り乱している事に気が付き悪いと謝ってきた。
そこから俺が宇宙に上がった経緯でまた圭一のテンションがヒートするんだがそこはその…割愛。
ここに来た経緯を俺が尋ねると亮平が話してくれた。
「僕たちはボスが千日手になりつつある今の戦場に飽き…ゲフンゲフン、憂いた為に日本に介入する事にしたんだ。」
何かこいつ等のボス大丈夫か?と思う事を感じるがふと疑問に感じた事があったので聞いて見た。
「何で自分で言うのも何だが最も弱小の日本にしたんだ?」
「そこは最も家の技術が活躍出来るからかな?ほら家ってどちらかといえば高火力主義的な所があるじゃない?」
いや、どちらどころかまんまだよ。
「射撃があまり好きじゃない皇国や元々数で押せる同盟と帝国には影薄くなると、後の二つは対象外だしね。」
力尽くで手に入れそうな海賊と相入れない化物じゃそうなるか。
「つまり、弱小が急に強くなれば新たな敵に帝国は奮闘せねば成らず他はその隙を狙いに来ると…そういう訳か。」
「そういうことだ。」
教えてくれたのは亮平だったのに何故か圭一が満足そうに俺の言葉に応える。
「で、それで具体的にはどう協力してくれるんだ?」
「それはね、装備品の提供技術供与、後は傭兵の斡旋だね、つまり…」
「俺たちが一緒に戦えるということだ!」
その言葉に唖然としたが直ぐに喜びがこみ上げてきた。
「そうか、よろしく頼む!」
「こちらこそ!」
「いいってことよ!」
俺等はこれよりチームとなる。
ある応接室より2人の漢が話していた。
「家から兵は出すがこの船は出せない、わかるな?」
「わかっている、だがお前は出るのだろう?」
「わかっているじゃねぇか、おやっさん!」
「お前がガキの頃からの付き合いだ、そんなの考えなくてもわかる。」
「で、うちんところの異次元連結装置はどうだ、使い物になるか?」
「ああ、これで幾分かモジュールを制御出来るだろう、奴以外は。」
「奴は別格だ、しかたねぇ。」
「後その転用のバリア、ヤタに早速使わせてもらうぞ?」
「おいおい、単独でつっこます気かパイロットを、おーっと元々突っ込ませてたか。」
「彼には申し訳ないが頑張って貰っている。」
「2枚の切札か…白札は未だ全て覚醒せず微睡んだまま、鬼札は…行方不明か。」
「いや、鬼は白を導き自らの道に戻った。」
「て事はまた荒れるって事か?いいねぇ、俺が帰って来た甲斐があったてことだ。」
「ふん、貴様はまだガキのようだな、少しは大人になったと思ったのだが…」
「アーン?俺がいつ大人になった?俺は、いや俺等は何時迄もガキでいたいから飛び出した、そしてだから帰って来た。」
「確かに、じゃあクソガキ、せぇぜぇ楽しめ?ここは遊び場に事欠かん。」
「当たり目ぇよ!」
そして2人は盃を交わす、明日の日本を夢見て。
ここで主人公の孤独な戦いは終了です。




