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本格フレンチのプリン
とある格調高いシティホテル。
その一階奥に店を構えるフレンチレストラン。
そこで出会ったプリンは、不思議な見た目をしていた。
色合いは、プリンそのもの。
だが、その背は低く、皿いっぱいに広がっていた。
スプーンを入れてみると、強い粘り気を感じる。
小さく切り取り、口に運ぶ。
その食感は、スプーンから感じた通りねっとりとしたもので、味も濃厚だ。
しかも、一本調子ではない、複雑な味。
こんなプリンもあるのか、と目から鱗が落ちる思いだった。
恐らく生まれて初めて口にした、本格フレンチのプリン。
その感想は、
人の金で食べるプリンは美味い。




