第5話 再会
第5話 再会
「森の調査はひと通り終わり、近くに人里があることも確認できたが問題言語が通じるかどうか」
「うむ、そうだななにか良い方法はないものか」
「記憶喪失のふりをして言葉を教えてもらうか?それを共有するしか手はあるまい」
「なら私が行ってくるわ記憶力には自身があるし」
そう名乗りを挙げたのはヴィオレだ、確かに彼女なら充分に任務を遂行できるだろう。
「分かった言語の調査はヴィオレに任せるよ」
「俺はここらへんで魔物を狩ってるぜ」
「あぁ頼んだ」
「ちょっくら行ってくるわね」
そういってヴィオレは村へと向かっていった。
現在この世界と元いた世界を繋いでいる扉は電力を魔力に変換することで維持している、これがまぁ物凄いく電力を食うらしいそれでも維持できているのは千銅家の財力がなせることだな。
そんなこんなで約1年が過ぎたヴィオレはなんとたった半年で言語をマスターしてしまった、俺達もある程度は話せる程度にはなってきたそんな時ある噂が流れてきたトーヤという名の青年が立ち上げたクランが史上最速でAランクに認定されたと、その話を聞いた俺達は確信したその人物は十夜様であるとそうして俺達は十夜様の下へと向かった。
それは突然のことだった、ある日の夜気配を察知してベランダに出てみるとかつて千銅家にいた時に共に過ごしていた七虹衆の何人かが頭を垂れていた。
「お前たちどうしてここにいる?」
「十夜様が亡くなられる原因となった事故の調査の過程で魔力の反応を発見したのと黒金家が研究していた異世界についての実験をスイーニィが完成させた結果この世界にくることが叶いました」
「なるほどな、その様子だと黒金家はまたやらかしたのか?」
「はい今回の事件の黒幕として糸を引いていたのが黒金家でした銀龍家と協力して御三家から追放しましたがね」
あそこも懲りないな裏で阻止してるから良いものの何回国を乗っ取ろうとしたんだか、まぁそれはいいまさかこの世界に来るなんてなスイーニィは天才だがここまでとは流石に思わなかった。
「それとご当主様のことなのですがつい先日亡くなられました」
「なっ!?父上が?何があった」
「はい十夜様が亡くならたのがよほど答えたのか未知の病にかかり出来る限りのことはしたのですが力及ばず」
「そうか、なにか父さんは言っていたか」
「息子が別の世界で生きているのなら見つけて会いたいと仰っていました」
「そうか…」
「それとご当主様が残した遺言状に千銅十夜を105代千銅家当主に指名し十夜が見つかるまでの当主代理として千銅綾香を指名し5年以内に見つからなかった場合綾香を当主に指名するとのことです」
マジかよ父さん流石に驚いたぞまぁ特に大きな問題はないか、。
「わかったその話受けるよこっちの拠点は出来ているのか?」
「はいその点については問題ありませんすでに拠点となる住居を確保しそこで各々活動しています」
「この世界の魔物とやらはなかなか強くてないい修行になってるぜ!最近やっとオーガを倒せるようになってきたんだぜ」
そう楽しそうに話すのは七虹衆で黄の称号を持つゲルプだ、オーガを倒すとは流石だなあいつらは大きさはそれほどでもないががとにかく力が強く動きが俊敏なのだ油断をしてると致命傷を負いかねない。
「それと近日中に銀龍京香様がこちらにこられる予定です」
「京香も来るのかそりゃ楽しみだまた会えるんだなあいつに」
一度は失った命けれどこうして機械として生まれ変わったこの機会を大切に過ごしていこうそう心に刻むのであった。




