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第五話 誘い(前編)

「並木サン、ここの建物は構造を変えられてる。私は入った瞬間、入り口のドアがなくなってた。並木サンが駐車場で襲撃されて連れ込まれたのもここのヤツが原因だと思う。こうなっちまったら、もう元を叩かないとどうにもならない。」


「…」


突き付けられた事実に、武は戦慄する。

竜骨まで巻き込むほどの怪異に、先程までの紐を持って自分に寄ってきた怪異に、自らの命が晒されているのだと自覚する。


「今は一定の場の浄化ができてるけど、また怪異は沸いてくる。並木サンが危ない状況は変わんねえから、絶対離れんな。あと、渡した榊は?」


「持ってます。」


「じゃあ、万が一私とはぐれたらそれで叩いて身を守ってて。拾いに行くから。」


竜骨は天井を睨み据える。


「オーナーが死んだのは、7階だな?」


疑問の呈を装っていたが、その言葉には確信の響きがあった。


「幸い、上階へは上がらせれくれるらしい。」


竜骨は皮肉げに口の端を吊り上げる。

目付きの鋭さが険しくなり、まとう空気がざわざわと逆立っている錯覚を覚える。


「死人がでしゃばったらどうなるか、思い知らせてやるぜ。」


「……」


(ある意味怪異より怖い……)


殺気漂う竜骨に武は身震いした。


第五話 誘い(前編)ー完ー


3件目は一文でさらりと終了。

特にエピソードがなければ、実はそう言う案件。

いつでも物事を難しくするのは人間の情念だったり、を表現できればと思ってます。

怒涛の4件目スタート。


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