0話 突然の告白にはお気をつけて。
「好きです。付き合ってください」から始まる恋物語。
オレは顔から入るタイプだと思う。だって一目惚れって顔が好きってことだろ。
「おはようございます」
ある春の日。もっと詳しく言えば四月十日の朝八時。昨日の入学式を経て、オレは高校生となった。
新しい生活が始まる、新しいメンバーと。
そんな中、オレはある生徒に目を奪われた。教室のドアを超え、入って来る黒髪の生徒。時間がゆっくりと流れる中、オレはその子をまじまじと見た。
穏やかな瞳、暖かそうな表情、清楚な長い黒髪は少しウェーブがかかっている。
それは、一目惚れだった。
気づけばオレは立ち上がっていた。そしてこう伝える。
「好きです。付き合ってください」
椅子がバタンと倒れる音が鳴る。この静寂の中、オレは名前も知らない女の子に、想いを伝えた。
「……は?」
その女の子は、意外にも目を丸めて一歩退く。そして清楚なその子からは想像できないような声色でこう言った。
「はあ!?」
クラスがワッと沸き立つ。オレを中心とした笑いが流れ、昨日の暗い教室はもう存在しないかのように明るさに包まれる。そんな中、彼女は呟くようにこう連呼した。
「いや、でもさ段階とかあるよね。まずは挨拶、そして自己紹介、友達として遊んでから、少しずつ好きになって行って、それでそれで、恋のライバルとかも現れちゃって、そっから告白でしょうが普通……! 告白ももっとロマンチックな場所選んでよー……!」
そして、彼女は真剣な面持ちでこちらを見つめた後、青ざめた表情でこう言った。
「私は好きじゃないー!」
「……」
なるほど、理解したぞ。これは……失敗だ。
「気持ちわるっ!」
そう言って自分の席に向かう彼女に、肩を当てられた。
そんなオレのもとに、中学時代からの友人が現れる。野球部だった彼は髪の毛を伸ばしており、俗に言う高校デビューを果たしていた。そんな彼は、オレの肩に手を置いてこう言う。
「おいおい、高校生活ハーレム作ろう計画は立てたけどよ、そりゃあいきなり過ぎるぜ。いきなり過ぎていなり寿司だ。ちなみにオレは寿司が好き」
「は? うぐっ!」
肘がオレの脇腹に刺さる。どうやら奴の登場らしい。
「なんだよ」
「初日告白は失敗するに決まってるでしょ」
冷めた目でこちらを見る女は、オレの幼馴染。赤みがかった髪は肩辺りまである。
オレはそんな二人を無視して、黒髪の彼女を見る。
「もうハーレムは興味ない。オレには彼女しか見えなくなってしまった。これはおかしいぞ、このクラスには女の子が一人しかいない!? うぐっ」
またも肘が入る。犯人はこの女だ。
「私がいるんだけど」
「さいですか、とほほ」
耳鳴りがする。世界から音が消えたようにも感じた。オレの視線は一か所に留まっている。見つめていると、彼女は白い歯を見せ嫌がり始めた。
「……なぎさ、渚朝!」
「……!」
中学時代からの友人が切羽詰まったような顔でこう言った。
「鬼の担任がもうすぐ来るぞ! 席に座れ!」
「……了解!」
学校がはぃまるう。
恋というのは劇薬だ。まるで自分が世界の主人公だと勘違いしてしまう。だがそれもまた一興。ここは本気で調子に乗っておこう。
これは、オレが彼女と付き合うまでの物語だ。
□■□■□
オレの名前は一草渚朝。小、中学生の頃から恋なんて眼中にない少年だったが、高校生になって初めて恋を知った。坂原華音、彼女に恋をしたんだ。海に行ったり、遊園地に行ったり、いろんなことをした。おっとこれは未来の記憶だった。海に行ったのも遊園地に行ったのも未来のオレの記憶である。
そして、オレには幼馴染がいる。よく遊ぶ仲だ。こんなエピソードもある。幼馴染で同級生の赤井なじみと遊園地に遊びに行って、黒ずくめの怪しげな取引現場を目撃した。と思っていたが、黒ずくめの男は猫に夢中になっていただけらしい。そんな彼らは背後から近づいて来たオレに気づかず、声をかけられてしまった。オレは彼らに話しかけ、目が覚めると、仲良くなっていた。彼らに名前を聞かれたオレはとっさに、シノハラと答えた。これはオレのコードネームのようなもので、社会人の彼らとお茶をする時はそう呼ばれている。
そんな赤井なじみとの思い出話は置いておいて、オレにはもう一人、この学校での友達がいる。中学の頃、彼は野球バカと呼ばれていたが、あろうことか中学三年から髪を伸ばし始め野球を裏切る準備を始めたのだ。この高校は野球部は坊主という現代にはそぐわない悪しき風習が残っているからだろう。理由は単純、モテたいのだ、彼は。そういうことで、彼は野球部に入らない選択をした、裏切り者だ。名前は小鉄甲太楼。
そんなことを考えながら、オレは廊下を歩く。
昨日は入学式だけだったため、実質今日から高校生活が始まったのだ。午前中のオリエンテーションで坂原さんの名前を知れたのはラッキーだったな。周りがオレ達をはやし立てるのはどうかと思うが、そのおかげでグループワークを一緒にやれた。まあ結果は言えないほど酷かったが。
仲を深めるという理由で、すごろくゲームをした。先生自作らしく、意外にも楽しめる内容だった。マスには好きな食べ物や、好きなアーティストなど、そんなことが書いており、自己紹介を楽しく行うことができた。坂原さんとオレと、クラスメイト三人の計五名で行った。
すごろくで好きなタイプという地雷があったせいで、オレは坂原さんに怒られてしまったのだ。
いやはや恋愛は難しい。話したことないクラスメイトから引くことを学ぶべきだと言われた。心にとどめておこうと思う。
そういえば、鬼の担任教師と言われていた人物がいた。噂通り、赤いジャージに竹刀という、前時代的な熱血教師であった。表情は常に怒り、しわを寄せすぎて将来が心配だ。性別は女性、長い髪を後ろで結んでいる。ガタイもよく、おそらくオレ以上の筋肉量を持っている。平均的な男子高校生だろうと筋肉で制圧できるだろう。イメージだが五人までならいけそうだ。
そんな濃厚な午前中を過ごし、オレの空腹は叫び出している。とどのつまり、現在オレは学食というものを試しに向かっているのだ。
小鉄は女子に話しかけるという何が面白いのか分からないイベントに参加している。残念ながら坂原さんはターゲットではないらしく、オレは断念したが。
赤井は女子の友達とお弁当を食べていた。
故にオレは一人。
どうせ一人なら好きなようにしようと思い、おそらく三年や二年と言った先輩が支配しているであろう場所に向かっているのだ。死ぬのはオレだけでいい。
「……!」
良い匂いがした。横を通り過ぎた女子生徒二人は一年生だろうか。会話が聞こえる。
「夕奈ー、売店にお弁当売ってるんだってー、買いに行こうよー」
「そうね、食べに行こっか」
なんとなく、威圧感があった。
怖いなあ、戦ったら殺されそうだ。
そんなことを考えながら、オレは学食に向かう。
□■□■□
「……」
学食のメニューは全部で十個だ。ビビンバとか、カレーとか、唐揚げ定食とかある。
何にしようかと考えていると、横から声をかけられた。
「こんにちは。君が一草くんだね」
「……あなたは?」
「僕は江永亭徒。噂で聞いたんだ、君が坂原さんに告白したって」
「……知り合い?」
「……」
ピリリとした空気がオレたちの間で流れる。恋のライバルの登場か。
「あははー、いやただの知り合いだよ、応援してる、頑張れ」
「あははー、ありがとうございます」
どうやら恋のライバルではないらしい。彼はこう言った。
「同じ中学出身なんだ。それで、少し気になってね」
「坂原さんのことが?」
「いや、君のことが」
「……ありがとう」
「いえいえ」
彼がこんなことを言ってきた。
「僕はビビンバにしよっかな」
「……じゃあ、オレもそれで」
今更だが、彼は黒い眼鏡をかけていた。長く癖のある黒い髪、背丈は少し高いくらい、あまりイメージが定着しにくい男だ。しかしその持ち前の雰囲気の良さで、なんとなく気を許してしまう。話し方が柔らかいのだろうか。仕草も何となく、柔らかい。彼と話していると危機感が薄れていくな。
その後、オレ達は雑談を交えながらビビンバを食べた。意外にも、受け入れられたような気がする。世紀末風の怖い先輩に追い出されるかと思ったが、そんなこともなく、ただ気分がよかった。
そんな普通な日常。
「以上だ、お前ら、放課後を楽しめよな! あと、部活に入るなら私に言いに来い! 届け出をやる」
放課後が来た。授業は明日から始まるようだ、準備をしておかないとな。
いや、今はそんなことより。
「坂原さーん!」
「うげ」
嫌われ上等で今はとにかく彼女を追いかけなければ。
早々に帰ろうとしていた彼女を廊下で呼び止め、オレはこう提案する。
「一緒に帰らない?」
彼女は嫌そうな表情を浮かべながら、こう呟く。
「なんで……」
そしてしばらく考えた後、こう言った。
「やっぱりやだ」
「やだやだ?」
「やだやだやだやだ」
首を横にぶんぶんと振りながら、彼女はそう言う。
「やだレベルマックス?」
「マックス」
そんなオレ達の会話に割って入る女が一人。
「何話してんのよ……。ごめんね、坂原さん。こいつは押さえておくから、今のうちに逃げて」
「え」
少し不機嫌になった坂原さんは、こう言ってこの場を去った。
「じゃあね」
「あ、バイバイ。うげっ」
肘を入れられた。赤井の仕業だ。
「赤井さん、痛いんですけど」
「ごめんね」
こちらを挑発するように、ニヤリと笑う彼女。
「まったく」
オレは呆れたように笑う。そこに現れる小鉄。
「ハーレム計画は順調?」
「二人」
そう言って見せて来たのはメッセージアプリだった。そこに映っているのは二人の女性の名前。
「連絡先、ゲットだぜ」
オレと赤井は同時にこう言った。
「よくやる」
そんな会話をしつつ、オレ達は下駄箱へ向かう。
ただの日常だ。恋をしても、何も変わってないように思える。
「ぱっぱらっぱぱ、ぱぱぱ」
「……」
声が聞こえた。歌うような声だ。
「……」
悍ましいと、一瞬思ってしまった。
「なにしてるの? 帰ろう」
赤井にそう言われ、オレは我に返る。
「そうだな、帰ろう」
そんな、ただの日常。
次の日、オレは教室を飛び出した。
説明がないと何も分からないだろう。実質的な初日を過ごし、授業が始まる今日になった。そして告げられた衝撃の事実。
先生は言った。
「みんな、坂原が行方不明になった。家に帰らなかったそうだ。学校にはいた。警察は帰宅途中に何者かに誘拐されたのではないかと捜査しているようだ。昨今、俗に神隠しと呼ばれる事件が多くあるようだ。危険を察したらすぐに逃げるように。危ない人にはついて行くなよ」
白いキャンバスに、黒いインクを垂らしたように、オレの日常は浸食されていく。視野が狭まり、今はもう自分の震えている手しか見えない。彼女の叫び声が聞こえる。彼女の怯えた表情が見える。
妄想が豊かだと馬鹿にすればいい。だけど、どうしようもなく不安なんだ。そんな悪口を聞けない程、今のオレは……。
流れる汗、震える体、暴走する妄想。
耐えられなかった。もう、あの笑顔を見れないと思うと。あの、声を聞けないと思うと。
帰ってきてほしい、また話したい。
そんな思いが爆発しそうになって、オレは教室を飛び出したというわけだ。
だが、何ができる。オレに何ができる。
坂原さんはオレを待っているのか。そんな根本的な疑問が浮かぶ。
でも……。
「あたし、あかるい子すき。君みたいになれるように、あたしがんばるね!」
昔、ある女の子にそう言われた。場所は覚えていない。だが綺麗な場所だったというイメージは残っている。
そうだ、言われたんだ。明るさだけがオレの取り柄。もっと言えば、バカみたいな行動力だけがオレの誇りなんだ。
「……!」
オレは下駄箱で靴を履き、走り出す。
いつまでも、いつまでも。
話を聞き、走って、話を聞き、走って、ほんの少しの違和感も見過ごさないように気を付けて。
「……!」
赤い光がオレを照らしている。
「……夕日」
もう、夕方になっていた。それでも彼女は見つからない。震えるスマートフォンを取り出す。何件もの連絡が溜まっていた。
赤井からだ。
オレは電話に出る。
「あ、でた! ちょっと一草! 今どこで何して」
「坂原さんは戻って来た?」
「坂原って……なんでっ、いや……、学校には戻ってこなかったよ」
「そうか、了解」
「ちょ、いまど」
オレは電話を切る。
今、河川敷にいる。川に反射する赤い太陽は、キラキラと光っていた。
「ぱっぱらっぱぱ、ぱぱぱ」
「……!」
声が聞こえた。まただ、また声が聞こえた。
なんだこの声は、なんだ、なんなんだ。
「さあ、なんでしょう」
次に聞こえた声は、知っている声だった。
「坂原さん」
後ろから聞こえた声に振り替えり、溜まった涙を振り払った後、オレは彼女をしっかり見た。
十二単のような恰好をしていて、メイクもしてある。髪は薄い七色で彩られており、少し目がチカチカする。光に包まれた彼女は、なんとなく別人のように見えた。
「……探した。探してたっ!」
「ぱっぱらっぱぱ、ぱぱぱ」
「……!?」
先ほどまで坂原さんがいた場所に、謎の花が現れる。大きさは手で掴めるほど。だが簡略化された目と口がついてある。
不気味な存在だ。
「誰だ?」
息が、詰まりそうだ。
「あなたも行こう、楽園へー。ら」
声が不気味であった。つまり怖かったのだ。
なのでオレはその花を口に放り込んだ。
「ぱっ、ぱ……ぱぱぱぱぱぱ」
掴み、千切り、口に入れて噛む。この工程を経て、オレはそれを飲み込んだ。
昔からの悪い癖だ。嫌いなものでも食べろと教わってきたゆえ、なんでも食べるようになってしまった。
まずい、毒とか入ってたら絶対ヤバイ。
「……!」
心臓が、大きく揺れた。身体中が小さく震える。寒い、いや、熱い。なんだこれ、汗が止まらない。
痛い。おなかが痛い。声が出ない。
心臓の音が、少しずつ大きくなっていく。
「運命……少女で……ない。だ……前は」
耳が遠のく、視界も縁から黒く染まっていく。
「だれだ」
声が聞こえた。優しいお姉さんのような声。だが、声色は確かに怒っていた。
「誰だ、お前は!!!!」
青い、青い石が手の中にあった。
「……知ってる。ここ、知ってる」
「ここは俗に言う異世界だよ」
オレは、お花畑にいた。辺り一面に広がるカラフルな花。蝶が舞い、キラキラとした光が降る。幻想的な場所。
幼少期に、あの女の子と出会った場所。
「異世界?」
だんだんと、意識が戻る。
黒い影はこう言った。
「そう、ここは、虚偽の世界。空っぽの、世界だよ」
心臓の音が聞こえなくなった。
世界が移る。
ここは牢獄だった。
「え、は、なに?」
手には青い石が。そして目の前には、地面に横たわっている坂原さんがいた。
「……」
どうしたらいいのかなんてわからない。でも、オレはとっさに彼女の手を握った、青い石を制服のポケットに入れて。
彼女の手を、そのか細い体を。
暖かくも、どこか冷たい、その肉体を。
「……」
オレは、赤い太陽に照らされていた。
「……夢?」
いや違うだろう、オレの腕の中に、坂原さんがいるのだから。
「……ん」
彼女は、その朦朧とした認識から少しずつ意識を取り戻す。
そんな彼女の顔の汚れを、ハンカチで拭く。
「……おはよう?」
「あ、おはよう」
坂原さんはきょろきょろと周囲を見渡す。そしてオレをまじまじと見つめ、顔を赤らめた。
「なっ、何してんの!?」
オレから勢いよく離れ、自分の体を守るように触る。そんな彼女は落ち着いた後、こう言った。
「えっと、その、ありがとう……なのかな?」
オレは、もう一度あのセリフを吐いた。あの時出会って、初めて伝えた想いを。
「坂原さん」
「……なに?」
「好きです。付き合ってください」
夕陽に照らされ、オレは正座しながらそう言った。彼女を見上げながら、返事を待つ。
坂原さんは恥ずかしそうに前髪を触り、その柔らかそうな唇を震わせてこう呟く。
「えっと、その……い、いいよ」
「……えっ!」
だがその瞬間、彼女は両手をこっちに見せ拒否してきた。
「いや、だめでしょ! あっぶな、雰囲気に騙されるところだった。そうだよ普通、もっとほら、お出かけした後とかにー。……あれ、今まで私どこにいたんだっけ」
ブツブツと言う彼女を見つめながら、オレは立ち上がる。苦笑いを浮かべていると、ふとポケットに入れた石が気になった。
オレはそれを取り出して、日に当ててみる。
坂原さんは近づいてきて、その光が反射する石を見つめこう言った。彼女の匂いがはっきりとわかるまで近づかれてある。髪の毛がオレの首に当たって少しくすぐったかった。でも、そんなことに気づかない程に、オレ達はその石に魅せられていた。
「すごく綺麗な石」
「始鉱石だよ」
「しこ……なんて?」
オレは驚いた。今、口から知らない言葉が出てきたのだ。いったいこの石が何なのか。いや、知っているのか。
昔、オレはあの女の子からこの石を託されたような気がする。
始鉱石、凄まじい力を持つ石。それがなぜ、今このタイミングでオレのもとへ……。
あの女の子が、渡してくれたのか。
それに、十二単姿の坂原さんは一体……。
「まっ、いっか」
オレはこの世界の主人公ではない。
だが、それでも今だけは、主人公になりたいと思う。
だってそれが、恋ってもんだろ。
「坂原さん」
「好きって絶対言わないでよ」
「はははっ、言わない。帰ろっか」
「……一人で帰れる」
「そっか……」
しょんぼりしているオレに、彼女はこう言った。
「ありがとう。ちょっとだけ、見直した」
「……うん! こちらこそ、ありがとう!」
「えへへ、それじゃ!」
「ばいばい!」
離れていく彼女の後姿に、オレはこう叫ぶ。
「坂原さん、大好きー!」
「言うなー!」
そう、聞こえた。
嫌われたくない、でも、何もしないのもなんか違う。
なにもしないで、お別れは嫌だから。
オレは、青い石を見つめて、こう呟いた。
「これって俗にいう、異世界召喚ってやつ?」
そして石をポケットに戻し、バッグを持ってこう言い残した。
「なんてね」
オレは、この世界で、日常を過ごす。
これは、オレの想いが伝わるまで告白してやる。というトピックである。
告白のタイミングって難しいよね。初手告白は難しいけど使いこなしたら強そう。
ちなみに、この第一話は万葉木夕奈が異世界召喚される一か月くらい前のお話です。