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十六から二十
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木揺らしの 葉似る罪そは 埒外か ちら葉ぞ満つる 庭の白雪
きゆらしの はにるつみそは らちがい(か ちらはそみつる にはのしらゆき)
17
斑草や 菜葉に姿問ひ 睦み編み 摘む人なしに 花や咲くらむ
むらくさや なばにしなとひ むつみあ(み つむひとなしに はなやさくらむ)
18
宿し名も 光る袈裟には 木の型か 軒端に避ける 甲斐も無ししゃと
やどしなも ひかるけさには きのかた(か のきはにさける かひもなしとや)
19
罪の猪の 魔夜に飛び折る 追伐は 凍つるを人に 山の井の水
つみのゐの まやにとびをる ついばつ(は いつるをひとに やまのゐのみつ)
20
村酒に 古都の名は祖語 杞憂参 雪こそ花の 床に敷くらむ
むらくしに ことのなはそご きゆうま(う ゆきこそはなの とこにしくらむ)




