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六から十
06
破すは閼伽 喪忌む背に名も 問ひ掛けか 人もなにせむ 妹が合わすは
はすはあか もいむせになも とひかけ(か ひともなにせむ いもかあはすは)
※ あか【×閼×伽】
《(梵)arghaの音写。価値の意。功徳水と訳す》
1 仏に手向ける水。閼伽水。閼伽の水。
2 仏前に供える水を入れる器。閼伽坏。閼伽器。
07
他人事は 咲く野の草と 湿気る春 罌粟と咲く野の 草は何処問ひ
ひとことは さくののくさと しけるは(る けしとさくのの くさはどことひ)
08
守変わる 布告名もとぞ 気咎めか とき外もなく 媚ぶる我が身か
かみかわる ふこくなもとぞ きとがめ(か ときそともなく こぶるわがみか)
09
稭並みを 妻を衒うの 耽りおり 京の裏手を 待つ女郎花
しべなみを つまをてらうの ふけりお(り けふのうらてを まつをみなへし)
10
寝火の死の 早よ濡らかすや 逃げ込む子 げに安からぬ 夜半の忍び音
ねびのしの はよぬらかすや にけこむ(こ げにやすからぬ よはのしのびね)




