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四十六から五十
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張子なる 罪と無き名は 毎度かと 今は無き名と 見つる名残は
はりこなる つみとなきなは まいどか(と いまはなきなと みつるなごりは)
47
岸中で 粘土も世の吉 奏づれつ 長月の夜も なべて悲しき
きしなかで へなもよのきつ かなづれ(つ なかつきのよも なべてかなしき)
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根の凍むる この谷鳶の都 幸の園 千里の人や 残る虫の音
ねのしむる このやとびのと さちのそ(の ちさとのひとや のこるむしのね)
49
宮の世の 夕凪思ひ 小袖当て そこひも翁 冬の夜の闇
みやのよの ゆうなぎおもひ こそであ(て そこひもおきな ふゆのよのやみ)
50(400)
怪我のケア リア充居りて 上方か 身がてりを宇治 有明の影
けがのけあ りあじうをりて かみがたか みがてりをうじ ありあけのかげ)




