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四十一から四十五
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島等賭け 殿はロココの 瑠張る夜 春の心は 長閑けからまし
しまらかけ とのはろここの るはるよ(る はるのこころは のどけからまし)
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伝ふ湯の 妻に間に間の 見流すか 波の間に間に 松の湯二つ
つたふゆの つまにまにまの みながす(か なみのまにまに まつのゆふたつ)
43
真野の野路 黄泉も罪の卦 消ゆる昼 雪気の水も み吉野の山
まやののし よみもつみのけ きゆるひ(る ゆきげのみづも みよしののやま)
44
鳴かす気か 遠く行き捨て 強く裂く 寄って過行く 不如帰かな
なかすきと とほくゆきすて つよくさ(く よつてすぎゆく ほとときすかな)
45
毛描き鶴 対の岫の地 まやかしか 山地の菊の 出づる月影
けがきづる ついのくきのち まやかし(か やまちのきくの いづるつきかげ)




