これが私の『代表作』っ!
わざわざエッセイにするほどの話題でもないな……とは思うのですが。
ついに待望の新機能が実装されましたね。
なんの話かって?
ブックマーク設定変更機能?
違いますよ。
『代表作』ですよ『代表作』。
『代表作』を設定する機能が実装されたのですよ。
この機能を使うと、自身の作品から一つ選んで、マイページの『作品一覧』の最初に固定して表示できます。
Twitter の『固定ツイート』機能みたいなものです。
遅れて現れた神アプデです。
これで勝つる!
この機能。一体全体、なんの役に立つのか。
『マイページ』は分かりますよね。
ご覧のページの上の方に『作者:〈作者名〉』、下の方に『作者マイページ』というリンクがあります。
そこを開くと、このエッセイを書いた人、筆者のマイページが表示されるはずです。
マイページのトップ画面をちょっとスクロールすると、『作品一覧』が見えますね。
ここには、マイページの持ち主の作品が、投稿した日時の新しい順に並びます。
新しい順。
これはこれで問題ないような感じもします。
読者は、古い作品よりも、新しい作品の方が読みたいでしょうから。
しかしながら、作者からしてみると、特に作品数の多い作者様ですと、『完結済』の自信作が、作品一覧の下の方、誰からも顧みられることのない忘却の果て、流砂のかなたの蜃気楼のように、すっかりどこかへと消えてしまい、一覧の奥の奥、まるで古代遺跡の最深部のような場所で、幸せな眠りに就いたまま永遠に起き出してこない…………みたいな現象を目にして、切実な悲しみに包まれる、という事態が発生します。
そこで今回の『代表作』です。
これが設定された作品は、いきなり作品一覧の先頭にワープしてきます。
どの作品でも『代表作』に設定できますが、けち臭いことに、同時に一つしか設定できません。
二つは設定できません。
Twitter の『固定ツイート』機能みたいなものです。
筆者としては、例えば『シリーズ管理』の画面なんかを流用して、複数設定できるようにすればいいのに……なんて思ったりもします。
ただ、読者からすると、一つだけの方が、特別感があって分かりやすいかも知れません。
作品の新規投稿時はその途中で、投稿済みの作品はそれぞれの小説情報編集ページで『代表作』に設定できる、らしいです。
らしいです、と言うか、筆者も実際に投稿済みの作品を『代表作』に設定してみましたが、ちょっと分かりにくいですよねこれ。
連載だと各部分の一覧、短編だと本文が表示される『小説管理ページ』じゃないですよ。
そこではなく、その画面からだと『小説情報編集』のリンクから開く『小説情報編集ページ』の一番下に、『代表作』を設定するチェックボックスがあります。
分かりにくいですが、一度分かれば簡単です。
*
この機能。神アプデ。本当に意味があるのか。
誰がお前のマイページなんか見に来るのか。
作者の自己満足ではないのか。
なんか自分で自分の作品を『代表作』とか言っちゃうのも恥ずかしいし。
なぜ今になってこんな機能が追加されたのか。
正直、筆者には分かりません。
分かりませんが、この機能。他の小説投稿サイトには、同種の機能が既に実装されています。
例えば『ノベルアップ+』は先日(九月)。『カクヨム』は五月。
こうなると、『小説家になろう』だけ対応しない、というわけには行かないでしょう。
まあ、そういった経緯とかはどうでもいいです。
ユーザーの一人としては、面白い機能の追加を、素直に喜ぶだけです。
これが私の『代表作』っ!
作者の皆様。
この機能、積極的に使ってみてください。
一つだけです。
自信作の中から一つ。
あるいは、別に自信作じゃなくても、一番読んでもらいたい作品を一つ。
読者にアピールしてください。
わざわざ設定する意味は、あるかも知れないし、ないかも知れませんが。
これが私の『代表作』っ!
胸を張って、言い切ってください。
それがあなたの代表作なのですから。
ご参考までに、各サイトの公式ブログやお知らせなどへのリンクを、このページの下の方に貼っておきます。