#39 エルミネ・バード奇襲戦②
次はどんな倒し方をしようかな…そういえばカースと根騎士達はどんぐらい倒してるんだろう…根騎士は30体ぐらい、カースは0体!?そっか、上位種探してるんだった……村に残して戦力だけじゃ無理だから仕方ない!俺の仕事に戻ろう!
…もっと効率よくあいつらを殺すにはどうすればいい…あいつらは5回根槍を当てれば死ぬ。だから1匹の面積の中に根槍と同等の攻撃力の物が付いているやつを上から当てればいい…しかしそんな都合のいい武器ない。というわけで浮遊列車で上空に行き、そこで根騎士を一人ずつ乗せた浮遊列車を作り浮遊列車の底に根槍を大量に設置しておく。根操作は大量に作らない限りMP消費はない。なのでレベルアップであがったMPを全てここでつぎ込む。さっきハリセンボンレーザーやらなかったらもっとMPあったんだけどね…根槍付き浮遊列車は4台しか作れなかった。というわけで元々ある浮遊列車に俺が乗ってサラドコルクを撃ちまくる。
「行くぞ!根騎士ども!」
残り20体!にしてはなんか多いような…まいっか!ちなみに地上の根騎士は極細の根で操作している。自動でやってくれるのでそっちに意識を割かなくて済む。
「オラァッァァ!!!連射ぁぁ!!!」
《エルミネ・バードを20体討伐しました》
《経験値を600入手しました》
《レベルが15になりました》
《レベルが16になりました》
《レベルが17になりました》
《レベルが18になりました》
《全ステータスが20アップしました》
《スキルポイントを20入手しました》
俺だけで全部倒しちまった?いやなぜかまだまだ残ってるあと60ぐらい?なんで?
「カース!もう全部倒したはずなのにまだ来るぞ!」
「多分上位種が増やしてる!そいつを倒せば止まるはずだ!」
「じゃあ上位種はどこにいる!」
「多分こいつらが来た方角にいる!」
「じゃあそっち行くぞ!」
「ここにいる雑魚はどうする?」
あっ………なんとかして根騎士を自動化するか…
「ちょっと待ってろ!」
…とりあえずマンドラゴラ状態の俺に近い見た目の根騎士を作って…そいつに全ての根騎士の根を繋いで…こいつが壊されたら終わりだから硬度は最大にして…緑風残痛剣を持たせた護衛も配置して…こいつを生物化するか!創造者の生命創造で寄生虫的なの作ってこいつに寄生させる!蟻とカオスネズミを利用して見た目は蟻で寄生はカオスネズミの集まって混ざる習性を利用した。
ーーーーーーーーーー
フォテナナル・アントの対価
専属のMP5000
生命(虫系統)
ーーーーーーーーーー
これで…
ーーーーーーーーーー
新生物フォテナナル・アントを作成しました。
フォテナナル・アントの大まかな説明
無機物、意識がない有機物を乗っ取れる。
ーーーーーーーーーー
よし!ステータスは?
ーーーーーーーーーー
フォテナナル・アント
レベル 1
年齢 0
名前 〼
職業 奇術師
称号 新たなる生物
HP 1/1
MP 1/1
筋力 1
防御 1
俊敏 1
幸運 1
スキル
『寄生』
『賢脳』
『演算加速』
スキルポイント 3
ーーーーーーーーーー
寄生したら強くなんのか?とりあえず俺から根製のマンドラゴラを切り離しすぐに寄生させる。
「ギャアアアアアアア!!!」
声出さなくていいよ…専属契約と専属強化して…
「お前にベロクの名を与える!絶対に死なないよう気をつけてエルミネ・バードをできる限り殲滅しろ!」
「ギャアア!ギャア!」
これでよし!
「終わったみたいだな大将!こっちも場所突き止めた!」
「よし!乗せてくれ!」
…というかエルミネ・バード数多くね?村1つ潰すだけなら他の魔物もいるし過剰すぎる気がする…俺たちが居なかったらもうすでに村潰れてるぞ…恐らくこいつらは全員グニルムとかいう道化の配下…ってことはグニルムって道化が何か企んでる?
『我が主少々お時間頂いて構わないでしょうか』
『いいぞベリアル』
『クラジアから入った情報なのですが村の地下に…………………………』
へえ…そういうことか…
「カース!飛ばしてくれ!」
「了解!」
ちょっと村の戦力が心配だな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー村ではーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「敵が来ないから暇でチュウね」
「ゴブゥ!」
「シャシャー!」
「こらそこ無駄話するな!」
はあ…防衛に配置されたというのに気楽な奴らだ…
「ソドファラク様!ドレイクが数体こちらに向かってきてるでチュウ!」
「奇襲に特化したスネーク部隊Sー4で対応させろ」
「了解したでチュウ!」
部隊編成もすごく疲れた…
「ソドファラク様!ウォルタ・アントが大量に攻めてきたでチュウ!」
「こちらはエルミネ・バードが4体でチュウ!」
「エルミネ・バードには魔法範囲が広いキャット部隊Cー9を!ウォルタ・アントには全てのラット部隊で対抗しろ!」
数が多いな…何かあったのか?
「たたた大変でチュウ!」
「どうした?」
「ウォルタ・アントの上位種!ヴォルギア・アントとイグネルド・アントそれからウィスペルと名乗るアラペスト・アントが来たでチュウ!」
「私とドラゴンで対応する!指揮は後方支援混成部隊Kー1が行え!」
「了解したでチュウ!」
一体何が…人間が失敗したのか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「着いたぜ大将!」
「敵襲デス女王様!」
「我々ガ食イ止メマス!」
上位種は鳥人間だった
ーーーーーーーーーー
エルミネ・ソルジャー
レベル 2
年齢 28
名前 〼
職業 戦士
称号 女王の守護戦士
HP 670/670
MP 300/300
筋力 800
防御 140
俊敏 3040
幸運 48
スキル
『飛行』
『爪術』
『帰巣本能』
『高速連撃』
『緑魔法』
『回転蹴り』
スキルポイント 40
ーーーーーーーーーー
…弱い…竜の方がよっぽど強い…
「カース!こいつ雑魚すぎる!ブレスだけで死ぬかも!」
「ありえねえと思うけど…赤炎ブレス!」
絶対これで死ぬ!
「グアアアアア!!」
「何!?我等ノ同胞ヲ一撃デ倒シタダト!?」
「ビナラハ様ヲ呼ブ!ソレマデ耐エテクレ!」
雑魚www!
「おらぁ!クソ鳥ども!死にたくなけりゃ俺に従え!」
「断ル!皆!女王様ヲ守レ!」
「「「ウオオオ!!」」」
めんどくせえなぁ!
「カース!ブレスで焼き尽くせ!」
「おう!」
「「「「グアアアアア!!」」」」
はい終了
「んで増え続ける原因は女王とやらか?」
「だろうな」
どこにいるかな?
『愚かな侵入者よ!我に従い消え去れ!』
お!ちょっとかっこいい鳥人間発見!
ーーーーーーーーーー
エルミネ・ガングラス
レベル 4
年齢 23
名前 ビナラハ
職業 拳闘士
称号 障壁の拳闘士
HP 1/1
MP 2000/2000
筋力 4000
防御 1
俊敏 30000
幸運 200
スキル
『障壁者』
『飛行』
『爪術』
『帰巣本能』
『高速連撃』
『回転蹴り』
『強打』
『念話』
『黒魔法』
スキルポイント 10
ーーーーーーーーーー
……ボス的なやつでこれかよ……偏りすぎ……
「カースこいつもブレスでいけるぞ」
「了解!」
『ッフ我の前では全ての攻撃は無効化される!』
ブレスをよく分からんバリアで防いだ…まあいいや
「サラドコルク!」
『無駄だ我の障壁がある限り貴様らの攻撃は届かぬ!』
うーん?どうやって倒そうかな?
「質量攻撃!大量の根!」
はいバリアで届かない…
『ではこちらから行かせてもらうぞ!黒拳斬!』
やばい!避けろカース!……カースに攻撃が通じてない?いやどこまで雑魚なん?
『ぼ、ぼ、防御りょきゅだけは高いようだなぁ!だか貴様はそきょまでつ、つ、強くな、な、ないだろう…喰らえぇ!黒装拳!』
動揺しまくりやん…あ…右腕潰された…まあ再生できるしいっか
『な、な、何!?貴様らどうなっている!』
「死にたくなけりゃ従えクソ鳥!てめえの攻撃は効かないんだよ!」
『は、はいぃぃ!』
これでよし
「カース!女王とやらを殺せ!」
「了解!」
こっちもOK
「んでてめえグニルムと言う道化から渡された『あれ』を寄越せ!!」
『は、はい!』
…ベリアルからの念話がなきゃ気づけなかったな…
次回から2作品同時投稿になるかもしれません。次は恐らく超能力者Yの日常と毒草転生になります。