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第1話 プロローグ

調子に乗って第2作目を連載します!

前作と似たり寄ったりです。

素人の趣味で書いておりますので温かい目で見てください。

皆様の評価と感想をお待ちしております。

『・・・止めてお願い。あなたに私の力を託します・・お願い・・・』



風にそよぐ草が頬を撫でる。

『・・・んんっ・・此処はどこだ?』

少年は身体を起こすと目の前には見渡す限りの草原が広がり気持ちの良い風が吹いていた。

少年は立ち上がり身体を確認するが特に異常は無い。

『本当に此処はどこなんだ?僕は確か・・・』


少年が何かを思い出そうとした時、不意に声を掛けられる。


『橘 涼太君だね?』


少年は心臓が飛び出しそうなほど驚いて振り返る。


『わっ!とっ!!は、はいぃぃぃ?!』

だ、誰だ?知らないぞ・・・一体僕はどうなるんだろう・・・。


そこには歳は30代ぐらいの清潔感溢れる男が立っていた。


『橘 涼太君。申し訳なかった。君は私の手違いで死んでしまったんだ。

君が死ぬ運命の人間を助けてしまったんだ。私がもっと配慮すればよかった。本当に申し訳ない。』


男は少年に深々と頭を下げる。


『えっ?!し、死んだ?!・・・あぁーーっ!!!!そうだ・・・歩道に突っ込んで来た車に撥ねられて・・・そうだ!!女の子は?!あの女の子は無事なんですか?!』


『あぁ、君のお陰で死の運命を乗り越えて無事だ。人間としての寿命を全うするだろう。』


『そうですか!良かった!』

少年はガッツポーズをして喜んでいる。

その姿を見て男がふっと笑う。


『面白い男だな。自分は死んだのに他人の心配をするとはな。』


『だって目の前で何も出来ずに人が死ぬのを見る方がよっぽど辛いですよ!僕は僕が出来る事をして人が助かったんです!こんなに嬉しい事はないですよ!!』

少年は目を輝かせる。


ふふ・・何という少年だ。なんと眩しい輝きを放つ少年なんだ・・。

普段なら少し特典を付けて転生させて終わるが・・・面白い・・・。


『橘 涼太君。君を違う世界に転生出来るのだが興味はあるかい?

もし興味が無ければこのまま無に帰るだけだ。』


おお!異世界転生ってやつか!こんな機会滅多に無いもんね!

普通なら色々と特典なんかが付くんだよね。

ははっ面白そうだ!


少年がニヤニヤしながら考えていると男性もフフッと笑う。


『どうやら興味があるようだね。もちろん手助けはするつもりだよ。

それと、これまでの君の記憶は消えるし私と会った記憶も消える。

これから君が行く世界は剣と魔法の世界だ。レベルとステータスでどんどん強くなれる世界だ。

橘 涼太君。どうだい?転生するかい?』


少年は拳を握る

『はい!!!お願いします!!』


男は少年の返事に満足したように頷く。

『分かった!許可しよう!早速はじめるよ。

あと自分のステータスを見れるようにしておくから見れるようになったら確認してくれ。』


すると橘 涼太は光に包まれ光の玉になり空の彼方に消えて行った。


『素晴らしい魂の持ち主だったな・・・人間にしておくのは勿体無いな。』


男が橘 涼太のステータスを見ると眉を顰めて頭を掻く。


『あっ、しまった・・・転生先の基本設定を勘違いしていた・・・今まで神国に行ってたからな・・・転生先の設定はと・・・うわっ!!低っ!!!へ、平均レベル358?!


はは・・・やってしまった・・・・。

・・・ん?こ、これは・・・ふふ、そうか。君は既に・・・

ま、まあ彼なら大丈夫だろう・・・そうだ擬装でしばらくステータスを隠して・・・力の調節が出来るまで枷を付けておこう。


しかしこの判断が転生先で試練となる事を知る由もなかった。


神国の設定でステータスを10倍にした神様。

しかし転生先で換算するとなんと100倍のステータスになっていた。そして更に・・・

これから彼の冒険が始まる。一体何が待ち受けているのか?どんな人生を歩むのか?物語の始まりである。

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