たけのこボンバー
私は茹田玉子。小学12年生!
何してるのって?今学校に向かってる途中なの。見りゃ分かる事をいちいち聞くな!え?好きな物?バナナとウインナーと、あとイチゴ牛乳!
(玉子)ガラガラガラおっはよ~
あれ?どうしたの影子ちゃん。
(影子)あっ、玉子…今日たけのこが休みなんだ…
(玉子)えっ…たけのこが休み?12年間ずっと休んだ事なかったのに…どうしちゃったんだろう…私に連絡くれないしなんでだろ…
(玉子)よし!今からたけのこの里にお見舞いに行こうよっ!
(影子)うん…私もたけのこの事が心配だから。
ピンポ~ン
(玉子)たけのこー!大丈夫~っ?お見舞いに来たよ~
(たけのこの母)あら、たけのこのお見舞いに来てくれたの。うれしいわ~さ、中へどうぞ。
(玉子、影子)ありがとうございます!
(玉子)たけのこ~、お見舞いに来たよ!おーい!あれ?おーい、おーーーいっ!もう、無視しないでよー中入るからね!ガチャ…
もう、たけのこ…あれっ?…いっ、居ない!?どうしよう…たけのこが…居ない…
(影子)落ち着いて、まずはたけのこ母に話を聞いてみよう。
(たけのこの母)あら、もう帰るの?
(玉子)すみません、たけのこはどこに行っちゃったんですか?
(たけのこの母)え?たけのこなら部屋にいるでしょ。あなたも具合悪いんじゃない?うちで休む?
(玉子)すみません…変な事言っちゃいました…今日は家に帰ってゆっくり休みます。
(たけのこの母)元気になったらまたいらっしゃいね。
ガチャ…
たけのこはどこに行ってしまったのだろう。どこで何をしているのだろう。そんな事が頭の中をぐるぐるぐるぐる回っている。
(玉子)影子…私帰るね。
(影子)あっ、玉子!待って……いや、きっとこれは夢だ…すっげーリアルな悪夢だ…ま、寝たら目ぇ覚めるでしょ。
ガチャンただいま…
はぁ、今日はいい天気だなぁ…ん?何か大事な事を忘れてるような…うん!思い出せないからとりあえずおやすみマン!
(次の日)
(玉子)あれ、私…夢?だったらたけのこは元気なのかな…?ん…?アッ!毛根な時間!急いで準備しなきゃ!
朝ごはんを食べて、歯を磨いて…何も変わらない、いつもと同じ光景だ。あれは本当に夢だったのだろうか。
(玉子)遅刻遅刻~!
バナナをくわえて走る玉子。時速28キロで曲がり角のある道を通ろうとしたその時!
どっかーん!
玉子は誰かにぶつかってしまった!
(玉子)いたた…ご、ごめんなさいっ!大丈夫ですか!?顔を上げた玉子の目に飛び込んだのは………なんと!たけのこの死体だった!
(玉子)きゃああああああ!
その後玉子の姿を見た者はいない…
(たけのこ)はっ!?ゆ、夢か…すっげーリアルな悪夢だったな…ま、寝たら忘れるでしょ、じゃあ、おやすみマン!
(玉子)はっ!ゆ…夢か…すごいリアルな夢だったな…ん…?まだ夜中の3時じゃん。じゃあ、おやすみマン!
(田中)はっ!?ゆ…夢か…ん…?アッ!毛根な時間!
ーーいってきまーす!…あれっ?ドアが…開かない…!
ガチャン!ガチャン!
(田中)ど、どういう事?
ガチャン!ウシロ!
(田中)後ろ?
後ろを振り向いた、その時。
ガチャッ!
(影子)ドッキリ大成功~!田中、誕生日おめでとう!
しかし、田中は喜ぶ所か、幽霊でも見たような顔をしていた。
(影子)どうしたの?
(田中)う、後ろ…。
(影子)えっ?
その後、ドッカーン!という音と共に、田中の家は爆発した。とても変な事件だった。今でも調査を行っているが、犯人はまだ分かっていない。