エイプリルフール(ロイ編)
「ユーリ、新作のお菓子だが…食べるか?」
「え!?嬉しいですわ!いただきます!」
可愛らしく隣に座る彼女の口にそのクッキーを運べば「自分で食べられます」と顔を赤くする。
「まぁそう言うな。ほら、口を開けろ」
微笑んで言えば諦めたように口を開くのでクッキーを入れれば、咀嚼した瞬間に口を抑える。
「カッッラィ」
頬を赤くするユーリに「エイプリルフール用のお菓子だそうだ」と笑ってお茶を渡せば必死で飲む彼女が可愛い。
「ビックリしましたわ、ふふふっ!騙されました」
怒ること無く笑う彼女の度量の広さに微笑めば、食べさせたせいなのか口の横に小さなクッキーが付いているのが目に入る。
「ユーリ、クッキーが…」
「ん、もう騙されませんよ!」
笑って言う君に近ずきその唇の端のそれを舐め取れば、食べた時以上の赤い顔に思わず頬が緩んだ…瞬間、
「……グッッ!!なんだ!!?本当に……辛過ぎるな!!?」
「あ、本当に付いてたんですね」
驚くユーリの顔が視界から歪む。
「ロイさん昔から辛いの苦手ですわよね〜涙目ですよ?えっと飲みかけで申し訳ないですがコレ……」
とお茶を渡され飲むが、辛味は遠慮なく口に残る。
「あれですわ、飲み物飲んでも辛味は口に残りますわよね。ミルクとかの方がいいらしいけど、ないのよねぇ……」
これの何倍もの量を口にしたはずの彼女はシレッとしていて「辛かったけど、元々結構辛党なので」と笑っている。
「ロイさんてば、散々なエイプリルフールですわね。ふふっわたくし何もしてないのに、エイプリルフールのリベンジ完了ですわ!」
目を細めて楽しそうに笑われて、来年は別の手段にしようなんて考えた。
エイプリルフールロイ編でした。
王道の美形の金髪碧眼、ユリエルにめちゃくちゃ甘いのに、どこか残念なメインヒーローの王子様。
原作の乙女ゲー厶とは違っちゃってるのでしょう。
残念度が高い。
負けるな王子!頑張れ王子!とりあえず3位ランクインおめでとう!!
エイプリルフール◯◯編更新は17時!お楽しみに!!




