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1日目
どうぞお付き合いください
運命なんてものは間違っていると俺は思う
辺境の村で産まれ、ある程度自由に暮らして来た俺が勇者様であるなどと頭ごなしに言われても「ハイそうですか」とすんなり納得できる訳がない。そこらへん少々押し付けがましい。
そもそもただの村人である俺にそんな資格はあるのかと思ったが何やら「右腕の前腕に北斗七星形のホクロがあるものが勇者である」とのこと。アホか。そんなもん俺以外にも探せばいくらでもいるだろう。
今すぐにでも右腕の皮を剥ぎたくなったがもう後の祭りだろう。仕方がないのでこの国の王に会いに行こうと思う。
しかしここから勇者さまを活躍させられるんだろうか。