神様からのプレゼント
この地球という神様が創った最幸〰の天国は宇宙の繁栄にも携わっている!
地球に住む人の人生が出す波動と宇宙が広がる波動は同調して、人々の意識がハッピーであれば宇宙の広がりもハッピーに広がり暗く重苦しい意識であれば広がりは停滞してしまう!
だが人の意識(思い)は上がったり下がったりで意識はプラス一辺倒にはならない!
唯一宇宙(人生)を良い広がりにしたいのであれば言霊の力を借りてネガティブな意識をポジティブな言葉で上書き修正してしまう!
その言霊の波動は宇宙(人生)に広がり宇宙(人生)は繁栄を続けていく!
男は脊髄の手術後10年近く何が起きても宇宙にポジティブな言葉を投げ掛けてきた!
それはほとんど理解されることもなく、ただ淡々とやり続けてきた!
ポジティブな言葉が良いことは皆わかっている!
しかし、宇宙の真理や輪廻転生のところまでいくと退かれてしまう!
宇宙の真理や輪廻転生のこと、この地球に生まれてきた理由を分かってもらうためには男が人を変えることなく常に上気元な姿を貫くだけである!
自分に気元を取り人の気元を取らない!
その楽しそうで幸せそうな波動がこの地球をこの宇宙(人生)を繁栄していくことになる!
かつての名門高!亮のいるチームは県選手権へ駒を進めていた!
このチームは強かった!
県選手権も一回戦二回戦も危なげなく勝ち上がり今までのチームが必死に勝ち上がっていたベスト4に堅実に名乗りを上げていた!
ベスト4まで行った時に亮には契約の続行がないらしいことを伝えた!
亮は分かっていたようだった!
と言うより1ヶ月もトレーニングに来ない日は今までなかった!
他の選手も薄々気づいていた!
亮には今は携帯電話があるから動画でも何でもアドバイスは出来るから何かあったら連絡するようにと!男からも連絡することを約束した!
時代は便利になった!
これで最後まで面倒を見ると言った約束破りにはならなくてすんだ!
その後、キャプテンのところにも顔を出していつものように、あなたなら何があっても「大丈夫!」と言った!
そして亮にも言ったことを伝えた!
伝えた!と言うより頼んだ!
「俺に優勝をプレゼントしてくれ!」
今までそんなことを言ったことはなかった!
選手たちにプレッシャーを与えるようなことを言ったことはなかった!
だがキャプテンも亮も笑顔で「はい!」と答えてくれた!
そして準決勝!中盤まで0-0だったが約束してくれたキャプテンが二点をもぎ取ってくれた!
そして最終回も追加点を入れ相手攻撃の猛追を安定した試合運びで抑え圧勝した!
ほんとに強くなった!
一年間しっかりトレーニングをやればどんな環境、人でも結果が出ると男の中では認識ができた!
始まりがあれば終わりがある!
いつか終わるときが来る!
しかし、終わると始まることもある!
男は格闘技の塾をやっている!
プロ選手などはいないし、10年ほど試合に出る選手も出なかった!
男はいつも塾出身の拓也のジムにトレーニング指導や格闘技の指導に行っていた!
しかし、一年前くらいから男の塾からも試合に出たいという変わり者が出始めていた!
だが、だいたいイベント感覚で格闘技の試合に一回出たら燃え尽きて終了というのがパターンであった!
男はいつも子供で試合に出たい選手がいないか探していた!
数人候補はいたがスパーリングが始まると心が折れて来なくなることが続いた!
そんな時、諦めなければ願えば叶う!
ある親子が入会してきた!
その子供は試合に出たいと言った!
親も出したいと言った!
初めてスパーリングをさせたとき鼻血を出しながら泣きながら攻めていた!
同じ時期に入った女の子も試合に出たいと言っていた!
色白で素晴らしくベッピンさんな顔立ちをしていた!
以前、空手をやっていたという彼女は素早い動きで誰かを彷彿させた!
それでも続けばいいか!と退いた目で見ていた!
そんな格闘技の塾でも少しの動きが出始めた!
そして亮のチームに決勝戦の日がやって来た!
シードの権利が得られるくらいの大会だったが出てくるチームは地区予選を勝ち抜いてきた強豪である!
決勝の相手は毎年この時期では無類の強さを誇るチームだった!
試合はいつものように中盤まで0-0で進んでいった!
そして試合が動いた!
こちらのミスからピンチが広がり点が入ってもおかしくないピンチがやって来た!
今までのチームなら点を入れられていたかもしれない!
このチームが今までと違うところは普通に生活しているところ!
今までは、ホントにいつも何らかの問題が起きていた!
選手たちが普通に生活できなかった!
いろんなストレスの連鎖で問題が止まらなかった!
しかし去年の数十年ぶりの一回戦敗退を期に問題が起きなくなっていた!
選手たちは毎年起きる問題を見ながら少しずつ、このままではダメだと学んでいった!
そして普通に学校生活!私生活を送れば問題は起きずに試合もミスが減ることを学んだ!
男は学生の頃、先生たちが日頃の態度をちゃんとしろ!と言っていた意味がようやく理解できた!
我慢と忍耐の守備でそのピンチを無得点で抑えた!
ピンチの後にチャンスあり!
今度は相手のミスからチャンスが広がった!
そして信頼できるキャプテンがタイムリーを打ち絵にかいたような点の入り方をした!
その後もこのチームは淡々と試合を進めた!
まるで別のチームを見てるような錯覚に落ちるほど安定した試合運びで最終回!最後のバッターになっていた!
8年間の長いトンネルを抜けるときは、呆気ないものであった!
最後のバッターもフライで簡単に打ち取り、かつての名門校は復活の優勝を遂げた!
歓喜に満ちた!応援団や選手、関係者たちとは裏腹に男は安堵感で心は静かであった!
男は静かに選手たちが出てくるのを待っていた!
整備が終わり一人ずつ出てきた選手に「良く顔晴った!」と労いの言葉をかけた!
そして亮とキャプテンが最後に出てきた!
男は二人に握手を求めた!
握手をして二人に言った!
「優勝をホントにプレゼントしてくれてありがとう!さすがあなたたちは素晴らしかったです!」
亮もキャプテンも笑顔で礼をして後片付けに戻った!
その後に出てきた指導者たちにも「おめでとうございます!ホントに良かったですね!」と心から出た気持ちだけを伝えた!
監督にまた、時期を見て挨拶に伺うことを伝えその場を後にした!
男の胸中は未練より満足感の方が大きかった!
ホントに8年間良く顔晴れた!と自分を褒め称えた!
数日後、格闘技の塾の日、鼻血を出しても果敢に戦っていた子供は以前よりやる気が増して練習していた!
その子供の名は虎之助!
男は虎之助をちょっと見直して「顔晴れてるな!」と声をかけた!
その日はもう一人試合に出たいと言っていた女の子がスパーリングをすることになっていた!
女の子の名はナナ!
その子の動きを見たときフラッシュバックしてしまった!
今は全国トップランカーを走り続けている!拓也!
そうナナは拓也の妹であった!
男は拓也がナナと同じ年代の頃を思い出していた!
いつもその頃、塾長だったラオウに体を折られ、男には言葉で心を折られ強くしてやれなかったことを思い出した!
今ここに拓也によく似たダイヤモンドが光って立っていた!
ナナは言った!
「兄ちゃんみたいにチャンピオンになって兄ちゃんと一緒にチャンピオンベルト巻く!」
神様は人生を楽しむことをやめない限り更なる楽しみとなるプレゼントを用意してくれる!
やる気満々の虎之助と根拠のない自信に溢れたナナを見てまた、新たな始まりが来た!
この子達の人生に乗っかって楽しんで前に進んでみようかと思う男であった!
つづく!




