天才たちの時代
人は、この世に生まれでた時は何らかの天才である!
そして生まれた場所の環境や習慣、家族、仲間!
その関わる様々な影響で天才というダイヤの原石は光輝く者もあれば光くすぶる者もいる!
光れないまま終わる者もいる!
この世に生まれでた天才たちは様々な役割を課して人生を全うしていく!
光輝く役割、光くすぶる役割、光を放たない役割、光輝く者を助ける役割!
天才たちは自分の役割を眈々と進んでいく!
その天才たちの夏がやって来た!
毎年!涙で終わる夏!
もうその涙も見飽きた夏!
毎年!親や指導者に泣きながら「全国に連れて行けなくてゴメン!期待に応えられなくてすみませんでした!」って言うのを見るのも、もう慣れた!
いつも、そんなに泣くならもう少しちゃんとやれば良かったやろう!と思ってしまう!
どうにか同じパターンを変えたい!
物事を変える原理原則は不変である!
自分以外は変わらない!
変えられるのは自分だけである!
かつての名門チームにいつもの夏がやって来た!
春先の大会は2回戦敗退!
ゴールデンウィーク明けの大会はベスト4!
着々と力は着けてきた!
そして全国をかけた最後の大会!
チームの状態は良いように見えた!
ただ今までみたいに最後の1ヶ月!
高校ならではの追い込みで疲労困憊になることはなかった!
元プロの指導者に変わってからは練習時間も短くなっていた!
これが良いとか悪いとかは関係なく回りはいろいろ言っていたが今の状況でベストを出すだけである!
なんと言っても去年は30数年ぶりの一回戦負けという快挙を成し遂げている!
この一年間トレーニングの曜日が替わり選手たちもトレーニングから逃げられない環境になって今年は男にとっても真価が問われる年であった!
男は毎年、大会1ヶ月前になると選手たちに言っていることがあった!
それはトレーニングをやってくれた選手たちに対して感謝の気持ちと全国に行ける!と信じていることを伝えていた!
だが毎年行けなかった!
毎年!負けて泣く姿ばかり見てきた!
他の部活はいろんな壁や山を乗り越えて全国に行けた!
このチームが全国に近づけるには男に何が出来るのか!
他の部活との接し方の違いは何か!
大会1ヶ月前のトレーニングの日に毎年恒例の挨拶をした!
「毎年この時期にみんなに言っていることがある!
俺のトレーニングをやってくれてありがとう!
トレーニングの曜日が替わったこともあるけど、これだけやってくれたのはこの年代が始めてですよ!だからホントに心から感謝してる!
そして全国に行けると信じてる!」
その時チームのエースが男に言った!
「それ去年も言ってましたよ!」
男は言おうか言いまいか迷ってたことを、このエースのお陰さまで言う嵌めになった!
「そう!去年も言った!
ちゅうか、このチームに来て10年近く言って来た!
そして、毎年同じ結果を見てきた!
だからパターンを変える!
俺は毎年、全国に行ける!
あなたたちを信じてる!って言ってる!
でも心の中では違うことを思ってた!
それは毎年問題を起こすわ!
トレーニングにも出てこないわ!
トレーニングを真面目に出来ない、あなたたちを見て勝てるイメージが出てこなかったんよね!
俺的には心がマイナスで言葉はプラスのことを言っているから俺の心は強くなるよ!
でも毎年同じ結果!
同じ光景を見せられて俺もパターンを変えるわ!
俺の心の中を今から言う!いつまでたっても俺のトレーニングで集中力が無くなるあなたたちを見ていると毎年のように土壇場の集中力がなくなって負けていく光景を思い浮かぶわ!
こうやって俺が話しているときでも喋ってる奴等がいる!
そんなチームが勝てる気がしない!」
一回深呼吸して
「ただ!今、心の中のことを話したから、もう心は違うことを思っている!
それは言わないけど俺の中で今までのパターンが変わった!」
男は笑顔で言った!
「ちゅうことで笑い体操から始めるか!」
ホッホッハッハッハ!
ホッホッハッハッハ!
イェーイ!
いいぞ!いいぞ!イェーイ!
ワッハッハッハハ!
今年も暑い!熱い!夏の戦いが始まる!
キャプテンが言ってくれた!
「笑顔で戦い続けますよ!」
一つのパターンを変えたことで今回は全てのパターンを変えていこう!
男は家庭的に問題のある選手に聞いたことがある!
「今までで最大のピンチってある!」
選手
「ないですね!」
何年か前に長女の離婚問題で話し合いに言ったときも
長女に
「ピンチの時はそれと同等のチャンスが眠っているからな!」と伝えたときも
「私、まだピンチ味わったことないんよね!」
男はびっくりしながら
「◯◯ちゃん今日ピンチやないの!!」と言ったことがある!
その選手に聞いた!
「あなたたちのピンチの乗り越えかたって何?」
「う〰ん!ピンチって思わないまま乗り越えるんやないんですか!」
これが今の若者の感性!
天才の集団!
わざわざ落とす必要もなくただひたすら信じてやれば良いのかも知れない!
今年の夏はこのチームに対して天才の集団として付き合ってみよう!
言うことを聞いてくれず散々敗けを見てきたチームだが、そう考えて見ると頼もしく思える選手たちに、いつもより笑顔で接している男であった!
つづく!




