ハイブリットに生きる!
笑う門には福来る!
笑うと脳にベータエンドルフィン!セロトニン!オキシトシン!ドーパミンという幸せホルモンが活性化され鬱やネガティブ思考が改善される!
身体の中で最強の細胞!ガン細胞でさえ笑うとNK細胞が活性化されガン細胞を消滅してしまう!
脳は可笑しくて笑っているハッハッハッと発声練習で出しているハッハッハッの区別はつかない!
笑うと心や体に良いと男には、わかっていても人には伝わりにくい!
だが笑い体操というアイテムが備わったお陰様でいとも簡単に笑いを浸透させることが出来た!
神様は必要なものは必ず与えてくれる!
この半年くらいの間に男は垂直上昇で意識が変わっていた!
人間関係!
経済観念!
仕事も量から質へと変化していっていた!
笑い体操!
閃きの実践!
10000回の言霊!
男は普通じゃない成功法則を突き進んでいた!
そんな中、格闘家!拓也のタイトルマッチが1ヶ月を切っていた!
成功法則も精神論も一筋縄では行かない格闘技!
この2年間で拓也は日本チャンピオンにもなり他団体のランキングでも1位を総なめにするほど実力を上げていた!
だがタイトルマッチでは、あと一歩及ばず激戦続きの身体はボロボロになっていた!
それでもタイトルマッチが決まり戦闘モードに入った拓也の動きは今までの経験を活かして更に良くなっていた!
前回のタイトルマッチでの敗因の一つは追い込んでくれるトレーナーがいないこと!
他団体のチャンピオンやランカーは専属のトレーナーにガンガンしごかれ強さに磨きをかけてくる!
拓也にはそこまでやってくれるトレーナーはいなかった!
人の人生とは必要な時に必要な情報や人や物が引き寄せられる!
拓也の試合を見ていた他ジムのトレーナーが拓也のジムに遊びに来てくれた!
雑談をしているうちに拓也の練習を見たいということになった!
そして、拓也のミット蹴りを見て、ちょっとずつアドバイスが始まり、途中からは自らミットを持ち拓也がヘトヘトになるくらい追い込んでくれた!
帰る頃には次のタイトルマッチまでのトレーナー契約を交わしていた!
男は、前回からの課題が一つクリアされたことを喜んだ!
そのトレーナーの名はクロさん!と呼ばれていた!
その後の拓也から送られてくる練習風景の動画もしっかり追い込まれており、直前のコンディショニングも拓也の身体はしっかり仕上がっていた!
今度のタイトルマッチの相手は前回バッティングで負傷判定でチャンピオンを持っていかれた相手とのリベンジマッチ!
正直やりにくい相手である!
スポーツの対戦相手は良くも悪くも相性というものがある!
そんなに強くなさそうでも相性が悪いとコロッとやられたりする!
相性が良いとスゴく強そうでもしっかり戦えて勝ったりする!
この相性の悪い相手をどう攻略するか!
クロさんは拓也の練習を良く見てくれた!
対策もしっかり立てていた!
男はほぼコンディショニングをやるだけで良かった!
ある日、男にもチャンスはやって来た!
毎日、「お金持ち」という言霊を良い続けて20000回目くらいになったとき、あるイベントで笑い体操をやってくれと以来が来た!
しかし、その内容はお金をこちらから出して宣伝しないかというものだった!
そのイベントはラジオ局が主催で宣伝もラジオでやるしスゴい宣伝になるということだった!
以前までの男なら、ちょっと考えてみます!と答えて回りの意見を聞いて対応していただろう!
しかし「お金持ち」20000回も言っている男が発した言葉はプロとしての発言だった!
「今ボランティアで笑い体操をやっていることもないので出演料が発生しないのであれば他の方面にあたって見てください!
私も笑い体操のプロなんで出演料が出てやらせてもらえれば最幸〰のパフォーマンスを出します!」
言われた担当者はちょっと困惑した感じでどうしたら良いかわからない表情をしていた!
男はイベントの全体的な内容も聞いてみた!
その担当者は初めてイベントを任せられて分からないことがいろいろあるので意見を聞きたいと言ってきた!
男は出来る限りのアドバイスを話して終始笑いもあり良い方向でイベントの打ち合わせは終わった!
担当者が帰る間際、男は担当者に言った!
「帰って主催者側に出演料のことはそのまま伝えてください!あまり無理しないようにしてくださいね!」
担当者の方は来たときより良い表情になって帰っていった!
それから数日後、その担当者から連絡があった!
「出演お願いします!出演料も提示した金額でよろしければお願いします!」
男は小さくガッツポーズをしてお礼の言葉を言った!
そして少しプレッシャーを感じていた!
プロとしてお金を頂くことと、その日は奇しくも拓也のタイトルマッチの日と同じであった!
午前中、イベントホールで笑い体操をやってからタイトルマッチの会場に二時間かけて移動して拓也に最幸〰のパフォーマンスを出させる!
いろんなことを考えながらイベント、タイトルマッチの三日前になった!
募集経過を聞いてみた!
担当者は申し訳なさそうにメールを送ってきた!
まだ募集定員の3分の一も集まっていなかった!
男は了解しました〰!と返信して知り合いに片っ端からイベントの参加を送信した!
三日前だったので尽く断られたがそれでも3分の二くらいにはなった!
そして当日、イベント会場に着くと担当者から募集を手伝ったことのお礼を言われて男は寸前まで主催者側にお任せにしててすみません!とお互いに労を労った!
イベントはサクラとして痴呆の進んだ母親も連れていき親子漫才のようなトークも入れながら笑い体操は大成功で終わった!
終わって主催者側からも満足の行く言葉をもらい担当者とはハイタッチをしてイベント会場を後にした!
行く道中で、また一ついろんなものがレベルアップしたと実感をしながらタイトルマッチ会場に着いた!
格闘技の試合会場は笑い体操のイベント会場とは違い華やかさ、殺伐とした空気、熱気とが入り交じって異様な雰囲気を出していた!
会場について早速、拓也のバンテージを巻いた!
この儀式のときが一番気が張る!
この日は拓也のジムの選手もアマチュア部門で出場していた!
戦績は1引き分け4敗!
少し重い雰囲気かと思いきや、さすが前向きに取り組む拓也を見てか選手たちは負けても次に勝つ方法をイメージしながら明るい表情でその場を楽しんでいた!
そしてリベンジのタイトルマッチ!
相手は今時のユトリ教育を受けてきた無表情な喜怒哀楽の見えない20代のチャンピオン!
男は白か黒か!勝ちか負けか!闘争と戦争の昭和の人間!
拓也はちょうど狭間の30代!
そんないろんな年代の思考が入り交じったタイトルマッチが始まった!
1ラウンド、拓也は課題だった自分の間合いで戦うということを遂行していた!
時折、相手が出す大振りの肘に戸惑うところを見せたが五分五分で1ラウンドは終了した!
2ラウンド、出だしに拓也のパンチがヒットした!
ぐらついたチャンピオンは大振りの肘を連発で入れてきた!
拓也はこの大振りの肘打ちに対抗して打ち合った!
その中の何発かが拓也の額を割っていた!
ドクターストップが入り数十秒、男は拓也の方を見ることはなかった!
ただ天を見上げて何も考えられない!何も考えようとしない自分がいた!
レフリーの手が交差した!
レフリーストップ!
2ラウンド肘による額カットのため拓也のTKO負け!
この2年間ランキング戦は勝利し一位は総なめをしたがタイトルマッチは一度は獲ったが5回挑戦して全てやられた!
額のカットは癖になると直ぐに開く!
拓也はまた地雷を体に埋め込んだ!
男は言いたくないことを拓也に言う決心をしていた!
このタイトルマッチで拓也は100枚近いチケットを売り上げていた!
名実ともに興行の看板選手である!
拓也は100枚の応援団に涙ながらに御礼を言って回った!
だが必ず涙ながらに笑顔で応えていた!
男は言うことがまとまらないまま一人になった拓也のもとに歩み寄った!
そして拓也に伝えた!
「うまく言えるかわからんけど、俺は病気で格闘技を引退したよな!あの時、病気にならなかったらと何度も思ったけど今はあのまま続けていたら違うケガで終わっていたと思う!
こうしてタイトルマッチ毎にケガが増えて爆弾を抱えてやっていたら俺みたいに強制的に終わりなさい!ということが起きるかもしれん‼
とにかく、このタイトルマッチが来る前は年内休もうっと言ってたから年内体を休めよう!」
拓也は試合後で悔しさもあってか帰って来る言葉は少なかった!
拓也はそのまま病院に向かい、その日はそのまま別れた!
帰りの道中、いろんな事が頭の中でぐるぐるまわった!
気をまぎらわすために「お金持ち」を延々言い続けた!
いつもトラブルが起きたとき負けたとき行うルーティン!
言霊を言い続ける!
その日はどうにもならなくても必ず時間差で閃きがやってくる!
次の日、いろんな思いが浮き上がってきた!
男は浮き上がってきたことを、そのまま拓也に電話で伝えた!
「やっぱり上手く伝えられるかわからんけど、このタイトルマッチの連続の敗北は鍛錬期なのか!
鍛錬期で敗北を重ねるとストレスが溜まる!
だがそのストレスがエネルギーになりパワーになって爆発するんよ!
敗北やトラブルが経験になって引出しになって、あらゆる場面で使われるようになるんよ!
俺が見てきた若い選手たちはそうやって上に上がっていく!
でも年いった選手たちには、敗北やケガやトラブルはもう違う道に次に進みなさい!というお知らせかもしれない!
他の選手たちはわかっても俺は拓也のことだけは、鍛錬期なのか!お知らせなのか!どっちなのかがわからない!
それはきっと同じレベルで友に成長しているから今回の敗北も一緒にレベルを上げて乗り越えて行けということだと思う!
ほんで閃いたことは敗北で培ったパワーと経験という引出しで最強になって行こう!
言霊で閃いたことを実践して新たな道も切り開いていこう!
拓也!俺たちはハイブリットに上に上がっていこう!」っとそこまで言うと拓也は昨日と違い明るい声で!
「ありがとうございます!」と返事が帰ってきた!
男は上がったテンションをちょっと落ち着かせて!
「上手くは言えんかったけど、そういうことでこれからもよろしく!感謝してます!」
拓也も
「こちらこそ、いつもいつも感謝してます!」
また、帰ってきたら飯に行こう!っと約束をして電話を切った!
昨日の午前中、笑い体操は大成功だった!
午後はタイトルマッチ!
負けたけど拓也も男も笑顔は貫いた!
涙は出ることはあっても笑顔は絶やさなかった!
たまに思うことがある!
何故こんなに困難な道を選ぶんやろう!
もっと楽な道が有るやろうに!
でもすぐに思い出す!
どんなに困難なことでも!
あの出来事があった時に笑顔でいたから笑っていたから今の強靭な自分がいることを!
笑う門には福来る!
また、一つ成長した自分を褒めながら笑顔でハッハッハッと笑い体操をやる男であった!
つづく!




