嫁が優しい
俺の嫁が優しい
会社帰りに同僚と飲んで酔ってしまった。酔った勢いで家に帰るのが2時間遅れた。
「じゃ、藤沼さん。私はあっちなんで今日は帰らせていただきます。また今度飲む時に誘ってくださいよ。」
ダメ人間のように酔っているクセによくも「帰る」だなんて言えたもんだ。とはいえ俺も酔っているから言っても説得力の欠片ないだろう。
「気を付けて帰れよ。····ったく、桃花今頃怒ってるだろうな····。」
どうして飲みに行ったのか思い出せない。ただ自分が引き金ということは何となく分かる。
「一応電話しとくか、何時頃に帰れるかも分からないしな。」
俺は財布から10円玉を8枚ほど取り出して公衆電話を探した。近くの公民館前に公衆電話が見え俺は早歩き
で公衆電話前まで行った
「······何かいっぱい言われそうで怖いな·····。」
絶対怒られると自覚している。なぜなら桃花が用意している料理を食べないからだ。帰っても食事が入る胃ではないと腹に手を当てながら思う。
だが悩んでも仕方ないと体が言うように公衆電話に20円分入れて桃花のスマートフォンに電話をかけていた。
「····」
どんな酷い言葉が飛んできてもいいように覚悟を決める。 だが、一向に出ないのだ。
「完全にキレられたか····」
後悔した。結婚してから今日で3年が経つのだろうか、大切な嫁を失望させてしまった後悔は一生ものかもしれない。
「仕方ない、今日はもう帰ろう。桃花にしっかりと謝ろう」
その呟いた言葉を忘れない内に俺は家に帰った
「ただいま···」
家に入っても誰かが「おかえり」と言ってくるわけでもないのに「ただいま」と言った。それは桃花に帰ってきたよと伝えたかったのだろうか
「そりゃ誰もいないか····ん?」
ネクタイを外しながら俺が見たのは机に置かれたラッピングされたいつもより豪華な料理と「結婚記念日」と「藤沼祐谷様」と書かれた手紙だった。
「あ、結婚記念日だから···」
その手紙を読むより先に俺は桃花がいるであろう2階へ向かった
終わり。
『俺の嫁がツンデレ』はこれにて終了になります。
書くネタが無かったと言うといいのでしょうか。未熟者で書いてみようと思ったから書いただけの作品です。
私は『下手だけど小説を書きたいから書く』という言葉を胸にこの作品を書いていました。
いつかホラー系を書いてみたいと思っています。




