暗殺者
前作に(もう書く気ないけど)コメント下さった方ありがとうございました!
こっちにもじゃんじゃんコメントお願いします!
目を開けると、眼前には大きな街が広がっていた。
多くのプレイヤーが行き交い、多くの露天が軒を並べている。
ここはメインタウン…ジルバ。
ゲームの舞台は様々な、ダンジョン。
ゲーム内の世界の様々な所に点在する。
その数10個。
少ないと思われるかもしれないが、このダンジョン。
一つをクリアするのに一年かかるという代物である。
…並のプレイヤーであれば、の話だが。
少年は何もない空間に手を触れ、自らのステータスを確認する。
そこにあったのは…レベル100の文字。
何しろこのゲーム、クリアする前に「レベルを上げる」ことが大変であり、未だレベル100に到達したものは7人しかいない。
その一人がこの少年。
漆黒のマントに身を包み、肩にはすごく小さなトナカイを乗せている。
そして腰には…光り輝く二つの短剣が携えてある。
少年の職業は「アサシン」。
いつものように少年は現在攻略中の「10個目」のダンジョンへテレポートしようとする。
そこで…ゲームアナウンスが響きわたった。