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MARGINALS  作者: 物見やぐら
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超能力時代

謎の隕石、通称“賢者の石”が地球に墜落し全人類が超能力に目覚めてから15年、賢者の石とほぼ同時期に現れた“神獣”と呼ばれる怪物から身を守るため、人類は防衛強化校を世界中に設立し、優秀な防衛隊員が数多く排出された



「はぁ~今日も超能力戦闘の授業だるかったわ~ナイトだけに、なっ!来須!!」



ため息をついて話しかけて来ているのは内藤ないとう 無人ないとちなみに俺は八田上やたがみ 来須らいす 米農家に生まれたから来須・・・・・・少しは考えてくれ両親よ!!



「ん~そだね、俺は“根源アルケー”が直るまで授業休めるから関係ないけどな」



「俺もアルケー壊そうかな~ナイトだけに」



「やめとけよ、今のご時世超能力が使えない状況ほど不便なときはないぞ?」



アルケーとは超能力を発動するための道具で、人によって異なる。



「おい!そこの高校生くぅん、お兄さんたちパチンコで財布の中身持っていかれたからさぁ、有り金全部おいていってくれないかなぁ?」


野生のチンピラが現れた、俺は『たたかう』でも『どうぐ』でも『ポケ○ン』でもなく『にげる』を選択したかった、のだが…


「あぁ?てめーらこそ有り金全部置いてけチンカス共!!ナイトだけに」


沸点の低い無人はすぐに『たたかう』を選ぶ。


「俺の超能力は“限界突破オーバーリミット”自分の身体能力と動体視力を上げる能力だ!!どんな攻撃でもオレには当たらないぜ!!これでもまだ大口が叩けるか?」


チンピラさんの小物臭wwww


覇王樹サボテン!切り刻め、ナイトだけに」


無数のナイフが現れ一斉にチンピラに向かって飛んでいく



「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



ナイフは刺さらず地面に落ちた。



「オモチャのナイフだ。無駄な殺生はしねぇよ。ナイトだけに」



「ちっ!覚えてろよ!!」



野生のチンピラをたおした、無人は15の経験値を得た。経験値低すぎwwww



俺のポケットで携帯のバイブが鳴った。いい感じの刺激がとても気持ちいいです



「アルケーの修理終わりましたのでそちらへテレポートしますね♪・・・・・ッガチャ」



シュンッ!



野生の修理屋があらわれた。



「修理代着払いなんで三万円よろしくお願いします♪」



財布を覗くとそこには諭吉先生の姿はなかった・・・・野口先生はさすがに・・・なかった・・・さぁここで問題です。次のうち正しい行動はどれ?

1『たたかう』2『どうぐ』3『ポケ○ン』4『にげる』



俺は『にげる』でファイナルアンサー、しかしにげられない!ざんねーん!!!!



「どうしたんですか?払えないとかいいませんよね?♪」



修理屋の精神攻撃、効果は抜群だ!!



しかたない、最終手段だ!!



「“八汰烏ブラックウイング”」



ワープで近くの建物に隠れた。



「君のワープは十メートルが限度だろ?そんなものでは逃げきれないよ♪」



来須は勝負にまけた。目の前が真っ白になった。持ち金の半分を持っていかれるだけならどれだけ良かっただろう・・・俺は金になるもの(下着以外)全てを奪われた。ポケ○ンとは違い現実は残酷である。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ガチャッ、



「ふぅ~今日も1日疲れたぜ」



俺の通う才浄学園は全寮制である。俺は自室に戻りくつろぐ。



ピンポーン♪



「はぁ~誰だよ?俺のディナータイムに・・・」



ため息混じりにドアを開けると一人の女の子が立っていた



亜里咲ありさちゃん?!なんで男子寮にいるの?」



マイスウィートエンジェルハニー亜里咲(仮)こと有澤ありさわ亜里咲ありさたんである。ちなみにスタイル抜群、黒髪ロングの清楚な大和撫子!!なでしこ、しこしこしこしこしこしこピッ!

パァッ!出た!!閉店ガラガラ賢者モード。ってバカァ!!



「あの~来須くん、突然で申し訳ないのですけど・・・温めてくれませんか?」



潤んだ瞳での上目遣いは凶器。というか俺が狂気。温めてくださいって何を?ナニを!!そういうことでいいんですね、はい。わかります



「汚いしイカ臭い部屋だけど、ど、どどどどうぞ!」



鼻息の荒らさが尋常じゃない俺。



「イカ焼きでも食べたんですか?」



可愛らしく首をかしげ俺に疑問を投げかける亜里咲たん。あぁ神よ!この純粋無垢な少女の純潔を奪うことを許したまへ!!



俺はベルトを外してズボンを脱ぐ



「ら、来須くん?!も、もしかして今からお風呂ですか?!」



ほほぅ、亜里咲たんは混浴を想像して照れている模様。俺のエクスカリバーが微弱な反応を示す。



「まずは体をキレイにしなきゃ始まらないだろ?それとも汚いのが好きなの?」



「汚い来須くんよりキレイな来須くんのほうが・・・その・・・・・すっ・・好きです!!」



顔を赤く染める亜里咲たん。ヤバイ、エクスカリバーが!!そして理性が・・・・



亜里咲たんに近づいて肩を握る。女の子って柔らかいね



「亜里咲ちゃん」



ぐぅ~



「あ、あのぉ~お腹が限界ですぅ。できるだけ早く電子レンジでお弁当温めさせてくれるとうれしいのですが・・・・」



「へっ?」



間の抜けた声がでてしまった。



ん?あれ?どういうこと?ん?・・・マジでわかんない!!あれ?何か目頭が熱くなってきた。おかしいなぁ目から鼻水が出てくるお?



「なんで泣いてるんですか?来須くん!!電子レンジに何かトラウマでもあるんですか?」



「え?あぁ、うん。・・・今できたてのホヤホヤ」



亜里咲ちゃんには聞こえないくらいの声量でつぶやいた。



「まぁ電子レンジならそこにあるからいくらでも使っていいよ」



「はーい♪ありがとうございます」



レンジの前でちょこんと座って待っている亜里咲たん。



「お世話になってばかりでもなんですので、何か私にできることがあれば何でも言ってくださいね♪」



「何でもぉ?!ならセッ!せっかく来たんだからこのあとみんなも呼んでゲームでもしようよ」



危ない危ない、あとすこしでセッ○スとか口走るところだった。



「そうですね!フフ♪、楽しみになってきました~」



夕食後、みんなを集めてトランプ(ババ抜き)をすることになった。



「はーはっはっは!!わらわの透視能力にかかればババ抜きなんぞ朝飯前じゃ」



こいつは水藤みとう しずく透視能力者としては学校1、2を争う実力者で、相手の思考や弱点まで見透す。見た目は金髪ツインテの幼稚園児だがちゃんと高校2年生だ。



「おいクソガキ。黙ってババ抜きしやがれ!つーかババ抜きで透視使ってんじゃねーよ!!」



この口が悪い男は崎森さきもり 我堂がどう絶対守備が評判のバリア能力者。真正面から我堂に攻撃して傷を負わせたものはいない。あと根暗。髪はダークブルー。髪の毛までダークなのかよ、



「まぁまぁ我堂、トランプとは楽しむものだぞ、ナイトだけに」



銀髪クソナイト(以下略)



「ねぇ来須、亜里咲と二人で何してたの?」



「何って、そりゃまぁ温かい新婚生k ・・・・・・」



撃たれた…こいつは幼馴染みの鷹芽 彩花たかめさいか赤髪が特長のスナイパー。スナイパーとしては優秀だが銃を持ってないとまとまに戦闘できないほど素手の攻撃力はザコ。



ちなみに亜里咲たんは爆破能力者。戦闘中は

悪魔だが普段は俺の天使。



俺を含め6人がチーム『CROW』だ。

才浄学園はチームと個人で戦績を競い、戦績が成績となる実戦こそが全ての防衛強化校である。つまりザコは留年、強者は進級ということである。仲間集めも強者の才能とかなんとか・・・まぁそんなこんなで1年かけて6人のチームができたわけだ。

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