恋したら高校生活は華やかになる
小説を読むのはキライです。でも作るのは好きです。
なぜ読むのがキライかというと単純に長いからです。
別に知りたくもない部分があったりする小説がありますが、そういうのです。
自分はさくさく入り込めるような「漫画」のような小説を作っていきたいと思っています。
ちなみに漫画では「銀魂」が好きです。ネタがおもしろすぎるのに、感動させる所はとことん感動させるのが大好きです。
今回は作中で大切な役割である「エイリアン」について紹介していきます。
「エイリアン」 別名 宇宙人、ユーマ、地球外生命体 今作ではエイリアンと呼ぶ。
宇宙に広がる数々の星に住むモノ達。体はそれぞれで違うが、基本的には足2本腕2本が多い。
地球人が偶然生んだ「リボーン」の存在に気づき、われわれの星でも使用したいということから現在地球では宇宙人が貿易をしようとやってきている。[侵略目的のやつも来るが]
さらに地球人ではありえないような能力を持っている者もいるという。
3話目始まりますよーーーー。
美麗さんは先生を見つめる。「あの、先生?私の席はどこですかね?」
「え、あ、そうだな。あそこのあいている席ね。みんなも武蔵君と仲良くしろよー」先生はポカーンとしていたがすぐに武蔵に席を指定する。
・・・まぁ、そりゃぽかんとするだろうな。いきなり「地球を征服します!」ってあの子がいったんだしな。一応悪ふざけだと思われたようだが・・・。というかまさか美麗さんがこのクラスだとは・・。
なんだかめんどくさいような展開・・・・。そういえばどこ座るんだろ。空いてる席なんかあったっけ?
「隣の人よろしくーーー。」美麗さんが僕の席の隣に座る。えぇーー僕の席ですか!なにこのベタな展開は。
「あれーー?旭さんじゃないですか?偶然ですねぇ。同じ学年で同じクラスで隣だなんて。よろしくですぅーー。これからはタメ口ってことで♪」美鈴さん。いや、武蔵は僕に近づいてくる。大きすぎる胸がゆれて、クラスの男子が騒いでいる。
「あ、あぁ・・・よろしく。武蔵。・・・・・。」武蔵が握手を求めてきたので握手を返す。女の子らしい柔らかいサラサラした手だ。男子共が冷やかしてくる。えぇい、うるさい。
「じゃ、今時間は自習なー。武蔵君とおしゃべりでもしていなぁーー。」先生が教室から出て行くと、クラスのみんなが武蔵の前に集まってきた。
「武蔵ちゃんよろしく。」「さっきの侵略ってなに?冗談?」「おもしろい子だねぇ。」みんなが武蔵に話しかけてくる。
「いやぁーそれほどでも・・・。」武蔵が照れている。そんな中翼だけは僕の後ろの席でふんぞり返っていた。
「おいおいおい、皆。だまされてはならねぇぜ。そいつはさっき言ったとおり地球を侵略しに来た極悪宇宙人なんだぞ!あぶねぇから近づかないほうが身の為だぜ。」翼は皆の前で武蔵を指差すが皆は呆れ顔である。
「ちょっとなに言ってんの翼。」「冗談に決まってんじゃん」「そうだよ、なに本気にしてんの?こんなかわいい子が侵略者なわけがないだろ!」男子や女子に言われて翼は勢いを失った。
「で、でもよぉ・・・・・。」翼がもごもごしていると武蔵が首をかしげる。
「あの・・。皆さん?私はですね。本気で侵略をしようと・・・・。」武蔵がいらんことをいおうとするので口をふさぐ。
「おまえなぁ。ちょっと来い!」僕が武蔵をひっぱっていく。めんどくさいことになったらたまらん。
「ちょっ、なにするのよ!」武蔵が抵抗する。かまうもんか。
「ひゅーひゅー。アツいですなぁ。もう告白するのか。早いぞ旭ーー。」クラスの皆が騒いでいる。
えぇい!うるさいうるさい!
校舎裏・・・。僕は武蔵を連れて行く。ここなら誰にも聞かれないだろ。
「まったく何なの旭!私はただ皆に私の存在を知ってもらいたいだけなのになにがいけないのよ。」武蔵はすっかり僕にタメ口をきいている。こっちだって負けるものか!
「そういうことじゃなくて!お前侵略とか人の前で言ってみろ!仲良くなるどころか悪人扱いされるぞ!」
「何でよ!私は平和的にやっていくって言ってるじゃない!」
「平和的でも侵略は侵略!地球があんたら宇宙人に征服されたらなにが起こるかわかったもんじゃないだろ!それに・・・。」僕はひといきつく。武蔵は僕の目を見ているので少しドキッとしてしまった。
「リボーンが目当てならさっきも言ったとおり政府のリボーン専用の売買所があるんだぞ!契約書とお金さえあればどんなやつでも買えるんだよ!何で侵略なんかする必要があるんだよ!」
「それはねぇ!私の星が・・・・えっと・・・・。」武蔵は対抗しようとするがすぐに黙る。そういえば引越しのあいさつに来た時も黙っていたがなぜなんだろ?
「何だよ?いえない理由でもあるのか?」僕が行くと武蔵は腹をくくったように話し出した。
「実は私の星は今大量のリボーンの必要としているの。復興のために・・・。」
「復興?」僕は聞き返す。なんで復興?自然災害でも起きたのであろうか。
「そう、私達の星は10年前にある奴らに襲われて壊滅の危機に陥ったことがあるの・・・。」
「襲われただって?なぜに?」
「私達の星に自然のリボーンがあったからよ。奴らはそれを狙って来たの。」
「自然のリボーン?リボーンは地球にしかないんじゃないのか?自然に出来るなんて・・・。」
「私達の星の鉱物や植物の体液とかがどうにかこうにかなって地球で言うリボーンに近いものが出来たらしいわ。奴らは私達の星の人工大半を虐殺してリボーンをねこそぎ奪い取っていった。そして私を含め生き残った人たちは星の復興をするためにリボーンを集めようとしたの。」
「それは・・・・・すまない。余計な事聞いて・・・。」僕は後悔した。武蔵はただの侵略者ではなかったようだ。そういうことは僕も同情する。むしろ応援したいくらいだ。
「いいのよ、別に・・・。それで私はこの地球を担当することになって学生のふりをしながらこの地球のリボーンを手に入れようとしたの。でも私、星にお財布を忘れてしまって・・・」
へっ?忘れた?そんな大切なをモノを?
「それで私きっとこの地球を征服したらお金がなくてもリボーンが大量に手に入ると思って・・・。」
「それってただのお前のうっかりじゃねぇか!一回帰って財布を取りに帰れば・・・。」
「私もそれを考えたんだけど宇宙船のガソリンが切れてて・・・。」
「えぇーーーー!」じゃぁ、つまりもう帰れないのかよ!
「だから侵略をしようかなぁーーなんて思っちゃったんです。」武蔵はにこりと笑う。いや、笑えないから・・・。
「ていうかよく聞け武蔵!大統領クラスの人になれば確かにそれぐらい楽勝かも知れんがやはり宇宙人がそういうのになるのは無理があるぞ・・・。絶対その力を使って次は地球を破壊すると思われるぞ!」まぁ、それはさすがにないいかと僕は思ったが武蔵はショックを受けている。
「・・・・ま、まじ・・・・。じゃぁ、一体どうすれば・・・。」
「そ、そうだなぁ。例えばお前が安全だとわからせる奴がいるなら政府も少しは安心すると思うけど・・・。」適当に言っておいた。
「うーーーん。わたしの事が安全だとわかってる人ね・・・。いないなぁーーー。」武蔵はしばし宙を見ていたが僕のほうを見てにやつく。
「な、何だその目は・・・。」
「あさひぃー、あんたは私のこと安全だということわかるわよねぇ?」武蔵が急に甘えた声でじゃれてきた。体が近づいて僕は鳥肌が立つ。
「ま、まぁ。一応地球を破壊しようとはしていないことぐらいはわかるぞ・・・。」
「じゃーあー、旭が私の安全を保証してくれる人になってよ!」
「えぇ!!」僕は驚いて武蔵の顔を見る。どうやら本気のようだ。
「あ、そうだ。ついでに私達付き合いましょう!。」武蔵が急にありえないことを言って来る。
「はいい!?!」
「だって付き合っとけば政府の皆さんは私は愛の心を持つ優しい宇宙人だって事もわかるわよねぇ?」
「そ、そりゃあそうだけどなぁ・・・・。付き合うって・・・。」
「大丈夫。適当に付き合ってもらうだけでもいいから。」
「でもなぁ・・・。」僕は考える。地球をいつかは征服しようとする宇宙人とつきあえだと?無理な話だ。というか政府にどうやって言えばいいんだよ!
「いいでしょ?旭?」武蔵が更に近づいてくる。胸が近づいて僕は緊張する。
「そ、それは・・・。」
ピーーーポーーーピーーポーーー!急に学校の警報が鳴り響く。
「・・・!なにあの音?」武蔵が警報のなるほうを見るめる。
「あれは、侵略しに来た宇宙人の警報だよ・・・。」
「宇宙人?!」武蔵はニヤつきながら驚く。
「そう、いつものことだよ・・・。早く避難場所の体育館へ行かないと。ついて来い武蔵!」僕は武蔵の手をつかんでひっぱる。
その時、僕は武蔵がずっとにやけている事に気づいた。
「なに笑ってんだよ武蔵。危険な状態だというのに・・・。」
「え?ううん。なんでもないよ。」武蔵はそういうと僕の後についてきた。
(奴らかもしれない・・・・。今こそ皆の敵を取って見せるわ!)武蔵はそう思うと、ついていくスピードを早めるのであった・・・・・・。
終わりです。長かった。調子に乗って深夜の12時までやってしまった。
頑張ったぞ俺。皆さんもこれからよろしくおねがいします。