所詮転校生が来ても騒ぐのは3日程度
2話目ですー。ここら辺で物語で重要になってくる「リボーン」についての説明を最初にしておきます。
(リボーン)鉱物の一種。黒い色をしており硬くダイヤモンドレベルだといわれる。
天然のものは無く、あるしがない科学者がある研究をしている時にバラバラに散らかった研究ごみを処理するために遊び半分でかき混ぜて、偶然出来た奇跡の鉱物。
熱するとなぜかやわらかくなり、叩く、伸ばす、切る、潰す、燃やす、冷やすなど色々な加工をすることにより、何らかの化学反応で世の中にあるすべての物質(鉄・鋼・宝石・気体・液体など)になる。
この特性に目をつけた政府はリボーンを使い、あらゆる物を作った。空飛ぶ車、超高速で絶対安全な電車など。
世界はこの鉱石によりとても素晴らしい科学の進歩を遂げている。
更にこの鉱石の素晴らしい所はそれだけではない。「再生」することである。リボーンは加工により表面が削れるとそこから新たな鉱石元素を生み出し再生するという。
そんなパーフェクトな無限に使える鉱石は地球人にとってとても重宝されているのである。
まぁ、まずはここら辺で・・・。2話目始まりますよぉーーーー。
「・・・・・・ええっとーー。」僕は目の前で美少女にお辞儀をされたのだがどういえばいいのだろう?僕は一応あいさつをする。
「は・・・じめまして、あの、隣の方ですか・・・。よろしくお願いします。」自分でもなんていってるかわからない。しかしそんな僕の様子など気にせず女の子は話しかけてきた。
「こちらこそはじめまして。これ引越しそばです。」女の子は僕に紙袋を渡す。ずっしりと重みがあり、中にはクッキー箱位の変なデザインの重箱があった。
「これはこれは、ありがとう。」僕は紙袋を受け取ると、女の子を中へ案内する。そばのお礼にお茶を入れてあげようかと思ったからだ。居間に案内して驚く翼に事情を話すと女の子を机のイスに座らせる。女の子は申し訳なさそうにいすに座る。
「ほい、お茶。」翼が3人分のお茶を入れる。美麗武蔵と名乗る女の子はお茶をすするとため息を漏らす。
「ふぅー。おいしい。」美麗さんはひと段落すると旭たちに再びあいさつをする。
「お茶までいただいてありがとうです。改めてはじめまして。私美麗武蔵といいます。よろしく。」
「あぁ、よろしく。僕は旭夕人です。こっちは同居している翼・・・」
「翼だ。よろしく。」僕が名前を言う前に翼が自己紹介をする。名前を言われたくないのだ。
「おい、旭。なんだこいつは。」翼が僕に聞いてくる。いや、なんだとといわれましても・・・・・・
「あっしつれい。私は遠い宇宙の彼方にあるパーチェ星から留学しに地球に引っ越してきたんです。」
美鈴さんは落ちついた様子で話す。
「じゃ、あんたさんは宇宙人なのか?」翼が聞く。
「はい、100パーセント宇宙人です。地球人の皆さんとはかなり体のつくりも同じみたいですよ。」
美鈴さんが笑いながらお茶をすする。僕は美鈴さんの姿を見る。
2本の腕に2本の足和風の服を着ている美鈴さんの姿は確かに僕達そっくりである。
・・・・・そして巨乳だった。見た瞬間僕は「おぉ!」と叫びたくなるくらい大きかったのだが、腰のほうを見て更に驚いた。なんと刀を腰にさしていたのだ。
「あ、あのーその刀は一体・・・・」
「あっこれですか?だいじょうぶですよ。別に皆さんを刺したりはしませんから」
いや、そういう問題じゃねぇだろ!
「ははーん、さてはその刀を使って地球を割ってしまうみたいな?そして地球は私のものだみたいな?」翼はにやりと笑う。
それもねぇよ!何でそんな大雑把な侵略するんだよ!
「まさか・・・。そんな危なっかしいことはしませんよ」美麗さんは静かに笑う。
「んじゃぁ、その刀は何だよ。何に使うんですか武蔵さんよぉ。」翼は意地悪そうに笑う。
「えぇ、侵略して地球のリボーンを根こそぎ奪うために使いますよ。」
ごふっ。えぇぇぇーーーーーー!!一応侵略はするんだ!
「おいおい、いきなり俺達にそんな事言っていいのか?」翼が驚いて聞き返す。
「えぇ、あなた達がどうしようと私の決心は揺らぎません。」美麗さんの目は輝いている。完璧にやってやるぞ見たいな目をしている。
「まてまて!なんで地球侵略するんですか!普通政府のリボーン市場に行けばリボーンは買えますよ!」
「そ、それはーですねぇ・・・・・・」美麗さんが困った顔をする。聞かれたくないのだろうか?
「まぁ、どっちにしろあんたが侵略をしにきた宇宙人だとわかった以上はただのご近所様じゃないということだ。政府に連絡でもしたら全軍率いてあんたを殺しにくるぜ。」
「いやないだろそれは・・・たった一人の少女相手に政府が全軍出すわけないだろ・・・いたずらだと思われるだけだぞ・・・。」
「そうですよ。それに私はあくまで平和的に侵略するつもりですよ!」
「平和的に侵略するならば刀なんぞいらんだろ!」翼は身構えている。
「ちがいます!これは・・・・・」美麗さんは言葉に詰まる。だがすぐに次の言葉を発した。
「私の地球を侵略してくるアホ宇宙人共を倒すためですよ!」
あんたの中ではもう私の地球なのかよ!
「そうすれば私は地球の皆さんから救世主となりいつかは地球人を指揮する大統領に・・・・。」
何勝手に妄想膨らましてんの!?そんなうまくいくわけねぇだろ!オバマさんなめんなよ!
「えーとつまり美麗さんは地球を侵略するために宇宙人を倒して大統領になると・・・。」僕が話をまとめる。
「えぇ、そうなんです。」美麗さんは自信たっぷりににやける。いや無理だからねそういうの!
「は、せいせい頑張るんだな。それより旭。そろそろ学校行かんとまずい時間だぞ。こんなアホはほっといてさっさといこう。」翼が立ち上がる。少しは礼儀を覚えましょうよ・・・・・。
「あっ、皆さんもういくんですか。じゃぁ、私もそろそろ学校へ登校しますわ。」美麗さんは立ち上がっていこうとする。
「ではしつれいしました。」
「ちょっ!待ってください美麗さん。今日はなんかすみません、これからおねがいします。」僕はわびの言葉を入れる。侵略者にもアホな人は人はいるもんだなぁ。と思いながら。まぁ、頑張ってもらおう。
「ありがとう。それより旭さんたちはどこの学校なんですか?」
「摩天楼高校ですけど・・・。」
「へぇー偶然ですね私もそこに入学するんですよ!」
「じゃ、学校であったらがんばりましょうね。」僕の言葉がいい終わると美麗さんは隣の家に帰ってしまった。
「何かやばいのが来たな。」翼がぽつりと言う。
「う・・・うん。」僕はそういうしかなかった・・・・・・・・・。
摩天楼高校2年D組・・・・・。
キーンコーンカーンコーン
鐘が鳴った。授業が始まる鐘だ。今日もつまらない一日が始まるのだろう。変な巨乳女の子美麗さんが来たが、あんなんで侵略できると思っているのだろうか?心配だ・・・。いや心配しなくていいのか・・・
「おーい、てめぇら席に着け。」先生の谷山先生がやってきた。女だというのにそんな口調でいいのかと思う。
「えーと今日は転校生が来たから紹介するぞぉー。みんな仲良くなぁー。」先生の言葉を聞いて僕はドキッとした。1つ後ろの翼も驚いているだろう。先生のエスコートで入ってきたのはどこかでみた巨乳だった・・・・・。
「えーーーーみなさんこんにちはこのたびこの摩天楼高校に入学しに来た美麗武蔵です。武蔵って読んでください。地球はいつか侵略したいと思いますのでよろしくぅーーーーーー!!」
武蔵はにっと笑った・・・・。
たしかに僕の生活は平凡でつまらないものだった。この子に会うまでは・・・・・。
どうも、2話目終了です。
これからガンガン頑張って生きたいのでよろしくぅぅぅぅぅぅぅぅ![なぜかジョジョ風・・・・]