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Infinity called ZERO〜名の無き者達の物語〜  作者: Mark.Ⅵ.
È LA PRIMA VOLTA CHE COMBATTO INSIEME!
5/7

WHAT IS THAT?

『10分後、正面から攻撃を開始してくれ。

その5分後に俺は裏から侵入する。

離脱合図は大爆発な!』


それだけを言い残してDG-Ⅲ-zⅣは行ってしまった。

けれども何も思わず、0816は攻撃開始する時間を待つ。


10、9、8、………


………………3、2、1。


ZERO-TENに備わっている全ブースターの炎を吹かせ、背部重砲を咆哮させて敵基地に向かって撃つ。

2門合わせて20発、基地外壁を越えて着弾した。

敵戦闘機械数機が巻き込まれ爆散、残存敵機がZERO-TENに向かって機銃や重砲を構えて撃つ。

0816はスラスターやブースターを上手く駆使して難なく銃弾の横雨を躱す。


『指揮官機発見。』


そのまま敵基地に突っ込んで両腕のガトリングガンの銃弾を指揮官機にありったけ浴びせる。

瞬く間に蜂の巣にされた指揮官機は擱座して機能を停止する。

そして、敵戦闘機械の隊列が乱れたのを見計らって重砲とガトリングガンを順番に周りにいる敵機に撃ち込んだ。


『キリのない敵、湧いてくる敵というのはこういうことなのか。おかげでもうそろそろ弾が尽きそうだ。大爆発とやらはまだなのか。』


その時、奥の方で建物一つが爆発した。

大爆発と言っても良いほどのものだ。

目の前の戦闘機械一機を別の機体に向けて蹴り飛ばして、敵基地から後退して離脱する。

敵基地防衛ラインを抜けるまで集中砲火は続いたが幸い大きな損傷はせずに済んだ。

あらかじめ打ち合わせで指定していた合流地点に向かって急ぐ。

その間、何故か疲労感というものを感じた。

体、というか機体が重く感じる。



合流地点にはもうDG-Ⅲ-zⅣがいた。

DG-Ⅲ-zⅣの機体の片手には紫で様々な色の粒子を周りにキラキラと光らせる結晶。


『それがとある物か?キラキラと光っているな。』


よく見ると、何かの『カケラ』と言うべきか。


『あぁ、そうだが…キラキラ光っているようには見えないぞ?ただの紫のカケラだろ。』


いいや、間違いなく周りでキラキラ光っているはずだ。


『見えないのか?まぁいいが…それは?』


問うとDG-Ⅲ-zⅣは背部の装置のカプセル内にそのカケラを入れた。


『俺の機体はGSgeRを燃料としている。

このカケラはGSgeRが無数に固まった結晶だ。GSgeRの性質上、危ないものであるために、燃料として使って無くしているんだ。』


なるほど、GSgeR燃料機にもってこいのものだ。

最近GSgeR燃料機をちょこちょこ見かけることがある。ブーム、というやつなのかもしれない。

今わかっているGSgeRの性質は、体内に取り込んだ時の精神破壊、燃えやすく燃料として使えるということくらいだ。

でも…


『気をつけていれば問題ないと思うが?』

『いいや、突如原因不明の爆発を起こしたりして幾つかの研究機関が潰れていたりする。』


あぁ、あの“赤く光る”時か…。


『GSgeRって、物質なのだが感情のようなものが存在する気がしてならないんだ。』


DG-Ⅲ-zⅣの言っていることは概ね正しい気がする、と0816は思う。

情報処理装置によるGSgeRの分析結果で分かっていることは幾つかある。

GSgeRの弱点みたいなものに触れなければ爆発はそうしないだろう。

稀にいる「怖いお姉さん」と同類なのではないかというのが0816の分析結果だ。

0816の記録帳に『GSgeRは感情的』が新たに追加されたのだった。

0816のちょっと謎な記録帳 - GSgeRについて -


・燃えやすい(恐らく頭イっちゃってるっていうらしい状態に陥る感じ)

・服用したら精神崩壊的なものを引き起こす

・五感を高めるには手っ取り早い薬

・水に触れると赤くキラキラして爆発する(怒る)

・感情的(怖いお姉さんみたいな感じなのだろう)

・集まると綺麗


結論:意思のある覚醒剤

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