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Infinity called ZERO〜名の無き者達の物語〜  作者: Mark.Ⅵ.
L'IMMAGINAZIONE E DIVERTENTE...!
2/7

THERE IS NO ANSWER TO EMOTION

AIの指示に従って、大気圏突入用ユニットと重装甲を取り付けたZERO-TENは地球に向けて、ユニットの大型ブースターの炎を吹かせる。


『大気圏突入まで100秒。速度はそのままで突入してください。

突入後から突破してポイントAまではオートパイロットが作動します。オートパイロット解除後はポイントBに向かい、そこで行われている戦闘を貴方の実力で終わらせてください。』

『…了解。』


ZERO-TENと同調しているシステムに組み込まれているプログラムが反応して返事をする。

ZERO-TENは大気圏に突入し、地球の重力に呑まれていく。

0816は少しながら重力に引っ張られる不快感を無意識に感じつつも、静かにその時を待っていた。

大気圏を突破し、ポイントA到達と共にオートパイロットが解除され、大気圏突入用ユニットがパージされる。

宇宙より機体が重い、と”感じた“。


重、イ…?感じ、タ…!?


内部の情報処理装置が軽いパニックを起こす。

無理もない、何せあり得ないのだ。

情報処理装置はすぐに冷静に分析する。


0816は強化人間である。

強化を施すのに使った、数年前に土星深部で見つかったとされる新粒子状物質『GSgeR』は肉体強化に加え、精神破壊等の作用を引き起こす物質であるからだ。

GSgeRで強化された強化人間は施術後は皆感情の類が失われていた。

0816自身もそう検査結果が出ていたのだ。

原因があるとすれば、GSgeRを運用するZERO-TEN。

もう少し分析したいところではあったが、ポイントBに近付いてきたのでその思考を中断する。

そして、ポイントB付近の上空で止まる。


『ポイントB到達、これより”掃討“を行う。』


ブースターを止めてスラスターでバランスをとりながら降下していく。

ZERO-TENに気付いた敵機数機がZERO-TENに機銃を向ける。

既に自機の背部の二門の重砲を向けていたZERO-TENは、敵機がトリガーを引く前に撃破した。

特に気にした様子もなく無慈悲に、次々と重砲や機銃で周りの敵機を掃討していった。


およそ10分も経たず、銃声で騒がしかった戦場は静謐さに包まれていた。

その中で立っていた戦闘機械はZERO-TENだけであった。


『RgX-Ⅹ 0816、任務達成。』


地球と宇宙に広がる膨大な戦域ネットワークを介して任務達成報告を入れる。

でも、返る返事は無い。

そして、ふと思い出したように情報処理装置が先程の『感情』について再び分析し始めた。

だが、答えを見つけることは出来なかった。



あれから数日後、通達される任務を遂行し、いつも通りに再び任務が通達される。

内容を確認し、少し違和感を覚えた。

今回は”支援してくれる味方機“がいるというのだ。

そしてその味方は他の組織に所属している者だという。

ECO-COREは組織の利益と名誉だけを欲するだけだと思っていた。

他組織に協力することはどういう心変わりか、それともECO-COREに利益がある条件を持ち出されたのか。

まぁいい。たかが戦闘機械には関係のない話だ。

そう結論付けてZERO-TENは味方機との合流地点へと向かった。

RgX-Ⅹ ZERO-TEN 武装(仮)

背部重砲×2

ガトリングガン×2

ビームトンファー兼ビームシールド×2

脚部ブースター兼子機×2

電磁砲×1

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