小さき男
2.6%。
これが何を指すのかほとんどの人は知らないだろう。
世の男性のうち、160cm未満の割合だ。
その中でも私は低い方であろう155.5cm。
以前確率の授業を受けてるときに、正規分布表だと158.9cm未満は外れ値(異常値として除外される値)だと言われた事があるが、私の身長は外れ値。
そんな私だが小学1年生の時からずーっと並ぶ際は1番前。
前へ倣えと言えば、腰に手を置く動作だと認識している。
ここまで低ければ身長に関して、すぐに諦めがつき、コンプレックスに感じることはなかった。
ただ、数多くの低身長あるあるを抱えているので皆さんにその一端をご紹介しよう。
男性特有のがたいを兼ね備えた低身長というのはよく目立つ。
小さいと認識され辛いと思われがちだが、その逆。
よっぽどの人混みでなければ同行者とはぐれても安心だ。
頭に何かぶつけることが少ない。
よく背が高い人がかがんでるのを見かける。
そういう時何も考えずにスタスタと歩けるのは得といえよう。
個人的に一番損してると思うのは衣類だ。
ズボンは丈を合わせれば何とかなるが、肩幅がデカいと着丈があう丁度いいサイズを見つけるのが難しい。
服飾に関してはあまり詳しくはないが、基本的に着丈と肩幅は比例してることが多い。
まだ見つけれていないが、自分に合った服を売っている店を見つけたいところだ。
ライブの際前が全く見えない。
これは女性もかなり分かってくれると思う。
ちょっと180cmの人はおろか165cmぐらいの人が前に来るだけで目の前真っ暗に…
ただ、隙間から見たり、運よく前の方に行ったりすることで対処は可能だ。
高身長の人は、それはそれで邪魔になる申し訳なさが、あるとかないとかで…
そんなこんなで低身長で損はしてるが、多少得することもある。
低身長はちょっと恥ずかしいとかはあるが、世の中にはそれなりに配慮されてる部分もある。
例えば、結婚式の際に低身長の人は、シークレットブーツを借りることもできる。
プライドがとかあるかもしれないが、多少見栄えが良くなるものがある自体かなり配慮されている。
また、身長が低い方がなりやすい職業もある。
例えば騎手は体重制限があり、必然的に身長が低い人の方がなりやすい。
着ぐるみの中に入るキャストだったりもその一つだろう。
低身長なことをコンプレックスとしている人も多いとは思う。
ただ、それを引きずって生きるのか、活かして生きるのか、気にせず普通に生きるのか、それはあなた次第。
多少脚色しました