表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

転生した悪役令嬢は騙された。。。

3.王太子対策

作者: もりず


婚約が決まったあの日から数日が過ぎた。今日から家庭教師が来てくれるらしい。弟と一緒に勉強を頑張ろう!と心の中では覚悟があるが、この国の勉強はどんなものなのかわからない。


「ルリ、リト~先生がいらっしゃったからこっちにおいで~」

「「はい!」」


弟とそこに行くとすっごい美青年が立っていた。


「ルリアお嬢様、リラルトお坊ちゃま、私はカールド・タミールと申します。これからよろしくお願いします」


カールド先生は笑顔で挨拶してくれた。えっ、やばい、惚れそうなくらいかっこいい!!


「カールド先生、私は長女ルリア・ハーマンです。こちらは長男で弟のリラルト・ハーマンです。今日からよろしくお願いします!」


自己紹介をして、早速授業をしてもらった。ほんとに分かりやすいのとあんまり難しくない。これなら私でも頑張れそう!


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


数ヶ月後、私はもう5歳になっているため、王妃様の開くお茶会に行かなければならない。まあ、行きたくないのが本音。だって、貴族の女の子って怖いんだもん。王太子までいるし。何故か王太子は週一で私のところに遊びに来るし。作戦全然立てれないのよー!!

そんなことを考えていると弟が話しかけてきた。天使


「ねぇお姉様。僕もお姉様とお茶会行きたい!ダメなのかな?」

「ごめんね、リト。私には分からないわ。お父様に聞いて大丈夫ならいいわよ。私も出来ればリトと一緒がいいもの。」

「はーい!分かりました!」

「リト〜大好きだよ。」

「僕もお姉様のこと大好き!ねぇねぇお姉様、王太子様のこと好き?」

「ううん、リトが好き。王太子様は別に好きじゃないかな…」

「そうなの?」

「ごめんね。あんまり話したことないから分からないの。」

「そっか…早く王太子様のこと好きになってあげてねお姉様!」

「あはは…」


弟とイチャイチャしつつ、私はお茶会対策を頭で練っていた。どうしよう…


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


とうとうお茶会当日。弟もついてくるらしい。可愛いから別にいいけど。(内心嬉しい)まず王妃様に挨拶して、隣にいる王太子様にも挨拶した。そしたら捕まってしまった。


「最近会えなくてごめんね。仕事が増えてしまって…寂しい思いをさせてしまった。」

「いいえ、別に寂しくありませんでしたわ。この通り私には弟がいますし。仕事が出来ない男の方が論外ですから。ニコッ」(訳:いや、そんな訳ないじゃん。弟という名の天使いるし、仕事出来ないでいいから遊びに来ないで)

「そうだね。今日は一緒に過ごしてくれませんか、私の姫。ニコッ」

「うっ…はい、喜んで。」


最悪だ…嫌味言っても通じない。しかも誘われたし。こっちは身分低いから逆らえないのに!


その日私は王太子に色々なとこほに連れていかれたり、わざと耳元で口説かれるたりで精神までが疲れたため、家に帰るとそのまま寝落ちしてしまった。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


数年が経ち、私ももう16歳学園に行かなければならない。婚約破棄はまだ出来ていない。最悪だ…このままではヤバい!国外追放とか嫌だからね!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ