恋人姉妹の甘いバレンタイン
恋人で姉妹の二人が一緒にバレンタインチョコを作るお話
【登場人物】
彩歌さくら:高校一年生。今までチョコなんて作ったこともないが、大好きな姉のために頑張る妹。
彩歌もみじ:高校三年生。受験前だろうがバレンタインに大好きな妹といちゃいちゃするつもりまんまんの姉。
二月十四日、バレンタインデー。日本では好きな相手にチョコレートを渡すというのが一般的ではあるが、元々の起源である海外ではチョコを送る風習はなく、日本の製菓会社が始めたこともまた有名だ。
近頃は職場でのやりとりの煩わしさから敬遠されがちだったりもするバレンタイン。しかしながら世間ではチョコレートを渡す文化はいまだ根強く、百貨店のチョコ売場には毎年多くの女性たちがチョコを買い求め人の波を作っている。今では意中の相手にチョコを渡すだけでなく、友達同士で交換したり自分へのご褒美として買う女性も少なくない。結局、甘くて美味しいチョコを食べられる理由さえあればそれが正義なのだ。
彩歌さくらと彩歌もみじも、去年まではそんな考えだった。あってもなくてもどっちでもいいが、チョコが食べられれば嬉しい。ついでに父親に市販のチョコを渡して娘としての役割も果たしておけば来月スイーツが食べられる。
でも今年はそうはいかない。
何故なら今年は二人が恋人になって初めてのバレンタインだから。
せっかくなら相手に手作りのチョコを送りたいと思うのも当然のことだった。
「もみじねぇ、どういうチョコが食べたいとかある?」
バレンタインより一週間ほど前の夜、さくらはもみじの部屋に赴いた。もみじが勉強机から振り返って答える。
「どんなチョコでもさくらがくれるなら喜んで食べるよ。チョコ好きだし」
「それは知ってるけど、もっと味の細かい好みを聞きたいの。甘くない方がいいとか、ナッツが入ってる方がいいとか」
「ホントに特にこだわりないんだって。あ、ビターよりは甘い方がいいかな~」
「わかった」
「とりあえず、簡単に作れるやつでいいよ」
もみじがにこりと笑い、さくらが照れて視線を少し下げる。
「……やっぱり、手作りがいい?」
「さくらに任せる」
「……絶対手作りだってわかってるよね」
「うん」
信頼と期待のこもった笑み。もみじは頷いたあとちょいちょいとさくらを手招きした。さくらがとことこと近寄るとその体を抱き締め、耳元で優しく囁く。
「私も愛情た~っぷりのチョコ作るから楽しみにしててね」
「もみじねぇも作るの? 受験前なんだから市販のでいいのに」
「ダメダメ。さくらが手作りなのに私が手作りじゃないなんて自分で許せないよ。それに、ちょっとくらい体動かした方が勉強の息抜きになるしさ」
「うん……」
さくらの返事は遠慮ぎみだった。姉からの手作りチョコはすごく嬉しい。でもあんまり負担になるようなことはさせたくない。
妹の表情を読み取ったもみじは少し考えてから、さくらのほっぺを指でつついて笑顔を浮かべる。
「じゃあさ、一緒にチョコ作ろっか」
「え」
「二人で作れば片付けも楽だし、別々で作るより何倍も楽しいと思うんだ」
その提案はさくらの不安を全部吹き飛ばしてくれた。姉と一緒にチョコを作るところを想像しただけで、もう楽しみになってしまっている。
さくらが頷くと、もみじは嬉しそうに笑ってキスをした。
日にちは進み、二月十二日。バレンタインまであと二日と迫った夜、晩ごはんの洗い物を終えたダイニングキッチンにさくらともみじは立っていた。
エプロンを着け腕まくりをしたもみじが腰に手を当てて流し台に並べられたものを確認する。
「よし、準備オッケ~」
そこにはチョコ作りに必要な材料、器具が並んでいた。さくらがスマホを操作しながら調理手順を読み上げる。
「えっとじゃあ最初は、無塩バター45gと水あめ20g、生クリーム200gを鍋に入れておく」
「ほい」
もみじがあらかじめ取り分けておいたバターと水あめ、動物性の生クリームを雪平鍋に入れた。生クリームは植物性のでも構わないがコクが出て美味しいのは動物性の方だ。水あめは入れると砂糖の再結晶化を防ぎ、口どけがなめらかになる。
「そしたら次は板チョコ250gを細かく刻んでボウルに入れる」
「は~い」
板チョコから銀紙を剥がし、まな板の上に乗せて包丁で刻んでいく。一人だと少し手間な作業だが二人でやっているのであっと言う間に進んでいく。
「さくら、指切らないようにね」
「子供じゃないんだから、こんなので切らないよ」
「そりゃそっか。ごめんごめん」
「あ」
「どしたの!? ホントに切った!?」
「違うよ。左手でチョコ押さえてたらちょっと溶けて指についちゃったなって」
「なんだもう、おどかさないでよ~」
「もみじねぇが勝手に驚いただけじゃん」
ふと、もみじの視界にチョコレートで茶色く汚れたさくらの指先が映った。じっと見つめ、ごくりと唾を飲み込む。
「ねぇさくら――」
「ダメ」
「まだ何も言ってないのに……」
「なに考えてるかくらい分かるよ。作ってる最中にそんなことしたらダメでしょ。……お母さんたちもいるし」
小声で呟きちらと視線を横に向ける。リビングでは父と母がソファーに座ってテレビを見ていた。この距離で変なことをしてバレては困る。過度ないちゃいちゃは控えなければ。
もみじが同じくギリギリ聞こえなるくらいの小声で返答する。
「……じゃあお母さんたちがいないとこでならいい?」
「…………」
さくらは何も言わずにこくんと頷いた。
「――よぅし、チョコ切り終わり! さ、次いこう!」
元気いっぱいになったもみじにさくらは苦笑するのだった。
細かく刻んだチョコをボウルに入れ、手を洗ってから次の工程に移る。
「えっと、鍋を火にかけてバターを溶かす」
「了解~」
もみじが鍋を熱しながらヘラで混ぜている間に、さくらがまな板を洗って片付けた。
「お、いい感じ~。これだけで美味しそうじゃない?」
「うーん、せめてお砂糖は欲しい気がするけど。……あ、周りがふつふつしだしたら火止めてね」
「おっけー」
沸騰する前に火を止めて、温まった生クリームをチョコの入ったボウルに流し入れる。
「あとはチョコがダマにならないように綺麗に溶けるまで混ぜ合わせる」
「よしきた」
もみじがシリコンのヘラでゆっくりとかき混ぜ始めるとチョコの香りが広がるとともに白かった生クリームに茶色が混ざりだした。
「あ、もみじねぇ、私にも混ぜさせて」
「ん? 別に私ひとりで余裕だよ?」
「……もみじねぇばっかり作ってるから、私も作りたい」
ただ二人で楽しく作りましただけでは意味がない。きちんと自分の手で作ったという実感がなければ、食べてもらったときに素直に喜べないのだ。
さくらの想いを感じ取り、もみじが優しく笑う。
「うん、じゃああとは仕上げまでお願い。さくらの調味料いっぱい入れてね」
その調味料は別名で愛情という。
「……うん」
さくらがヘラを受け取ってチョコを混ぜはじめた。温度が低くなって固くなるようなら湯煎をすることでまた柔らかくなるが、今回はそのまま最後まで綺麗に混ぜることが出来た。
ボウルを満たすとろとろのチョコにもみじが感嘆の息を漏らす。
「おぉ、すっごい美味しそ~。溶けたチョコってなんていうかもうそれだけで破壊力あるよね。思わず指を入れたくなるくらい」
「分からなくもないけど、入れないでよ。まだ熱いかもしれないし」
「さすがに今はしないって。どうせやるならさくらに指ですくって食べさせて欲しいしね」
「……機会があったらね」
完全にチョコと生クリームが混ざったらラップを敷いた角型のバットに流し込み、少し冷ましてからラップをかけて冷蔵庫に入れる。
「このまま一晩冷やし固めればほとんど出来上がり」
「いやぁ楽しみだね~」
翌日、さくらが学校から帰るなり二人は最後の仕上げにとり掛かった。
冷蔵庫からバットを取り出してチョコの固さを確認し、上からココアパウダーをふりかける。全体に掛かったらまな板の上にチョコを取り出して引っくり返し、反対の面にもココアパウダーをふりかける。そして包丁で一口サイズに切り分けて――。
「完成……!」
さくらが包丁を置くともみじがぱちぱちと手を叩いた。
「すごいすごい、いい出来栄えだよ~。ねぇねぇ、味見していい? 本当は明日のお楽しみにしたいけど、ちょっとだけ食べたい」
「いいよ、半分はもみじねぇのなんだし。……ほんとは私も食べたかった」
笑い合ってから端っこのひと欠片をそれぞれ口に運ぶ。
「――んんっ!」
口に入れた瞬間広がるカカオの香り。舌の上に乗ったときはココアのさらりとした感触だが、すぐにチョコの滑らかな舌触りに変わる。生クリームとバターのおかげか濃厚なコクのある甘さはそれだけで脳に幸福感をもたらしてくれる。噛むまでもないくらい柔らかく溶け、舌と口蓋で押し潰して広がる感覚は恍惚と言ってもいい。
ともかく、すごく美味しかった。
「…………」
「…………」
さくらともみじは見つめ合ったあと、一気に破顔してお互いの手を合わせた。
「これ美味しいね!」
「うんうん、大成功だね~!」
きゃっきゃと騒いでいると母親が顔を出してきた。
「そんなにうまくいったの? お母さんにも一個ちょうだい?」
「あ、う、うん」
姉とはしゃいでたのを見られて恥ずかしくなり、さくらは誤魔化すようにチョコをひと欠片渡す。母はそれを口に入れると目を丸くした。
「美味しい。これ、お店で出せるんじゃない?」
「いくらなんでもそれはお店の人に失礼だよ」
「そのくらい本当に美味しいの。お父さんにも食べてもらいましょうか?」
リビングにいる父に声を掛けようとした母を二人で慌てて止める。
「待って待って」
「お父さんには明日私達が渡すから」
「んー、それもそうね。今食べたら楽しみが減っちゃうものね」
母が踵を返してキッチンから出ていこうとして、ふと立ち止まる。
「そういえば急にどうしたの? 二人でバレンタインのチョコを作る、なんて。もしかして、誰か渡したい相手でも出来た?」
にやと笑う母親。今まで一度も無かったことなだけに疑っているようだ。
「ち、違うから! 友達と交換することになってるの! だよね、もみじねぇ?」
「そうそう。それに順調にいけば私は来年から一人暮らしでしょ? だから家を出る前にちょっとでもお父さん孝行しようかなって」
一応どちらも間違っていない。ただ、一番の理由は隣にいる恋人に渡すことではあるが。
「うぅ、優しい子に育ってくれちゃって……ねぇお父さん聞いたー?」
大仰にリアクションしてから母が父の方へと向かった。
それを見送ってからさくらともみじは小さく笑い、キッチンの下で手を握り合うのだった。
二月十四日、バレンタイン当日。
さくらは学校から帰宅すると手洗いうがいを済ませてもみじの部屋に向かった。
「ただいま、もみじねぇ」
「おかえり~」
わくわくと瞳を輝かせて出迎えるもみじ。さくらから切り出してくれることを待ち侘びているようだった。
さくらの手には綺麗にラッピングされた袋が握られている。いざ渡すとなるとやっぱり少し照れくさい。
「……えっとじゃあその、チョコ、受け取ってくれる?」
「うん!」
さくらが腕を伸ばして渡そうとしたとき、もみじがその手首を掴んで引き寄せた。
「――――」
鼻先の触れ合う距離でもみじは微笑みながらチョコを受け取った。
「ありがと。すごく嬉しい」
「……半分はもみじねぇが作ったものだけど」
「それも含めて嬉しいんだよ。私とさくら二人分の愛情がたっぷり詰まったチョコだもん。この世界にこれ以上のチョコなんてない。ということで――私からもさくらに、はい!」
もみじが隠し持っていた袋を取り出してさくらに渡した。中身は一緒でも好きな人から手渡されるだけで心が華やいでくる。
「ありがとう、もみじねぇ」
「えへへ。じゃあじゃあ、さっそく食べようよ~」
もみじがさくらと共にベッドに腰掛けてラッピングの紐を解いていく。中には小さな化粧箱が入っていて、蓋を開けると一口サイズの生チョコが並べられている。
「さくら、食べさせて?」
もみじが開いた口をさくらの方に向けた。お願いというより命令に近いが、さくらは全然気にしていない。昨日チョコを食べさせてあげることを約束したし、なにより自分が食べさせてあげたかった。
さくらはもみじの膝の上にある箱からチョコをひとつ摘まみあげ、そのままもみじの口へと運ぶ。
「……はい」
「あ~~んっ」
口を閉じたとき、さくらの指が唇に挟まれた。もみじがその指先をちゅぷ、と吸うようにキスをして微笑む。
「んふ、おいひぃ」
「……チョコが? それとも私の指が?」
「りょ~ほ~」
至福の表情でチョコを味わってから今度はもみじがさくらにチョコを食べさせる。
「さくら、はいあ~ん」
「あー……ん……んっ――」
さくらが口を閉じてももみじは指を抜かなかった。そのまま人差し指でさくらの舌の表面をなぞる。
「ん、もぃ、っ、ねぇ――」
「私の指も食べて?」
食べるというより舐めるの方が近い気がする、と思いながらさくらは姉の指に舌を絡ませた。チョコと違う舌触り、弾力。なのに口いっぱいに広がるのはチョコの香りと甘さ。もっと欲しい。もっと。指を吸っても甘くならないと分かっていても、湧き上がる衝動がその行為をやめさせない。
「んちゅ、は、む、んっ……」
「ふふ、赤ちゃんみたいでかーわい。でももうチョコなくなったみたいだから、次はさくらが私に食べさせる番だよ」
「……うん」
もみじが指を引き抜き、さくらがまたチョコを姉に食べさせる。今さっき自分がされたように。
チョコが全部なくなるまで、二人の食べさせ合いっこは続いた。
「あは、指べったべた」
「もみじねぇからやり始めたんだからね」
ウェットティッシュで指を拭きながらさくらが文句を言った。半分くらいはさくら自身のせいなのを分かっているのでそれ以上責めるようなことは言わない。
「でも一人で食べるより美味しかったでしょ?」
「…………」
味だけなら昨日味見したときと変わらない。けれどさっき食べたときの方が何倍も美味しく感じてしまったのは、姉の言う通りだったから。
さくらが無言で頷くともみじは嬉しそうにさくらの頭を撫でた。
「まぁそのせいで一気に全部食べちゃって口の中が甘々になっちゃったけど。飲み物でも持ってくればよかったね」
「何か持ってこようか?」
「いいよいいよ。だったら二人で下に降りた方が早いし。とりあえず、美味しいチョコごちそうさまでした」
「うん、私もごちそうさまでした」
二人仲良くごちそうさまをしたとき、さくらは思い出した。
「あ、そういえばあゆちゃんとチョコ交換したんだった」
「あぁ向こうもチョコ作ったんだってね。茉里奈からも連絡あったよ」
さくらのクラスメイトの宇佐見あゆと、その恋人で高校三年の御園茉里奈。さくらたちと親交のあるこの二人も一緒にチョコを作るというのでどうせなら交換しようという話になったのだ。
さくらが自分の部屋から貰ったチョコを持ってくる。小洒落た箱を開けると、中にはトリュフチョコレートが六粒入っていた。表面にホワイトチョコやココナッツでデコレーションしてあって見た目にも華やかだ。
「くっ、認めたくないけどめっちゃよく出来てる……!」
「あっちは美術部だしね。こういうの作るの得意そう」
「ん~、これ全部食べると晩ごはん食べられなくなっちゃいそうだから、一個だけにしとこっか」
「うん」
もみじとさくらがそれぞれチョコを口へと運ぶ。滑らかな口どけと濃厚なチョコの味。かすかに香るオレンジリキュールが瑞々しい清涼感を与えてくれるお陰で口内が甘さでくどくなり過ぎないのもポイントが高い。
「……普通にうっま。ホントに何から何まで洒落てるなー」
「御園先輩こういうの好きそうだもんね」
「いや、多分好き嫌いとかの理由じゃないよ」
「そうなの?」
「茉里奈のことだから、チョコを作ってる最中いかにあゆちゃんにエッチなことしてやろうかしか考えてないと思う」
「……まぁ、うん」
今までの茉里奈の言動・行動を振り返り納得するさくら。きっとリキュールを使うときも、チョコを丸めるときも色々あったに違いない。あまり生々しく想像するとチョコを食べるのに支障が出るのでやめておく。さすがに食べ物自体に変なことはしていないだろうし。そう信じたい。
さくらはちらりともみじを窺った。
「ちなみにその、もみじねぇはそういうの考えなかったの?」
「そういうのって?」
「私に……チョコを作ってる最中、その……」
もじもじと答えるさくらに、もみじが妖しく微笑む。
「ずっと考えてたけど?」
「あ……」
「今も考えてる」
「…………」
「キスしていい?」
「……うん」
吸い込まれるように唇を重ね、二人はキスをした。チョコの風味のする口内。舌を伸ばし絡ませるごとに粘り気のある甘い唾液が出てきて、さらにそれを求めてより激しく舌を動かす。ほのかに感じるオレンジの残り香は花の蜜を連想させた。
「ん……ちょっとストップ」
急にもみじがキスを止めた。
「……どしたの、もみじねぇ」
「このキス、茉里奈たちのチョコの味だからあとでやり直そ」
「そんなの気にしなくていいって」
「気にするよ! 今日のことを思い出すたびに茉里奈の顔がちらつくのヤダ!」
「もう、変なとこで繊細というか、負けず嫌いなんだから……」
せっかくキスが盛り上がってきたのに、と不満を込めてさくらが息を吐いた。もみじがそれを察してさくらの頬に手を添える。
「ん? もっとキスしたかった?」
「い、いやそんなこと……」
「そんなこと?」
「ある、けど……」
恥ずかしさに顔を背けるさくらの頭をもみじが優しく撫でた。
「冷蔵庫にまだチョコ残ってるから、ご飯終わったあとに食べよ。一粒を二人で。今度はた~っぷり時間をかけてさ」
チョコ一粒を二人で食べる。それがどういう意味なのかを理解して、さくらは頬を染めたまま頷いた。
甘いバレンタインはまだ終わらない。
終
お待たせいたしました。
恋愛もので絶対外せないバレンタインイベント。
半分くらい調理がメインになってる気がしますが。
作中の茉里奈とあゆのチョコ作りは、おそらくあゆの色んなところにチョコを付けたりリキュールを口移しで飲ませたりデコペンで文字を書いたりして楽しんでいたんでしょう。




