恋人姉妹とおねえちゃんTRPG
恋人で姉妹の二人が独自のTRPGで遊ぶだけのお話
※ほぼ会話劇です。
息抜き的な感じで楽しんでいただければ。
【登場人物】
彩歌さくら:高一の妹。恋人の姉の突飛な行動に冷ややかにツッコミを入れつつも結構楽しんでる。
彩歌もみじ:高三の姉。恋人の妹ともっと仲良く遊びたい。
ある日の休日、彩歌さくらは姉のもみじの部屋に呼び出された。
「さくら、おねえちゃんTRPGをしよう」
「脈絡が無さ過ぎる」
「TRPGは知ってる?」
「まぁ聞いたことは。テーブルでトークするなんとかみたいな」
「テーブルトークロールプレイングゲーム。簡単に言ったらゲーム機を使わずに遊ぶロープレだね。クトゥルフなんか有名だけど、道具を何も使わずに遊べるシステムもあるんだよ」
「はぁ」
「ということでおねえちゃんTRPGやろっか」
「なにが『ということで』なのか分からないけど、ようするに遊びたいってこと?」
「そういうこと~。前に姉妹逆転で遊んだことあるよね? 今度は姉と妹の立場はそのままでロールをプレイしようかなって」
座卓の上に置いていた紙とペンとサイコロをさくらの方に差し出した。
「じゃあ最初はキャラクタークリエイトから。一番上のとこに『彩歌さくら』って書いて」
「……書いたよ」
「次はステータス。項目が四つあるからその下に書いていってね。まず『可愛さ』、次が『優しさ』、その次『愛情』、最後が『キスのうまさ』」
「……最後だけなんかおかしくない?」
「おかしくないない。それぞれサイコロを二個振って出た合計の値を横に書いていってね」
「(コロコロ)……あ、最初の『可愛さ』4になった」
「4!? さくらの可愛さが4なわけないじゃん! プラス10しといて!」
「12超えるんだけど……」
「じゃあ12ね。はい次の『優しさ』」
「(コロコロ)……8」
「いやいや、さくらの優しさが平均レベルはおかしい。この前私がソファーで寝ちゃったときブランケット掛けてくれてしかも私が起きるまで横にいてくれるくらい優しいんだから! ってことでプラス5!」
「……はいはい、12にしとくね。次は『愛情』――」
「100」
「サイコロの意味は!? あぁもう……12でいいの?」
「ルールだから仕方ないね。最後『キスのうまさ』」
「…………あ、これは振らせるんだ。はい(コロコロ)……9」
「うーん……」
「なんで悩むの」
「さくらのキスかぁ、いや気持ちいいよ。さくらの可愛い舌が私の舌に応えようと必死で動くのとか最高だしさくらの唾液なんて私にとって媚薬以外のなにものでもないんだけど、それを果たして『うまさ』と捉えていいのかは悩みどころだよね」
「――はい9っと、終わり。で、キャラが出来たらどうするの。そもそもおねえちゃんTRPGっていうのが謎なんだけど」
「おねえちゃんTRPGっていうのは、困難を乗り越えておねえちゃんと結ばれるTRPGだよ」
「なんか某RPGみたい」
「とにかく、最終的にゲームの中でおねえちゃんを助け出して恋人になれたらクリアってこと。じゃあ始めるよ」
「ちなみにそのおねえちゃんっていうのは」
「もちろん私。あ、ヒロイン『彩歌もみじ』って書いといてね」
「はいはい」
「まずは導入から。あるときさくらは目を覚ますと見知らぬ部屋にいるの。もちろん昨日はいつも通り自分の部屋で寝た記憶はある。自分の着ているものも寝たときのまま。夢かと疑うんだけど痛覚とかも確かにあって、もしかして誘拐されたのかと不安に思ったりしてるの」
「そういうのって結局夢オチ多いよね」
「…………」
「あゴメン今のなし、夢じゃないから続けて」
「……こほん。部屋は床も壁も天井も白く、光源もないのに明るい。部屋の中央にはテーブルがあって上に一枚の紙が置かれてるんだけど、どうする?」
「どうするって聞かれたら多分普通に見ると思うけど」
「紙にはね、こう書かれてるの。『おまえのいちばんだいじなひとへのあいをしめせ。さすればもとのせかいにかえれるだろう』」
「あぁそういう感じなんだ。大事な人ってことはもみじねぇのことなんだろうな。……一応聞いておくけどこのゲームの中の私がもみじねぇを一番大事な人だと思ってなかったら――」
「机の上にタブレットが生えましたー! 画面には台に寝かされている最愛の彩歌もみじおねえちゃんが映っていますーついでに台の横に爆弾があって残り時間が三時間だってわかりますー!」
「冗談なのに……紙から分かるのはそれだけ?」
「裏面に部屋の見取り図が書かれてるね。正方形の壁にそれぞれ扉があって上から時計回りに『台所』『想い出の間』『監禁室』『試練の間』」
「(かきかき)……こんな感じかな。ちなみにそれはどの方向がどの部屋っていうのは分かってる?」
「分かっていいよ」
「んー、とりあえず監禁室ってとこに行ってみたい」
「監禁室ね。物々しい鉄製の扉があって、板をはめるような窪みが三つあるよ。その窪みの下に小さく『汝の気持ちを示せ』って書かれてる」
「扉は開かないんだよね」
「押しても引いてもビクともしない」
「隙間とかもない?」
「上の方に覗き窓があって背伸びすれば見えそうだけど見る?」
「見る」
「さくらがうんしょと背伸びをして中を覗くと、部屋の中央で台に寝かされたもみじおねえちゃんを発見する」
「あぁタブレットで見たやつね」
「さくらは『大好きなおねえちゃんがあんな場所に囚われてるなんて! 早く助けないと!』と奮起するので『愛情』のステータスにプラス1!」
「……すでに最大値なんだけど」
「じゃあそのままだね」
「今のイベント意味あった?」
「あるある! この難題に立ち向かう原動力の再確認だよ!」
「タブレットでいつでも再確認できるのに」
「あれはさくらがいじわる言うから付け足したんでしょー!」
「分かったごめんごめん。じゃあ次は台所に行く。そこはどんな扉?」
「台所ね。暖簾の掛けられた入り口があってそのまま入れそうだけど入る?」
「扉じゃないし。あ、入る前に中を見てもいい?」
「いいよ。中は少し広めの普通の台所だね。冷蔵庫や食器棚があって、各種調理器具も揃ってるのが分かる。部屋の真ん中には家族用のテ―ブルとイスのセットもあってその上に人形らしきものが置かれてる」
「人形? どんなやつ?」
「西洋人形っぽいけど入口からじゃよく分からない」
「人は誰もいないんだよね?」
「うん」
「じゃあ入る」
「おっけー。入るとテーブルの上に紙があることに気付くよ」
「なんて書いてるの?」
「『あいするものをりょうりでまんぞくさせよ』って書いてる」
「えっと、もみじねぇの好きな料理を作ればいいのかな。でもどうやって食べさせるんだろ」
「紙を見たとき人形も目に入るんだけど、その人形の顔が愛するもみじおねえちゃんにそっくりなことに気付いたよ」
「わざわざ愛するって付けなくても分かってるって。つまり、料理を作ってこの人形に食べさせればいいってことか……材料はあるの?」
「冷蔵庫のなかにたっぷりあるよ。各種調味料も」
「水道とかガスも使える?」
「もちろん」
「んー、何作ればいいんだろ。もみじねぇの好物? でもあんまり好き嫌いないよね。しいて挙げるならスイーツとか……でも凝ったのは作れないし」
「ゲームなんだからさくらが作れない料理でも作れていいよ」
「ほんと? じゃあチョコレートケーキでもいい?」
「いいけど、制限時間は覚えてる?」
「あ、三時間だっけ」
「そうそう。当然料理を作ってる間も時間は経過するからね」
「うーん、ケーキなんてスポンジ焼くのにけっこう掛かるよね。だったら時間掛からないスイーツ……ホットケーキ?」
「悩んでるさくらさんに朗報です」
「なに?」
「料理は愛情って言葉は知ってる?」
「まぁよく言われてるよね」
「つまり、愛情がたくさん入っていればいるほど料理は美味しい」
「味付けが一番大事だと思う」
「なので適当に簡単な料理を選んでもらって、ステータスの『愛情』で判定して成功すればこの関門はクリアになりまーす」
「判定ってどうやるの?」
「サイコロ二個振ってさくらの『愛情』の値より低くなれば成功」
「12なんだけど」
「やったねさくら、自動成功だよ!」
「もみじねぇ私のことバカにしてない?」
「してないよ! 『愛情』が最大値なのは当然のことなんだからむしろここは誇らしく思ってもらわなきゃ」
「誇らしいかなぁ」
「それでどんな料理にするの? あ、カップ麺とかレトルトは無しだよ」
「えっと、自分で作る料理なら何でもいいんだよね」
「いいよー」
「じゃあレタスちぎってマヨネーズかける。サラダってことで」
「……『愛情』は自動成功なのでクリアだね……」
「そんな不満そうな顔しなくても」
「さくらがレタスを人形の口に持っていくと、その口が開いてレタスをむしゃむしゃ食べだして、全部食べ終わったあとに『サクラノテリョウリオイシイナー』って言っておなかからカードが出てくるんだけど……こんなの手料理じゃない……」
「もみじねぇが決めたルールでしょ! それでカードって何?」
「プラスチックで出来た正方形のカ―ドで、表に大きく『き』って書いてる」
「なにそれ」
「違う部屋に行ったら分かるかもね」
「んー、じゃあ次は……想い出の間に行ってみる」
「想い出の間だね。扉は家の部屋に繋がってそうなドアノブのついた普通の扉だよ」
「カギは?」
「掛かってない」
「じゃあ中に入ってみる」
「中はね、パッと見は図書室みたいな感じで本棚がずらりと並んでて、その棚には左から順番に1から12まで番号が書かれてる。棚の前に再度テーブルがあってその上に紙があるのを見つけるよ」
「今度はなんて書いてるの?」
「『もっともいとしいひとをしゅくふくせよ』」
「祝福? もみじねぇの人形はある?」
「この部屋にはなさそうだね」
「んー……」
「分からなかったらとりあえず棚の方見てくるといいよ」
「じゃあそうする。棚にはどんな本が並んでるの?」
「さくらが本を一冊手に取ると、それが外側だけのレプリカであることが分かる。あともう一つ気付いたことがあって、本が仕切りで区切られていて左上から1、2……って感じに数字が割り振られてるよ」
「また数字……今度は何番まで?」
「1の棚は31だね」
「1の棚は? じゃあ2は?」
「2の棚は28」
「……あぁそういうこと。それで祝福しろ、か」
「難しかったら『優しさ』で判定して成功すれば答えが分かるからね」
「判定絶対成功するから謎解きにならないんだけど」
「あくまで救済措置だよ。さくらが気付いてくれればそれに越したことはないから。――それで、もう解けた?」
「……なんで嬉しそうなの」
「だってー、さくらがもう分かったって顔してたから。うふふ」
「まぁ、そんなの当たり前だし……」
「じゃあどこの棚のどこを調べる?」
「10の棚の20番目のとこ」
「なんでー?」
「……もみじねぇの誕生日でしょ」
「大正解~! ちゃぁんと覚えててくれて嬉しい」
「忘れたことないよ。去年まではきちんとお祝い出来てなかったけど」
「てことは今年からはお祝いしてくれるんだ」
「……うん」
「楽しみだなぁ、えへへ」
「そのかわり私の誕生日もちゃんと祝ってよ」
「もっちろん! さくらが泣いて喜ぶようなプレゼントしてあげるから」
「楽しみにしとく」(もみじねぇへのプレゼントどうしよう……)
「あ、ゲーム進めないとね。10の棚の20番目を調べるとアルバムがあって、中にはさくらや私のこどものころの写真がたくさん入ってる。さくらがぱらぱらとページをめくっていくとプラスチックのカードを見付けたよ。今度のカードには『大』って書いてある」
「さっきのが『き』で次が『大』……じゃあ試練の間ってとこに行こうかな」
「試練の間だね。扉は武家屋敷の門みたいな両開きの木の扉で、閂が掛けられてる」
「開かないってこと?」
「いんや。閂はこっち側にあるからそれ外せば開けられるよ」
「それ閂の意味なくない?」
「んっふっふ、閂がこっち側にあるのは向こう側からの侵入を防ぐためとは考えられないかね? この扉の先にどんな化物がいるのやら……」
「もみじねぇがそうやって脅してその通りだったことほとんどないよね」
「そういうこと言わないの。それじゃあさくらは中に入るってことでいい?」
「いいよ」
「はい。両開きの扉がぎぃぎぃと軋みをあげて開いた先は、道場のような板張りの部屋だった。なんの調度品もない質素な部屋だけど中央に袴姿の人が背を向けて座ってる」
「どうせまたもみじねぇの人形とかなんだろうけど近付いていい?」
「もー、そうやってメタ読みしたらつまんないじゃん! もっとうわーとかびっくりーとかリアクションしてくれないと私がつまんない!」
「リアクションするから先続けて」
「うー、さくらが近付くとその人物は急に振り返るんだけど、その顔がなんと! さくらが世界一大切に想っているもみじおねえちゃんと瓜二つだったんだよ!」
「そ、そんな――もみじねぇは監禁室に閉じ込められてるはずじゃ……!?」
「それでその私のそっくりさんが無表情のままこう呟くの。『私を倒せば証をやろう』って」
「ま、まさかこのもみじねぇにしか見えない人と戦えって言うの? そんなの私には出来ないよ……!」
「……50点」
「採点厳しくない?」
「演技っぽかったのが減点対象」
「そりゃ演技なんだし」
「そいじゃさくらは戦うってことでいい?」
「まぁ他に選択肢ないから。どうやって戦うの? いくら偽物でも殴り合いとかはあんまりしたくない」
「そこは安心して。さくらの『可愛さ』で判定して成功すれば勝利だよ」
「『可愛さ』で判定……てことは」
「自動成功! さくらの可愛さにあてられたもみじ(偽)は倒れて戦闘不能!」
「いつサイコロ振れるの……?」
「倒れたもみじ(偽)の懐からまたプラスチックのカードが出てきたよ。書かれてる文字は『好』。さぁさぁ、いよいよ残すところは監禁室だけ!」
「手に入れたカードが三枚、鉄の扉に窪みが三つってことはそこにこのカードを入れればいいはず」
「ふんふん」
「窪みの下に『汝の気持ちを示せ』と書いてあったから、『き』と『大』と『好』でなんらかの気持ちを示せばいい、と」
「いいねいいね」
「……ボケた方がいい?」
「ダメ! チャンス1回だから! 間違えたら爆弾が爆発するから!」
「ふぅ…………大好き」
「え? ごめん聞き取れなかったからもう一回」
「聞き取れなかったんならニヤニヤしないでよ。……大好き」
「はぁぁぁぁ――さくらのその言葉があったらどれだけSAN値削れて発狂しても一瞬で全快する自信あるよぉ……」
「言ってる意味がわかんない。で、扉は開いた?」
「開いた開いた。もう開いた勢いで飛んでいって原子分解したあげく次元の狭間に消えるくらい開いた」
「逆に怖い」
「さて、さくらは無事最愛のもみじおねえちゃんと再会したんだけど、いくら呼びかけても体を揺すっても姉は起きる気配がない」
「え、呼吸はしてる?」
「してる。心臓も動いてるし顔色も悪くなってない。ただ、ずっと目を瞑ったまま」
「……起こすために何かすればいい、ってこと?」
「ご明察~。枕もとに紙が置いてあって、そこに『ねむりをさますのはいつだってあいのくちづけ』と書かれてるよ」
「つまり最後に『キスのうまさ』で判定をして成功すればいい?」
「おぉ、もうTRPGに慣れたねぇ~。さっすがさくら」
「こっちとしてはやっとサイコロ振れるんだって気持ち」
「さて、さくらちゃん」
「今度はなに?」
「『キスのうまさ』の数値は9。ということはサイコロ二個振って9以下を出さなければいけないのです」
「うん」
「出るかどうか不安だよね?」
「別に」
「サイコロ二個振って9以下が出る確率はだいたい83%。TRPGの8割はね……外れるんだよ」
「そんなこと言われてもTRPGでサイコロ振るのこれが初めてなんだけど」
「外れたくないよね!? この判定に失敗したらバッドエンドだけどそんな終わり方イヤだよね!?」
「圧力がすごい」
「ということで、この判定はロールプレイをすることでプラスの補正がつきま~す」
「ロールプレイをする?」
「たとえばゲームの中で誰かを説得したりするときに相手に響きそうなセリフを自分で実際に言う事でその判定を有利に進めたりすることがTRPGではよくあるの」
「それはなんとなく分かるけど、キスでどうやってロールプレイを――……もみじねぇ、無言でベッドの上に行かないでよ」
「キスのロールプレイかー、おねえちゃんもどうやればいいのかさっぱりわからないなー」
「仰向けで目をつむって言われても説得力ないよ」
「さくらが悩んでる間に爆弾のタイマーがどんどん進んでいくー今にも爆発するかもー」
「もう……――ん」
「ん――ふふ」
「キスしながら笑わないでよ」
「だってぇ、さくらのキスで目が覚めるなんて最高だなぁって思ったから」
「『キスのうまさ』が9なのに?」
「……もしかして根に持ってる?」
「別に。この程度のキスでごめんなさいねとしか思ってない」
「違うの~、さくらのキスの良さは全世界で私しか分からないというか私だけのものだから広めたくなくてちょっと採点を厳しくしただけで――んん――」
「ん――む――……ぁっ、んちゅ……んむ――……っ……ん…………ぷは――はぁ……採点の結果は?」
「はぁ、はぁ……10000点」
「……じゃあこれでクリア?」
「うん、クリアだね」
「結局一回もサイコロ振らなかった」
「さくらの愛のなせる技だよ」
「どっちかって言うともみじねぇの愛だったけど」
「あ、一応エピローグも考えてるから話続けていい?」
「そういうのもあるんだ」
「うん。じゃあさっきの続きから。さくらが私にキスをした瞬間、二人をまばゆい光が包み込み、さくらの意識はなくなった。そして次にさくらが目を開けたとき、そこは見覚えのある自分の部屋に戻ってる。さくらはベッドに寝たままさっきまでの出来事を思い出して本当に夢だったのか考えるんだけど、そのとき耳元で聞き覚えのある声が聞こえてくる。『おはよう、さくら』――ベッドの横でさくらの顔を覗き込みながら、姉であり恋人でもある彩歌もみじは優しく微笑んだのだった……終わり」
「やっぱり夢オチだった」
「夢オチじゃなくてなんか変な空間に意識だけ飛ばされた的なアレだよ」
「というかもみじねぇと最初から恋人なんだったらゲームのコンセプト破綻してない?」
「だって~、たとえゲームの中であってもさくらと恋人じゃない私なんて想像したくなかったの!」
「……まぁうん、それは分かる」
「結果としてさくらと一緒に遊んでいちゃいちゃ出来たからゲームとしては大成功~」
「キスもうまくなったし」
「それはもう言わないでよぉ~」
恋人で姉妹の二人のひそやかな日常。
終
突発的な思いつきと趣味全開の内容なのでTRPGをあまり知らないと分かりづらかったかもです。
参考にしたシナリオはクトゥルフTRPGで有名なアレです。
掛け合いを書きながら『リプレイ作るのってこんな感じなのかな』と思いました。
見え見えの誕生日の伏線は、まぁそういうことです。




