100のクリームシチュー大事件
クリームシチューは、私がこの世で一番愛する食べ物である。
実は長女であるゼウス姉さんも、次女であるポセイドン姉さんもクリームシチューが一番の好みで、そこだけは気が合う。
私達ゼウス三姉妹の最大の共通点は血縁ではなく、クリームシチューが大好きなこととその食べ方だ。
食べ方はバケットではなく、白米の上にクリームシチューをかけるというもの。
具材はニンジン、ブロッコリー、鶏肉、トウモロコシ、ジャガイモ。
大袈裟に言えば、毎日クリームシチューでもいい。
ちなみに、私がどれくらいクリームシチューが好きかというと、ゼウス姉さんとに二人で行こうと誘われても行くくらいである。
あの酒乱と一緒に行くのはキツイものがあるが、それでも美味しいクリームシチューが食べられるのなら、私は行く――――と前までは考えていた。
しかし、ある事件が起きたあと、私はゼウス姉さんとは例えクリームシチューが関わっていたとしても絶対について行かないということを心に誓うことになった。
※
ホストを冥界に送った後の休日、私はぼんやりと部屋から窓の外を見ていた。
さすがに数十億年も生きていると、何もする気が起きない日が一日くらいはある。
そんな時、ドアがドンドンドンとかなり強く叩かれる音が家中に響いた。
私はこのドアの音の鳴り方に見覚えがあった。
「ゼウス姉さんだ……」
その瞬間、ぼうっとした頭に衝撃が走る。
もし扉を喧しく叩いているのが、本当にゼウス姉さんだったらとしたら、居留守という選択肢はない。
なぜならドアをぶっ壊して確認してくるからだ。
ドアをなぜ壊してでも確認するのか、過去に訊いてみたことがあった。
その答えがこうだった。
「だって居留守使って奴が過去にいたんだもん」
その答えを聞いた時、私は絶句した。
嫌厭されているのがわからないのである。
とにかく私は玄関へと急いで向かった。ドアが壊されるのは非常に困る。
ガチャ!
「よぉハデ―――」
「帰ってください」
バタン!
私は自らの要望だけ伝えて扉を思いっきり閉め、チェーンをかけた上に結界も三重に張った。
あんなんわけのわからない神に関わったら何があるか知ったもんではない。
ドンドンドンドン!!
今にもぶち破るぞこのドア、と言わんばかりにドアが叩かれる。
クソッ、自分の家だというのに自分の家のようには全く思わせない姉さんの存在、これほど厄介だったとは。
仕方ない、今日は運が無かった。
観念してドアを開けることを決意。
しかしタダでは開けない。
ゼウス姉さんに当てるつもりで思いっきり開ける。
せめてもの抵抗だ!
「あぶねっ!」
バックステップで軽く避けられた。
「ちっ」
思わず舌打ちが出た。
ゼウス姉さん、戦闘能力だけは本当に神トップレベルなんだよな。
「んで、なんの用スか? 多忙を極めているんですけど」
「そんな怖い顔すんなよ。せっかくの顔が台無しだぜ?」
うぜぇ。
超絶ウザそうな顔と帰れオーラ全開でゼウス姉さんに対応する。
凄まじく鈍いゼウス姉さんでもさすがに察したらしく、申し訳なさそうな顔を私をなだめてから話を始めた。
「ま、まぁまぁ。今日はハデスにいい話をもってきたんだ」
「いい話?」
「そう、クリームシチュー食べに行こうぜ」
「姉さん……!」
まさか私の気の抜けを察して、クリームシチューを食べに行こうと言ってくれたのかな?
まぁ、なんだかんだでゼウス姉さんは最後にはやっぱり頼りになる存在だからな。昔からそうだった。
「な? 行こうぜ、ハデス」
「ふぅーしょうがないですね。支度するんで少し待っていてください」
「おう、早めに頼むな」
私はゼウス姉さんを家に入れず外で待たせたまま、念のためドアを厳重にロックして呪いをかけ、支度をする。
なんか、懐かしい気がするな。
ゼウス姉さんとの楽しい思い出は、少なからずある。
……まぁ、迷惑かけられた思い出の方が何百倍もあるが。
私の口から小さな笑みがこぼれていた。
「お待たせしました」
「おお、遅かったな」
ゼウス姉さんがやたらソワソワして待っていた。
「じゃ急ぐぞ」
「えっ!?」
そう言うと、私の手を取ってジャンプした。
20秒の高速空中浮遊を経て着いた店は『くりぃむ屋』。
クリームシチュー専門店という珍しい店で、私達三姉妹の行きつけの店である。
もちろん神が経営を行っている。
「あ、やっと来たね」
店内に入るとクリームシチューの良い香りがいつもよりする。
……ん? いつもよりするだと?
確か専門店だからクリームシチュー以外は基本ない。
行きつけの店であるから、この部屋の匂いとかは覚えている。
店内を見渡してみる。
客は私とゼウス姉さんしかいない。
いや、よく見ると、机の上に食べかけのシチューが1皿ある。
背中に悪寒が走る。
「いやー、実はさ、クリームシチュー100皿頼んじゃってさー」
……ハメられた!?!?!?
「いやね、腹めっちゃ空いててさ。今なら大好きなクリームシチュー100皿食えるだろうーって思ったんだけど、ね」
ゼウスのクソ野郎が両方の人差し指をつんつんさせながら上目遣いで私に言い訳をしてくる。
「そしたら意外と、ゲフー、多くて。それで……ねっ?」
ねっ? じゃやねーよクソが!
「私は1皿だけ食って帰ります」
「え、ちょっと待ってくれ! 見捨てないでくれ! 店長の話聞いたら、この店だけじゃ100皿作れないって言うんで、他の店にも頼んで作ったらしいんだ。だからさ、これはこの店だけじゃなくて、ここら一帯の店のクリームシチューなんだ」
「はあ!? 何やってんだよマジで! ……おい、もしかして、ライスも100皿とか?」
「……うん」
泣きそうになりながら人差し指をツンツンさせている。
その仕草に堪忍袋の緒が切れた。
「その態度やめろ」
「痛いッ!」
ゼウス姉さんの気持ち悪い人差し指ツンツンをはたいてやめさせる。
私は深く溜息をつき、見下した目でゼウス姉さんを見下ろす。
「そ、そんな目で見るな……」
「ちっ。まぁとりあえず状況を確認しましょう。今、ゼウス姉さんは何皿食べました?」
「……ん皿」
ぼそぼそと言う。
「何皿ですか? はっきり言ってください!」
「……3皿」
「はぁ!? 3皿!? じゃああそこの食べかけは4皿目ってことですか?」
「……う」
「あ!?」
「……ち、違う……3皿目」
「んなアホな!?」
私はその場で項垂れた。
初めて立つ小鹿のようにプルプル震えた腕でなんとか上半身を地面につけないではいるものの、気持ちはすでに地面の超えて地中に浸透した。
「だ、だめだ。もうおしましだぁ……」
これは馬鹿で能無しな姉を持った血の呪いを、久しぶりに思い知らされ、私の目に涙が溢れた。
「お、おい、泣くなハデス」
私の肩に置かれようとした手を触れせることなく払いのけ、憎悪の目で睨みつけた。
「う、その……ごめん」
「今謝りましたね? 帰ります」
私はゼウス姉さんを通り過ぎ、素早くドアへ向かった。
ドアノブを捻った瞬間、手に電流が走った。
「いたッ!?」
ドアノブには電気が帯びていた。
それにドアの真ん中に黄色の紋章がある。
「すまないハデス。この部屋に仕掛けをかけさせてもらった」
ゼウス姉さんが決め顔で言った。
気付いたらゼウス姉さんを無言でビンタしていた。
「イタッ!? あ、でも今殴ったからさっきの電流はチャラな!!」
してやったぜみたいな顔をしているのが腹に立つ。
かなり本気で叩いたが、全くダメージが入ってないのがさらに腹立つ。
本当、なんでこんな姉をもってしまったのだろう。
だが、これ以上後悔しても始まらない。
「はぁーわかりました。手伝いましょう。まぁ、クリームシチュー大好きですし、私も昔は死ぬほど食ってみたいと思ってましたから」
「ハデス~!」
ゼウス姉さんの汚い目がキラキラさせてこっちを見た。
「さ、食べますよ。店長、お願いします!」
「あいよ!」
※
それから、二時間後。
「ぐ、や、苦じい……」
ゼウスがババァのような声で言う。
「わ、私も……」
お互い、限界を迎えていた。
私はライス付きで5皿、ゼウス姉さんは私が来る前と合計してライス10皿、シチュー12皿食べた。
私はゼウス姉さんが弱音を吐くたび、本気の殺気を見せていたため、その都度頑張って食べていた。しかし半分どころか、まだ二割も消費していない。
これはさすがにヤバいし、笑えない。
くそー、なんで貴重な休日をこんなくだらないことに使っているんだ……。
しかし、大好物のクリームシチューを残す、という選択肢は私にはない。
料理は望まれて作られて、味が美味しく、愛情がこもっていれば、例えどんなことがあっても絶対に食べきらなければならない。
好物であれば尚更だ!
このクリームシチュー100皿は望まれて作られてきた。
そしてこのクリームシチューの味、パーフェクトだ。
最後に愛情だが、これほどたくさんの愛情が込められたクリームシチューを、私は見たことが無い。いきつけの店の店長、周辺の料理屋、名も知らぬ料理人、これらの愛情が詰まったものを、残せるはずがない!
「ゼウス姉さん、美味しいね」
「……ゲフッ」
カエルのような顔をしてゲップした。返答はない。
こいつはもうだめだ。
とりあえず、ポケットからケータイを出し、助けを呼んだ。
さすがの私でもこれだけの量は食いきれない。
ならば助けを呼ぶしかないと思った私は、朦朧としているゼウス姉さんを横目に、電話帳の片っ端から連絡をする。
ちなみに、ゼウス姉さんもケータイを持っているが、彼女のケータイは全く使い物にならない。
理由は簡単、嫌われているからだ。ほぼ全員に着信拒否を食らっている。
ゼウス姉さんは迷惑なほどアクティブな神様だ。
基本、連絡先を交換した相手は、翌日には飲みに行こうと誘われる。
そして休日は、今受けているような迷惑な行事に参加させられる。
こんなことを続けているため、連絡先を交換したものは一週間経たないうちに着信拒否する。
かく言う私もそうだ。
ポセイドン姉さんも、ナンバー2で連絡も取らなきゃならないヘラだってしている。
アフロディテはそもそも交換していない。賢いというか、腹黒いというか、さすが私と親友しているだけあって面白い奴ではある。
もちろん、着信拒否されていることはゼウス姉さんも知っている。
そのため、用がある時や暇な時はいきなり家に来て誘いに来るという、はた迷惑な行為へと進化した。
最初は居留守等で捌いていたが、みんなが居留守を使いすぎたため、今ではドアをぶち壊してくるのだから、もはや災害である。
なので、いつならばヘラはゼウス姉さんに過労死するほど、たくさんの仕事を与えて、休日、帰宅後も働かせる。自由な時間を与えると、すぐアクティブな行動に走るから。
実力は一応あるので、かなり権力を握っているが、本人はその権力を行使することはほとんどない。
ちなみに、権力があるところに群がる神もいることにはいるのだが、ゼウス姉さんに関してはここ数億年いない。
ゼウス姉さんに媚びを売るのは、潰されるかもしれないという覚悟をもたなければならない。なぜなら、半端なく酒豪で、一度飲みに行くと誰もがその酒癖により問題に巻き込まれる。
なんとか飲み会を乗り切ったとしても、ゼウス姉さん本人はその飲み会の記憶がないため、必死に媚びを売ったが結果は何も残らないという、悲惨な結果を招く。
だから媚びを売る神は出てこないのだ。
そんなゴミを持った私は不幸だな、ゼウス姉さん消え去ってくれないかな考えていると、貸し切りとなっている店のドアが開いた。
入ってきたのはポセイドン姉さん、ヘラ、アフロディテだ。
「来た……神だ……!」
救いの神達を見た私は嬉しさのあまり、立って彼女らを迎えた。
「ちょっと、これどういうこと?」
ヘラが何かを察したようで、私にドスを利かせながら聞いてくる。
こえー。
「こ、これにはちょっと深い訳がありましてですね……」
私は一連の出来事を皆は話した。
アフロディテはそっと帰ろうとしたが、ゼウス姉さんの結界の上に私が呪いをかけておいたので、私が出ると言っていいというまで出れない仕組みにした。
すまん、みんな。私だって被害者なんだ、どうか助けてほしい。
というわけで、ヘラ、ポセイドン姉さん、アフロディテ、ほぼ戦力にならない私、何かの瀬戸際に立たされた顔をしているゼウス姉さんの五人となった。
ポセイドン姉さんはグラマラスなボディして、かなりの大食いなので期待しておくとして、問題はヘラとアフロディテだ。
アフロディテは酒は強いが、食べるほうではない。せいぜい3皿か。
一方、ヘラに関しては未知数だ。
一緒に飯を食ったことが無いのでどれくらい食うかどうかわからない。
ただ、最低でも5皿は食べてほしい。
逃げられないと悟った3神は、嫌々席に着く。
その時の顔は、忘れがたい顔だった。
私が分析するに、ゼウスに対し、単なる憎悪と表現するには生温いというほどの憎しみ、それに巻き込んだ私への憎しみ、そしてこんな下らないことに休日が潰される悲しみ、つまり憎しみと悲しみが2:1で混ざった感情だろう。
アフロディテは周りに聞こえるか聞こえないかという音量でブツブツと呟いていた。断片的にしか聞き取れなかったが、「ゼウス」と「呪う」という単語が繰り返し出ていた。
ぜひ私からもお願いしたい。
ゼウス姉さんは悪の権化で、私よりも冥界の王に相応しい。
私やポセイドン兄さんはこのことを子供の頃から味わっている。
えらい丈夫である私達神でなければ死んでいただろ。思い出すだけでも辛い。
『自転車亜空間突入事件』に『天界神殿消滅事件』、『ドラゴンの卵事件』、『私の部屋トラップボックス事件』、『ポセイドン姉さんの超絶精巧エロフィギュア大量販売事件』など、あげればキリがない。
今日の一件でここにいる神々もわかっただろう。
本当に面接しなければならない相手が誰かを。
そんなことを思っていると、机に座っている5神の目の前にシチューとライスが置かれる。
残りはライス85皿、クリームシチュー82皿。
それに対して5神だけでは無謀なことではあったが、なんとしてもクリアしなければならない。
この五人で乗り切るしかない!
私は丸まった腹を撫でて、自分の今の状態を確認する。
うん、吐きそう。
限界はすでに到達している。
だが、やらねばならない。
いざとなれば、ゼウス姉さんの口に無理矢理突っ込ませる。
私はスプーンを取り、シチューを口の中へと運んだ。
「うっ!」
やばい、もう美味しさなどは微塵も感じない。
口に入れた瞬間、腹から胃、そして喉へとこれ以上は限界だ、入らないというアラートが迸る。
一口、一口だ。この一口だけ入れたらスプーンを置く。
だからせめてこの一口だけは、押し込めろ!
口を閉じて目をつぶり、顔をくしゃくしゃにして何とか押し込む。
ゴクン。
まるでスイカを丸呑みしたかのようだったが、なんとか飲み込むことに成功。
周りを見てみる。誰もが美味しいと言っている。
そりゃあそうだろう。味はもう、そりゃあ最高よ。
酒さえ飲めれば、おつまみは道端の雑草でも構わない雑食のゼウス姉さんでさえ、ここのクリームシチューだけは味を覚えているからな。
「お、お……い……。うぅ……ハデス……聞こえ……ているぞぉ」
ぼそっと口に出ていたか。
「おかわり!」
ポセイドン姉さんが一番早くおかわりを所望した。
この店に来るときも、ポセイドン兄さんが一番におかわりするんだよな。
すぐにシチューとライスが机に運ばれてくる。
次におかわりしたのが、ヘラだった。
ヘラもとても美味しそうに食べている。
「今にも食レポしそうな顔なんだよな~」
「声に出てるわよ?」
ヘラが睨んできた。
私はベロを出してかわい子ぶりながら謝る。
それをヘラはスルー。距離感がまだつかめない。
一方、アフロディテは自分のペースでゆっくりと食べている。
これが本来の食事のあり方なんだろうが、今回に限ってはむかつくな。
くそ、とりあえず私もやれるだけやるしかない。
3時間後。
クリームシチューとライス、ラスト一杯まで来た。
内訳は私が両方10皿、ゼウス姉さんが両方23皿、アフロディテがシチュー4皿・ライス2皿、ポセイドン兄さんがシチュー30皿・ライス32皿、そしてヘラが両方19皿。
そして最後はゼウス姉さんのところにシチューとライスが置かれた。
店の周りはいつの間にか見物客とクリームシチュー作りを手伝った料理人が集まるという一大イベントになった。
つか見物するならシチュー食うの手伝ってくれよ。
というか、そもそもシチュー100皿とか作るかな、普通。
……全く、ここら周辺の神は頭おかしい奴ばっかりだな。
どうりで異世界に魔王が生まれるわけだよ。
引っ越すか。
「ハデ……ハデ……ハデ……ス……」
最後のシチューを目の前に、ゼウス姉さんは何やらぶつぶつ言っているが、多分幻聴だろう。無論、幻聴じゃなくても耳を貸すつもりはないんだがな。
ゼウスが目を背ける先に、陰で黒くなったポセイドン姉さんが聳え立つ。腹を大きくして。
ゼウス姉さんが逃げられないように、そして悔い改めるように巻き込まれとばっちりを食らった四人が周りを取り囲んでいる。
「さぁ、ゼウス姉さん。お前の好きなクリームシチューだよ。お食べ」
ポセイドン姉さんがゼウス姉さんの右手を砕けるくらいに強く握って、スプーンを持たせる。久しぶりにガチギレポセイドン姉さんを見た。
「ア―――」
「私の名前を気安く呼ばないでくれます? 私の高貴な名が廃れます」
アフロディテは魔法でシチューをポコポコと沸騰させ、常に美味しい状態を保ってくれている。永遠に冷めないシチューを送ってあげたのは、きっとアフロディテの最後の良心だろう。
「へ、ヘラ!? お前は助けてくれるよな?」
「ええ、もちろん、こうしてあなたが食べ終わるのを待っているじゃないですか」
目は笑っていない、口角は上がっているが、目は明らかに怒りで満ちている。
「ハ、ハデス……!」
ゼウス姉さんが私に救いを求めた目で見てくる。
私は最後に、地獄へ落ちろというデス・ハンドサインを送った。
それと同時にポセイドン姉さんが熱々シチューを口に放り込んだ。
「あちぃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
汚い声が、天界中に鳴り響いた休日であった。
このあと、一時間かけて冷めないシチューとライスを食い終わるゼウス姉さんであった。