花火咲く夜空
大輪の花が 夜の空に音をたてて開く
華やかな 夏と その終わりを告げる 火の花
赤色 青色 緑色 金色
色とりどりの花が咲く
明るく 華やかに そして 少し 儚く
夏の終わりを感じさせて 花は淡い煙となり
空へとかえっていく
咲いては消えて 消えては咲いて
空を彩る花々に
過ぎゆく夏を惜しみながら
この夜を見上げている
音を生みながら散りゆく花
輝く季節の余韻を残して
九月長月の夜空
大輪の花火が咲く
こんばんは。葵枝燕です。
『花火咲く夜空』、読んでいただきありがとうございます。
今回の詩は、二〇一〇年九月十一日(土)に書いた詩に加筆を施したものです。本当は手を加えたくはなかったのですが、字数が足りませんでしたので、多少付け足しました。二〇一〇年ということは、私が中学生のときに書いたものということになりますね。ちょうど漫画をよく読むようになった頃です(しみじみ)。
さて、この詩における“花火”は、私の故郷が誇るお祭り・全島エイサーまつりの花火です。毎年旧盆が終わると行われるお祭りですが、多分この年は九月に行われたのでしょう。自宅からその花火を見て、これを書いたのだと思います。
昔書いたものなので、今以上に拙い作品かもしれません。
読んでいただき、ありがとうございました!