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めちゃくちゃ短いです。すいません。


とてつもない虚無感に苛まれながら俺は気づけば白い空間にいた。

ぼーっと周りを見るが何もなくて、ただ白い地面だけが見えていた。

どこまで続いているのかも分からないこの空間に少しの不安を覚える。

「どこだ、ここ?」

自然と疑問の声は出た。

「神室だよ高村鋭志君」

いきなり後ろから声が聞こえる。

バッと俺は後ろに振り返る。

そこには白い服を羽織った男が立っていた。

「神室へようこそ!歓迎するよ高村鋭志君!」

男はそう言って両手を大きくあげた。





「ここはどこだ?」

俺は男を強く睨みながら質問する。家族を失ったばかりで今にも発狂しそうだが、それと同時に警戒心もとても強くなっておりとりあえず情報が欲しかった。殺し屋として仲間の死を幾度となく見てきた鋭志だからこそできることだった。

「神室だよ高村鋭志君」

「神室とはなんだ?」

「神の住む部屋のことだよ」

「神?じゃあお前は神なのか?」

「そう!僕は惑星ラーカスの神ハリド!」

質問と返答の応酬。

全く信憑性のないこの会話で俺が思ったことは、こいつを信用してはならない、ということだった。

こいつの話を全く信用していなかった。

いきなり僕は神だ!と言われても嘘にしか聞こえなかった。

すこですぐ神だと認めるほど、俺はそこまで頭お花畑じゃないし、ラノベ小説にに憧れる高校生でもない。


「ていうか君、家族失ったばかりなのに冷静だね?」

男はいきなりそう言ってきた。

傷口を深くえぐるその言葉に怒鳴りそうになるが、ここで怒鳴ってもデメリットしかないとなんとか声を押しとどめる。

「逆に聞くが今ここでお前に怒鳴ったらお前は俺をどうするつもりだ?」

「お、いい返答だねー。ちなみに答えは君を殺すだけだよ」

一瞬で男は俺の真ん前に来て首筋に手刀を当てていた。

目で追うことすらできなかった事に俺は目を見開きながら、手を挙げ降参のポーズをとる。

するとまた一瞬で男は俺から放たれると人懐っこい笑みを浮かべた。

「うん!期待通りの子だ!復活させて良かったー」

「復活?」

今頃になって俺はフード男に殺されたことを思い出す。

「そういえば俺は何で生きているんだ?」

「僕が君を復活させたからだよ!」

即答でそう男は答えると言った。

「君には僕の世界で邪神を倒してもらいたい」

凄まじい威圧を出しながら、"神"はいきなりそう言って来た。






俺はその凄まじい威圧に声を発することさえ難しかった。

「あ、ごめんごめん。威圧かけすぎたね」

すっと神は威圧を解く。

ガハッと俺は息を吐く。

過呼吸を繰り返し、酸素を体に回す。

息を整えたところで俺は話を再開する。

「何で俺にその邪神とやらを殺させたい。それに、もしそいつを殺したとして俺に何のメリットがある」

「別に君じゃなくてもいいんだけどね、まぁ答えてあげるよ。メリットは君がもう一度命を貰えることと、あとは復讐できることかな?それと理由は言えないかな」

理由を説明しないところに不信感を抱いたが、それよりも復讐という言葉に俺は反応した。


「復讐ってどういうことだ」

「あぁ君は邪神に殺されてたからね。君が彼を憎んでるなら復讐になるかなって」

ドクンと胸が高鳴った気がした。

さっきまで言葉すら発することさえも億劫だったのに、今は凄い活力が体を駆け巡っていた。

生きる理由を見つけた気がした。

初めて何かしたいという気持ちを持った。

神が平然と言った言葉が、ここに来てからずっと俺が待ち望んでいた言葉だった事に気づいた。



だから、だから俺はその話に……乗った。










光とともに異世界に向けて召喚されて言った鋭志を見届けながら神はさっきとは全く違う異様な雰囲気をまとっていた。

「これは賭けだ。最後に結局賭けにでる自分をどうかとは思うが……これが吉と出るか凶と出るか」

神はそう言って神室から姿を消した。

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