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ぼくの詩集

死んだ金魚

作者: 桜井あんじ

けさ きんぎょが しんでいるのをみつけました

だれかが えさを やりすぎたのでしょう

ちいちゃなきんぎょには いっぱいすぎたのです

いっぱい いっぱい いっぱい すぎたのです


きんぎょは ぼくの ともだちでした

きれいな赤い色が とてもすきでした

かわいいきんぎょ ぼくは とてもたいせつに おもっていたのです


ちいさな水槽に ういているきんぎょ

口も瞳も ぱかりと開いたままです ずっと開いたままです

うらがえしになって ぷかぷか うかんでいます


死は すさまじい匂いを放ち その存在を 主張しています


庭に埋めてやらねばなりません でも ぼく さわりたくないのです

ぼく さわりたくないのです

なぜなら 死は 汚れていますから

さわりたく ないのです

きんぎょは いまは ただの ごみになってしまいました


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