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ついにラストです。
死んだ男をスポーツバックにいれ、そのまま放置し、一度作戦を立て直すことになった。
「まさか、『改造人間』か、まじかよ。同族じゃないか」
大阿の言ったとうりPMCgungnirの幹部は、全体か一部かの違いこそあれど全員改造されている。
「とはいえお嬢の敵なら殺すだけだ。いまからどうするんだ?藤」
普段PMCgungnirでは、俺が現地で指揮し、ミアが安全地帯で指令を送るというスタイルをとっている。
それ故こういう時は俺が判断を下さないといけない。
「んー。俺らの元々の仕事は、ジャミングしている物の破壊。それをまずやるか。大阿、宙、京介はジャミングの元が見つかるまでは周囲の警戒。
マイケル有線でうまいこと逆探知しろ。
あとは、ちかくの民間人を保護し、ミアのところに連れて行け。
その後だが見つかりしだいそこを強襲、ただし『改造人間』だった場合は一つ策を使う。では各自用意。」
その一言で全員が散らばっていく。
俺も確かに『改造人間』だ。
しかし、宙、大阿、京介のような驚異的な力はない。
だが、俺はその代わり色々なことの経験を脳に入れることが出来る。
ということで俺も逆探知を開始するが、無駄だったらしい
「ありました。ええと、いるのは、ここの一般開放されていない、裏エリア!!いまヘリから、サーモで中調べます。………完了。人数約100人、また能力反応多数。どうしますか?」
「分かった。そうだな、ここに居る民間人を連れて、一度ミアの居る所まで、撤退。その一時間後、突撃開始だ。」
俺達は、民間人を、連れフードコートまで戻り、PMCgungnirの部隊を編成し直した。
突撃隊は、幹部と兵士20人。
宙、大阿が前に立ちマイケルと京介がバックアップをする、俺は20人で支援だ。
また、ミア達は後ろから50人の兵士と共に火力支援をする。
すでに館内の敵は、十さんと直が倒したらしい。
ということで、なんの不安もなく。[ありありだけど]最後の戦いが始まった。
宙サイド。
「撃て撃て撃て撃て!」
後方で藤が兵士と共に火力支援をしてくれている。
しかし敵は『改造人間』が五人。
瞬く間に、二人の兵士が殺された。
「くそ!」
既に僕は、ケミカルの力を全力で発揮している、隠し球もあることはある、だが出来れば使いたくない。
「シッ」一閃し、やっと一人の『改造人間』を倒した。
「おらっ!」
大阿の大剣により、三人の『改造人間』も吹っ飛んでいき、そこに京介のxm109ペイロードから放たれた徹甲榴弾が三人の脳内で破裂し、三人とも完全に死んだ。
『改造人間』も万能ではない。
特に頭は、強化された体を動かすために少しのダメージでも、悪影響がでる。
勝った次だ。そう思ったしかし、忘れていないだろうか。
『改造人間』は五人いたことを。
「良し!そのまま先へ!なっ?しまったミア!逃げろ!」
隠れていた最後の一人が、藤達を乗り越えて、襲いかかる。
ミアに。
僕は、力を解放し、走った。
しかし、早い。
僕はレールガンを撃つ。
しかし遅い。
ミアが小さな護身拳銃デリンジャーを撃つ。しかしそれは高速移動で奪い取られた。まだ弾が一発ある状態で。
ミアは思いっきり殴られ打ち上げられ、何度も空中で殴られ倒れ、
そしてデリンジャーで撃たれた。
「くそう。大阿、京介やつを殺せ!ミアは俺が手当てをしておく。」
藤は、一応応急手当てならできる。
しかし、ミアからはドクドクと血が流れて、小さな水たまりが出来ていた。
「くそう。骨折多数に脇腹をかなり削がれている。宙そいつをさっさと殺せ!あと……」
「分かっている。こいつを殺しさらにボスまで皆殺しだ。」
そういい僕は駆けた。
まず最後の一人を刀で斬り殺す。
先に進むと、AK74とナイフで武装した部隊約20人がいたが不意打ちで一人を殺しそいつを盾にしながら、そいつのAK74と手榴弾を奪い取り手榴弾を投げた。
自分だけは改造された力で跳んで逃げ、20人を全員吹き飛ばした。
死んだ敵兵のAK74をとり.さらに進むと先程の五人より高性能な『改造人間』が一人いた。が、所詮一人。
スタングレネードで動きを止めAK74からありったけの弾丸を叩き込み倒した。
たださすが高性能というかそう決めた理由はこれだがAK74を両手撃ちでそれを銃を三回変えて何とか倒れた。
さらに進みおおきなドアの前についた。
すると何故かケータイが繋がった。
「宙聞こえるか。京介だ。いまマイケルが解析に成功してな。ジャミング装置の効果がない電波を見つけた。
それでかけてる。ボスはその中だ。殺せ。」
「ミアは?」
「一命は取り留めた。早く奴らを殺せ
じゃないとミアを安心して病院へ連れて行けない。」
「了解。」
宙は怒っていたいくら一命は取り留めたとはいえミアを傷つけたのだから。
ゆえに。
彼はAK74のアッドオングレネードを扉に二発同時に放ち、壁に固定し、ちょっとした仕掛けをつけた残りのAK74の弾をドアの中に叩き込んだ。
「消えろ。」
宙はさらに手榴弾を放り投げた。
中では地獄絵化していた。
AK74の弾がきれたところで宙は中に入る。
死体と壊れた機材の奥に一人男がいた。
その男はあの地獄のなか傷一つない。
「『改造人間』か。」
「ああ、大中華・朝鮮連合国元特殊部隊隊員、金・ジョンソンだ。」
「あああの国のそれで強い訳だ。じゃいくぜ。覚悟は出来てるな。」
「ああ勝つ覚悟がなっ!」
ほぼ同時に二人は動き出した。
金の獲物は、コンバットナイフと92式手槍[れっきとしたオートマチック拳銃]。
宙は、日本刀とレールガン式拳銃。
まずお互い拳銃を撃ちあい互い回避して、間合いを詰めていく。
そして一足一刀の間合いに入ったところで宙が動き出した。
日本刀の方がリーチは長い。
しかし相手もさすが。
ナイフで受け止めるのをあきらめナイフを投げた。
強化された握力により投げられたナイフの速さは、マッハを超えている。
宙も速いがナイフを止める方に持っていくのは不可能であり、宙は心臓を貫かれる。
はずだった。
宙は、まるで未来を見たかのように('''''''''')彼は日本刀でナイフの方向をかえ、正確に
金の両手両足の関節を撃ち抜いた。
それでもさすが特殊部隊にいたことはあり、彼は意識を保っていた。
さすが訓練の賜物である。
が、それは今回限りは裏目にでた。
「さて、俺の勝ちだが。みんなのお楽しみ。
拷問といこうか。」
宙の不敵な笑いと共に。
拷問が始まった。
こうして、事件は解決し宙達は警察から感謝状をまた犯人の狙いはちょうど来ていた総理の孫と天皇陛下のお孫様の命と引き換えに、多額の身代金を手に入れるつもりだったらしく、天皇陛下と総理直々に礼をいわれ、総理と陛下のお孫様の護衛として、俺らはつぎの事件にでくわした。
読んでいただきありがとうございました。
駄文ゆえに申し訳ありません。
もし次に話を書く機会があったときに読んでいただけると、幸いです。