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魔王→勇者  作者:
1/7

序章・それは偶然か必然か

初めまして熊と申します。

魔王が魔王を倒すという物語、もしもお目にとまりお読みいただければ幸いです。

「貴方が勇者様でしょうか?」


 松明の光以外、まともな明かりの見えない石室の中、聖女を思わせる装いの少女は、魔法陣の中央に佇む青年にそう尋ねる。


 本来こういう場合青年は『はい、そうです』か『僕が勇者?』とか、それらしい反応をした方が良いのかもしれない。


 だが青年はの言葉にこう答えなければならなかった。


「いいえ違います」


 青年は聖少女にはっきりと淀みなく答える。


 聖少女は青年の言葉が信じられないとばかりに、目を見開き青年を見つめる。


「で、では」


「聖騎士とか英雄とか救世主でも無いですからね」


 聖少女が何か言う前に、青年は言葉を封殺する。


 青年は勇者や英雄、救世主とかその手のモノとは縁の無い、寧ろ対局に位置する存在だった。


「僕はイクスフォリニア、名前が長いのでみんなは僕をイクスと呼びますが……まあ、申し訳ないですが僕は魔王です」

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