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推しのVTuberからの愛が重すぎるんだが?  作者: 薄明


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散歩

ジオゲッサ〇おもろっ。


メイちゃんが昨日配信していたゲームを俺もプレイした。

あれって有料ゲームなんだな。


チケットで無料で出来るけど。


何問もプレイしてたメイちゃんは課金したんだな。

楽しませるための行動が凄いんだな。



日本はメイちゃんが言ってたことを復習しながら行ってたらわかったんだけど、世界はほんとに難しいな。


砂漠とか分からないし、山も一緒に見える。

他の言語は読めないし。


コツがないかYouTubeで調べたんだけど、一瞬見ただけで場所をドンピシャで当てる人いて怖かった。

なんだあの人?



それはそうとて、今日はメイちゃんの配信もないし、俺も今日の仕事は片付けたからかなり暇だ。


隼人に連絡しようと思ったが、そういえばあいつブロックしてたんだったわ。


『今日は〇〇中学校に行こうと思ってるんだけど、君も来るかい?』


って最後に入ってたような気がしたが、気のせいだと思う。


気のせいであってくれ。

お願いだから。


「散歩するか」


昨日の配信で出てた場所を見てたら懐かしい気分になったし、久しぶりにあそこを見て回るか。

楽しみだなぁ。



いつものパーカーとジーンズに着替えて出発する。



自宅から数十分歩いた所にあるその場所は、路面電車が走る市街地だ。


ちょっと来なかっただけでも、新しい建物が工事中だったり、昔あった店が変わってたりと、変化が見られた。


社会人でリモートワークとなったら、自然と周りを見ることも無くなった気がするが、こうして暇な時に歩くのが大切だと改めて感じる。

もっと周りにも目を向けないといけないよな。


水辺の森行くか。


ゲッサーで出た場所から少し歩けばちょっと広めの公園がある。

海風が気持ち良い場所だ。


平日だし、小さい子供と保護者が走り回ってるぐらいで、人の数は少なかった。


なんか1人背の高いイケメンがカメラを向けているが、通報しとくか。

子供たちの為に。


お前はなんでいるんだよ!


あとは同じくスマホを向けてる作者がいるが……ついでにあいつも通報しとこう。



遠くでは船の警笛の音が響いているし、迫力あるな。

写真撮ってTwitter挙げよ。


『かっけー』


船の写真と投稿した。


久しぶりの外は良い気分になるな。

のんびりと羽を伸ばすことが出来るし、気分転換にもなる。

ほんと、たまには外に出るのも良いな。


30分ほど、公園で寝そべりながら、空を見ていたが、そろそろ帰るかと腰を上げた。



遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。

あ、作者逃げた。


ついでにロリコンも逃げた!


家に帰宅しようとしたところに、後ろから声をかけられた。


「すみません、携帯落としてましたよ」


振り返ると、そこには美少女が立っていた。


黒を基調にしたワンピースは、袖口だけがわずかに薄手のシフォンで、光に透ける度に柔らかな揺れを生み出している。

濃い色を纏っているのに重くならないのは、彼女自身が持つ清らかさのせいだろうか。


肩より少し下まで伸びた黒髪は、涼しげな風にさらされてさらりと揺れ、

前髪の隙間からのぞく瞳は、湖面のように静かな光を宿していた。

高価すぎない、細い黒のショルダーバッグが斜めに掛けられ、

足元の白いサンダルが、季節の境目を思わせる……


彼女は小さく笑い、俺の携帯を差し出してきた。


「ああ、すみません」


どこかで聞いたことのある声をしているな……はて。


「いえいえ、見つけられて良かったです」


「助かりました。それでは」


「ええ。また……」


ぺこっとお辞儀をして少女と別れた。



綺麗な人だな。

この辺で見ないような気がするけど……旅行だろうか?







風に乗ってその少女から『見つけた』と聞こえたのは気のせいだろう。

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ひぇッ……骨は拾ってやるからな…
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