ボッシュはクロノ達をタイムトラベラーだと気付かなかったのか?
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カエルを仲間にする際もだが、クロノ達は自らをタイムトラベラーだとは自称してはない。描写を大胆にカットしているのか、説明したことにして物語が展開される。
だからボッシュに説明したとしても、物語上描写されなかった可能性はある。特に太古の赤い石と折れたグランドリオンを見せて修復するタイミングでは、クロノ達が時越えしている事に気付かない筈がない。
剣に宿る精霊のグランとリオンはクロノ達と一緒にゲートを潜るのだから彼らからの証言を通じてボッシュはクロノ達の状況を把握するだろう。クロノ達が何も言わなくても察する立場いたから、修復の経緯等を詳しい事をクロノ達に訪ねたりしなかった。
ボッシュとしては何か余計な事を言って古代の事を訪ねられて自身の生い立ちを話すことが嫌だったのかもしれない。
ジール崩壊の原因を作った愚かな関係者の一人として自身の立場を思い出したくなかったのかもしれない。
もし早い段階で古代のことをクロノらに話していたなら、クロノ達が古代のゲートを見つけたならボッシュに報告するだろうし、 あるいはもっと前の段階、ラヴォスを「魔王が生み出そうとしている」を聞けば気になって共に中世の戦争に同行したかもしれない。
とはいえ、ボッシュとしてはラヴォスは生み出せる存在じゃない認識だから、魔王はラヴォスについて詳しくない者であり無害
中世のゴタゴタは放置しても問題ないと思ったのかもしれない。実際、現代が無事ある訳だから、ボッシュとしては尚更中世に関与する理由がなかった。
仮に後世の魔族に「魔王がラヴォスを呼び出そうとした」という事実が伝わっているのであれば、何らかのリアクションがあるかもしれないが、それでも今現代が無事であるし、中世には同行しないだろう。
ボッシュが魔王の正体についてジャキであるような可能性まで考えているのならボッシュの思慮深さに尊敬するが、そのような配慮力がもしもあったならラヴォスの暴走自体も、もっと上手に防げるように立ち回れたはず。よってそのリアリティを詰めるとボッシュは中世に介入できないのが妥当である。
一方、クロノ達はグランドリオンの柄に古代文字でボッシュ名の記載を見つけたから現代のボッシュにたどり着くけれど、クロノ達の視点だとボッシュが400年を越えて生きているか、タイムトラベラーかの疑惑を持ちそうなものである。その件をボッシュに問わないことにリアリティが欠けている。
だがこれはあくまでプレイヤー視点の理論だと思う。クロノ達はテレビや映画のない世界を生きている残してもだし、自分達以外にタイムトラベラーがいるなんて思いもよらずなのかもしれない。
クロノ達がファンタジーやSF世界に無知であるなら、ボッシュが中世から400年以上を生きているとは想定したりしないだろう。
恐らくクロノ達の妥当な視点というのは、【ボッシュとは屋号の名前であり中世から400年から続く老舗の鍛冶屋名】だと思った。
一方、ボッシュはクロノ達をタイムトラベラーだと気付いたものの、過去を語りたくないので気付かない振りをした。それが妥当なリアリティである。




