第四話「恋バナ、再び」
前回のあらすじ
紺藤愚痴り大会開催〜!!世界で一番嫌われているとは、笹木茜談。
生徒会の皆さん、ありがとうございました(*^^*)嬉しみの舞!くるくる〜!
と、おふざけはここまでにして、本題に入りましょう!
俺は今、先輩と昼ご飯を食べています。卵焼き美味しいです。で、交換します。 みんなは覚えてるかな?交換ルール。
さてさて、「先輩!卵焼き交換しましょ!」「ごめん、卵焼き、今日入ってない」「じゃあ、他のは?他のはないんですか!?」「ブロッコリーとトマト、枝豆、ハンバーグかな」
ハンバーグ、持ってる!よっし、「じゃあハンバーグ交換しましょう!」「いいけど、手作りだよ?」まさか、先輩の手作り!?「先輩の手作りですか!?」「ああ、俺がちゃちゃっと適当に作ったから形も悪いし、見栄えも良くない。味も保証できないんだがいいか?」
せ、先輩の手作り…。「よろこんで!!!!」「じゃあ、どうぞ」「ありがとうございます!いただきます!」わくわくする!「もぐっ」
もぐもぐ。もぐもぐ。先輩がこちらを様子をうかがっている。可愛いな〜。
「うまい!うまい!うまい!うまい!うまい!」「煉◯杏寿郎さんのマネ?」「そうなんですけど、もう、これしか表現ができないぐらい美味しくて」
本当に美味しい♡手作り最高!俺も明日手作りしてこよう!なに作ろうかな?取り敢えず卵焼きと、ハンバーグも作って〜「おーい」あとは〜もう野菜から育てようかな〜?「おーい」でも、重いって思われちゃうかな〜?気づかれなきゃいいか!「み・な・と!」
はっ!「呼んでるのに…」「先輩ごめんなさい〜」「はいはい」「先輩、はいは一回までですよ!」「はい。これでいいか?」「はい!それで大丈夫です!」
「ところで、俺に聞きたいことがあったんだろ?」そうでしたそうでした。「先輩は好きな人いますか?動物は駄目ですよ!」「人間は動物」「人間以外の動物はなしです!」「植物は?」「ダメです!わかっていってますよね!?」
「クスっ」あ、笑った!相変わらず綺麗な顔してんな〜。羨ましい。「それで、誰ですか!」「動物に例えると犬、かな」「それじゃ該当者が多すぎますよ!」「じゃあ、ヒント。この華蘭学園にいるよ」「それでも多いです!」
「むう〜。じゃあ好きなタイプは?」「犬系、かな」
俺も犬好き…。先輩と一緒♡もしかして先輩が言いたいのは犬好きの人ってこと!?………でも、俺とは限らない。自意識過剰はいけない。そう、俺の他にも犬好きはたくさんいるから。例えばりんちゃんとか。…生徒会メンバー全員犬好きだ!誰だろう誰だろう。ここは、ズバッと聞くに限る!!!
「もしかして生徒会メンバーですか!?」「どどどどうだろうね」あっ、これは図星だ。図星の答え方してる。目がめちゃくちゃ泳いでるし。
「ふんふん、図星と」「いや、そんなことにゃいし!…あっ」か、噛んでる…。
…………きゃわいいいいいいい!!!!!!!!!!しかも先輩あわあわしてる。「そんなことないしって言った!そんなことにゃいしなんて言ってない!」
「バッチリ聞いちゃいました!てへペロ」「てへペロじゃない!このことは記憶から抹消して!」抹消できるわけないじゃん(*^^*)ほんと可愛いわ〜♡そう思ってニヤニヤとしながら先輩を眺めていると、「何ニヤニヤしてんの」と言われてしまった。
それにしても生徒会メンバーの犬好きかぁ。絞れないなぁ。本当に誰だろう。
考え事に没頭していた俺は気づかなかった。
「あれだけ言ったんだからもう気づいてるよな」
そう言っていたのを。
読んでくださりありがとうございます!誤字脱字あったら教えてください!