スフェーンのルーク
宿に戻る
ルナとルビーを浴場に送る
シエル「どうする?」
イリス「もう少し話そうか?」
シエル「だね」
イリス「おごるよ」
宿のバーカウンターでビールを注文する。
シエル「あのルビーはあたりかはずれか・・・」
イリス「使いようによっては・・・かな」
シエル「一緒に旅をするなら石同士で面識を持たせた方がいいかな?」
イリス「かもね・・・明日よびだしてみますか」
シエル「へんなこときいてもいい」
イリス「答えないかもしれないけど」
シエル「かまわない・・・石の兵隊ってなんだと思う?」
イリス「兵隊?・・・なるほど、召喚士はそういうふうにいうんだね・・・」
シエル「そう聞かされたからね・・・」
イリス「使い捨てのコマみたいだな・・・」
シエル「たしかに・・・愛着を持っていいものか・・・」
イリス「質問を質問で返して悪いんだけど、あなたは何だと思う?」
シエル「妖精とか悪魔とかそんなものかと思ってる」
イリス「・・・そっか」
シエル「それであなたは?」
イリス「命の結晶ってきかされてるけどね・・・錬金術師は」
シエル「・・・命か」
イリス「まぁ・・・宝石の形に封印されたっていうのかな・・・」
シエル「・・・そう」
イリス「召喚しづらくなった」
シエル「・・・それは・・・どうだろう」
イリス「子供のころ読んだ絵本で「宝石の召喚師」ってあってね」
シエル「え?」
イリス「ん?知ってる?」
シエル「いや、知らないんだけど・・・ルナが「宝石の錬金術師」って絵本を子供の頃によんだって・・・」
イリス「へぇ・・・それは読んでみたいな・・・」
シエル「それで、どんな話がったの?」
イリス「その絵本には・・・主人公は旅人で・・・
宝石の中に閉じ込められた人を解放してあげる旅をしている
石から人を自由にするには解放された人の姿で砕かれるしかない
彼は召喚して解放はできるけど砕くことはできなかった
彼は他の召喚師と宝石を解放してあげた
・・・だったかな、だから解放してあげてると思えば・・・」
シエル「なるほど・・・それで」
イリス「それで?」
シエル「その方法だと最後に1つ宝石が残るんじゃないかな?」
イリス「あ・・・そっか、どうなったかな・・・最後はその石と旅を続けたような・・・」
シエル「・・・そう」
イリス「?・・・それで錬金術師の話ってどんなの?」
シエル「そういえばきいてないな・・・悪魔が出てくるらしいけど」
イリス「・・・そう」
ルナとルビーが戻ってきた。
シエル「部屋に戻りますか」
イリス「だね」
どうやらルビーはルナのベッドで一緒に寝るらしい
ルビー「ここでネルの?やわらかい」
楽しそうといえば楽しそうに見える・・・
服を脱いでベッドに転がる
シエル「おやすみ」
ルナ「おやすみ」
ルビーは目を閉じてすぐに寝てしまった
横に寝ている彼女はあたたかい、体温がある。
この子たちはいったい・・・
そんなことを考えながら目を閉じる
朝、目を覚ますとルビーの姿はない
白いワンピースと赤い石がベッドの上に転がっている
石に戻ったらしい
部屋を見渡す
ルビーの着ていた鎧が置いてある
・・・呼び出すと下着姿か?




