表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
932/960

893話目 王都からの脱出・・・失敗41

いつも読んでいただきありがとうございます!

今日も宜しくお願いしますねー!


夏なので! 『王女の犬』始めました!

是非ともそちらも宜しくお願いしますねー!!

「……なるほど、ただの嫌がらせの建物のなのね……

 何で1階にしかトイレがないわけさ?

 もし尿意を感じた場合には、一階にまで行かなくてはならないってこと?

 しかも無駄に1階に8個もあるってどういうこと?

 いやいや、そんな数を作るくらいなら、各階に作ったら良かったんじゃないの!?

 それに窓が8階にしかないってのも悪意しか感じないけど!? この建物!?」



そんな俺の疑問に対してスノウホワイトは苦笑しながら、




「基本的には、この建物には貴族や王族の罪を犯した者が入る場所となっておりますので、

 理不尽な作りになっているのだと聞いております。

 理不尽な仕打ちにあうことで、自分が起こした罪を自覚してもらいたいと、

 そして自覚してもらった後に罰を与えて、罰の意味をしっかりと理解させることが

 この建物の目的だと聞いております」



「それにしても性格の悪さが出ている気がするけどさ……うん? あれ?

 俺が寝ている間に便意を催した時は一体どうしていたの?

 だって、8階にいたにも関わらず、トイレは一階だったってことは?」



思わず湧いたそんな疑問に、頬を染めながらスノウホワイトが、




「アズーリ伯爵様のお世話は、皆でやっておりました」



その言い方で自分の身に何が起きたのかを理解した……




「もう……お婿にいけない」



思わず自分の顔を両手で覆うと、慌て感じでスノウホワイトが、




「だ、大丈夫ですよ。その、あの……」



スノウホワイトが何か言おうとするのだが、言葉に詰まってしまっていると、

そんな言葉を選ぶこともなく、




「立派で猛々しいモノを持っているのだから気にする必要もないじゃない。

 今まで見てきた中で、一番の血走っているモノを持っていたから自信を持ちなさいよ」



エラがさらりととんでもないことを何でもないように口にする。

そんなエラに対してぼそりと、




「……見たの?」



そんな俺の言葉にエラは何の恥じらいもない様子で、




「もちろんじゃない、マコトの世話をしてあげたのだから、

 それくらいの役得があってもいいと思わない?」



ケロッとした感じでいうエラに対して、

スノウホワイトは何とも言えない表情で俺を見てくる。


ちなみにエミーは顔を真っ赤にして、俺と目を合わせることはない。


ルビーはどうやら思い出したようでルビーも顔を両手で覆うのだが……

うん、しっかりと俺と目があうね。


指の隙間から俺を見つめてくる目が充血しているので、どうやら興奮しているようだ……


そんなみんなの反応を見て、思わず赤面しそうになりそうな俺に対し、

さらにエラがとんでもないことを口にする。




「それにそこだけではなくて、マコトの全身をくまなく生まれたままの姿を見たから、

 もう安心して私たちの婿に来ていいわよ」



「……全身? どういうこと?」



何? 下半身裸にされただけではなく、上半身も裸にされたわけ?


……いや、意外と上半身裸って今までも結構見られていた気がするけど、今さら?


それとも口の中とかでも見られたわけ?


いや、それも今まで食事を一緒にしてきたりしているのだから、

見られているし、いちいち今言わなくてもいいことじゃない?


そんな疑問が湧いている俺にエラは、いつも通りの淡々とした表情のまま、




「そんなの決まっているじゃない。

 マコトのシンボルの元気な時はもちろん、

 お尻の穴までしっかりと見せてもらったわよ」



「……え?」



ちょ、ちょっと想定外すぎるご返答が聞かされたのだけど!?



元気な時ってどういうこと!?


え? え? どうやって元気な時をみたっていうのさ!?


あと!! あとさぁ!! お尻の穴って!? 穴ってどういこと!?


そもそもどういう状態だと穴を見ることができるのさ!?


全然想像できないのだけど!?


最悪の想定しか思いつかないのだけど!?


え? え? もしかして……困惑する俺!


ちなみにエラは澄ました顔で飄々としているが、

他の女性陣はそれぞれの反応を示している。


スノウホワイトは何とか凛とした感じを保とうとしているが、

それでも顔を真っ赤にしている。


エミーは先ほどよりも更に顔を赤くしている。


ルビーは……鼻息がますます荒くなって、こちらを見てくる指の間から覗く目が

血走っているのが良くわかる……



なるほどね……



俺が寝ている間に全員に見られたのね……



ちなみにだけど、周りにいる使用人、侍女たちもしっかりといろんな反応をしていることから、

皆さんにガッツリと見られたようだ……



そっか……


気がつけばそんな状況になっていると……



もう俺は外を出歩くことも、建物の中も出歩くことができません!!



俺に関わった人の前を歩くことなんてできるかぁ~!!



だって、俺を見るたびにこの人たちは、俺の身体の隅々を思い出すのでしょう!!


あられもない姿を!!


ムリムリ! 無理だって!! 何で寝ている間に晒されているのさ!!


いつも読んでいただきありがとうございます!

是非ともブックマークおよび評価をお願いします!

そのワンポチが……明日の……明日のぉ~!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ