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5話目 ノースベルトの怪しいお店・・・

ちょっとこ修正、あとは誤字脱字の修正しました!

ホント後から読むとひどい・・・すんません!

「さてと、手に入れたモノを捌くには、あそこしかないよな。

 ゲームの時にはあったけど、この時代にもあってくれるといいんだけど。」



そう思いながらノースベルトの街中を歩いていく。

目指す場所はちょっと荒れていて、

ノースベルトの影の部分である貧民街である。


主人公たちは、貴族様であるため普通にゲームを進行していると

こちらには来ることはないけど、ゲームをやり込んでいる奴の中では、

こういう脇道を狙って進んでいく奴もいる。


そして脇道にもちゃんと小ネタが仕込まれているため

このゲームが人気になったのは言うまでもない。


脇道に入るとまだ昼間だというのに気温が一段下がったように感じる。

気温が下がるとこの一画自体に光が足りてないように思えてきてしまう。


そんな時にお目当ての店を発見した!!




「ホント、ラッキーだよな。」


俺はすぐにその店の中へと入っていく。

そこもまたゲームと同じ風景がそこに広がってるのだ。


怪しげな牙が立てかけられていたり、天井からは何かの羽がつるされていたりする。

思わずキョロキョロしてしまうが、それよりもお目当ては・・・




「・・・何か用事か、坊主?」


そんなぶっきらぼうな言葉と共に

カウンターからギロリとした目をこちらへと向けてくるのは・・・




“鑑定されました、拒否することもできます。どうしますか?”



“拒否!”


と頭の中に流れたコメントに返事をすると

カウンターにいたぶっきらぼうなオッサンが目を見開いて、ニンマリと笑う。




「なるほどな・・・客か。何を買いに来た?それとも売りに来たんだ?」


このオッサンは店の中に入ってきた人を勝手に魔法を使って鑑定してくる。


そして、鑑定を拒否することが出来れば、

客として扱われるようになり、取引が出来るようになっているのだ。


そもそもレベル差があると鑑定されたことに気づかない。

ある程度の差になるとやっと気づくことが出来る。


そしてレベルが同等か、こちらの方が高くなれば、

鑑定魔法を拒否することも出来るようになる。


それに鑑定魔法の不便なところは、

鑑定する相手の方がレベルが高いと魔法自体が不発になる。


不発にならなかったってことは、

俺のレベルに近いってことだよな・・・


ちなみに俺はダンジョンをクリアしてレベル15にまで上がっているのだが、

レベル15ともなればこの世界では騎士クラスである。


っていうか、このオッサンもそこそこ強いってことだよな・・・。


見た目はゲームの時よりもずいぶん若い。

たしかにゲームで会う時に対して9年差があるけど、

その分だけこのオッサンのレベルが低くて拒否出来るのかね。


ゲームの時は、もっと高くないと拒否することは出来なかったのを思い出しながら

そんなことを考え始めたのだが、すぐに本題を思い出して、




「これを売りに来た。」


そう言いながらカウンターの上に魔石とダンジョンコアを置いていく。

それを見た店主は驚いたような表情をするが、すぐにニヤリと笑って、




「俺の“鑑定”を拒否って来たんだから、

 それくらいあってもおかしくないわな。」


そう言うとカウンターに並べた魔石やダンジョンコアの判定をし始めた。


俺には店内をうろつくか、椅子に掛けて待っていろと伝えて、

自分は興味津々といった感じで鑑定を進めていく。


鑑定はすぐに済む。店主のオッサンが掛けているあの片眼鏡モノクルは、

魔道具であり、鑑定の魔法を持っている。


だから、この店主の鑑定は素早く正確な鑑定をすることができるのだ。




「ガキにしちゃあやるな・・・。どれも本物だ。

 値段は・・・合計で1000万ゴールドってところだがどうだ?」


俺はその値段にビックリする!


魔石は、そんなに強い魔物とは遭遇していないから高々知れているのだから、

値段のほとんどはダンジョンコアだろう。


下手な家なら簡単に買える額を提示してきやがった。

物価として日本と同じような感覚で、1ゴールドが1円といった感じだ。


今泊まっている安宿が二食付きで3000ゴールド

(割引で300ゴールドになっているけど・・・)

だから、これだけで働かずとも当分暮らせる額だ。




「そのお金で買いたいものがあるんだけど。」


俺の言葉を聞いて、ニヤリとまた笑う亭主は、

奥へとドシドシと引っ込んでいったかと思えば、すぐに戻ってくる。


手には箱を持っており、それを俺の前に広げてくれて、




「坊主が欲しいのは、アイテムボックスだろう?

 どのタイプがいいかは、まあ戦闘に影響がないようにしろよ。」


そこに並べられたのは指輪タイプのモノから、腕輪、ネックレスタイプのモノだ。

あれ?確か・・・




「袋タイプのモノはないの?」


「あるが、坊主は戦闘職だろう?

 なら袋タイプなんかは戦闘の邪魔にしかならないだろう。

 ここらの奴は確かに付属のダンジョンコアのかけらが小さいから、

 せいぜい家一軒分のアイテムしか入らないが、普通はそれで十分だ。

 剣を使うタイプみたいだから、腕輪かネックレスにしときな。

 値段は容量が変わらないから、どれも一緒だ。」


促されるままにネックレスタイプ(チョーカー)を選びながら、さらに追加で、




「剣はない?それか光魔法を帯びた魔道具。」


「光属性?坊主は神官職か?まあ、ないことはないが・・・。」


そう言いながら、また奥へといき、しばらくすると戻って来た。

手には剣が数本と腕輪が数個ある。それをまたカウンターに並べて、




「さっきのアイテムボックスが300万ゴールドだからな。

 残りで買えそうなものだが、剣は付与していないモノなら、

 そこらに並べてある剣なら何でも買える。

 魔法を付与した奴だとここらの魔剣になるが、

 あいにく坊主が欲しい光魔法の媒体になるやつは一本もない。

 水や火の付与された魔剣はあるが、どれも初級魔法の媒介品だけだ。

 こっちの腕輪もそうで、一応光魔法の媒介品の腕輪はあるが、

 これも初級魔法だけだ。

 ここらで中級以上を使う連中はなかなかいないし、

 そう言う連中はダンジョンから産出品が流通するのを

 チェックしてほしいという注文をしてくるから、店には置いてないんだ。

 坊主も希望するなら、ダンジョンからの産出品のチェックをするが?どうする?」



「とりあえずは、この光魔法が付与された腕輪をもらいます。

 あとチェックは頼みたいなぁ。光の中級以上を探して欲しい。」



「わかった。その腕輪も300万ゴールドだ。合わせて600万だから、お釣りの400万ゴールドだ。」


そう言って、400枚の金貨を渡してくる。アイテムボックスが俺はあるからいいけど、

これを持ち歩こうとしたら重くてめんどくさいだろうに。




「また売りたいものが手に入ったら、いつでも来てくれ。歓迎するぜ坊主。」



「普通はガキを歓迎することはないと思うんだけど。」



「なぁ~に、いい腕を持っているのは一目でわかる。

 そんな上客を歓迎しないなんてありえやしねえだろうに。」


ニヤリと笑う店主とやり取りするのだが、

ゲームの中でみたスキンヘッドの893そのままの風貌であり、

若干引き気味なのは口には出さなかった。


この店流行ってないのは、店主のせいだとか言っていたのは、

あながち外れじゃない気がするな・・・


それから店を出たのだが、まだまだ昼間なのでこれからどうしようかと悩んでしまう。


ダンジョンは、これまた良く分からないが時間軸がおかしい。

ダンジョン内を何日過ごしても外に出るとほとんど時間は経っていないのだ。


アイテムボックスには、おまけでもらった食料も薬も入っている。

なら、時間もあることだし、もういっちょダンジョンにでも挑むか・・・


そう思ってから、貧民街を散策するとすぐにダンジョンを見つけることが出来た。



今日はだいぶ豊作になるなぁ~♪


っと軽い気持ちでダンジョンクリアを何度も繰り返すのであった。

気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。


いつも読んでいただきありがとうございます。

是非ともブックマークと評価をよろしくお願いします。

そのワンポチが・・・僕を救います!!

やる気が・・・やる気が出てくる!

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