31話目 ルック子爵の暗躍1
ちょっと早めの更新です!
何でって?
・・・今日は会社が休みなので・・・テヘ♪
今日は後程+を追話します!
誤字脱字の修正しました!
いつもいつもですいません↓
「我々から建材を買っていただけないのですか!?」
私の言葉に驚いた表情と声を上げるノースベルト建築組合の会長。
前のめりになって、今にも何か言おうとするのだが、
「・・・私に意見を言いたいのか?」
私の一言にハッとした表情を浮かべた後、
すごすごと先ほどまで座っていたソファーへと力なく座りなおした。
口から何かを言いたいといった感じは出すものの何も言えないままであった。
ふん!
この小物が!
貴族である私に盾突くとは無礼であろうに!!
・・・まあ、ここで激高するのは、貴族であり、
紳士である私の理念に反することなのでしないが・・・
それでもこの平民に一言いってやった方がいいだろう。
「お前はだれのおかげでノースベルト建築組合の会長になれたのか・・・理解しているよな?」
「そ、それはもちろん・・・ルック子爵様のおかげで、
私は会長の座についております。感謝しかございません。」
「そう・・・。そうだろう?
私の力のおかげで、その座にいるのだ。
ならば、私に盾突くな!
そして私に付き従え!!
それが貴様のなすべきことだ!!」
「は、はいぃぃぃい!!」
テーブルに額を擦りつけて私に返事をする会長。
こいつのこの態度に何の価値もないが、こいつが従順に私に従うということだけは、
わかったし、こいつの身にもキッチリと染みわたっているだろう。
・・・鞭もほどほどにアメも与えてやらねばな、駄馬は走らないからな。
「まあ、王都側からの出発だからな。
だが、こちら側に近づけばノースベルト側から建材を購入する方が近いし、
安く購入できるだろうな・・・。」
私の言葉を聞いて、満面の笑みを浮かべる組合の会長。
どうやらそれだけで話を理解したようだが、すぐに顔色が変わり、
「で、ですが、お話ですとこちら側からも
別の貴族の方が宿場町を建設すると聞いております・・・ひぃぃぃいい!?」
「あいつらが貴族だと!!あんな歴史も何もない下賤な連中を貴族と呼ぶな!!」
「はいぃいぃ!!し、失礼しました!!!
あ、あの連中がこちらから建設するのですよね?」
「・・・だからなんだ?」
「いえ・・・そ、それですとルック子爵様が購入していただけないのではないかと・・・
思うのですが・・・はい・・・。」
汗を拭きながら俺をチラチラと見ながら聞いてくる組合の会長に対して、一瞥して、
「簡単な話だろう?」
「・・・な、何がでしょうか?」
「ノースベルト建築組合が、建材をあの連中に売らなければいいんだ。
そうすれば、あいつらは宿場町を建設することなんて出来ない・・・だろう?」
私の言葉に息をのむ組合の会長。
そして、恐る恐ると言った感じで口を開く。
「で、ですが、この事業はノースベルト公爵令嬢の号令の下に行われております。
ですから、売らないというわけには・・・い、いかないのですが・・・
すでに、ノースベルト公爵令嬢からもあの方々、い、いえ!
あの者たちに力を貸すようにと一報が届いておりますし・・・。」
「だが、お前たちはすでに抱えているだろう?
ノースベルト内の城壁修理や家の修復の仕事を。」
私の言葉の意味が分かっていないようで、首を傾げながら、
「は、はあ・・・さようでございますが・・・。」
いまいち分かっていない組合の会長の頭の悪さにイラつきを覚えてしまう。
所詮平民はこの程度のことも思いつかないんだな・・・
「・・・石材は城壁修理や家の修復に使っている。違うのか?」
「へ?・・・は、はあ・・・使っておりますが・・・。」
「・・・そちらの仕事のせいで予備もない?違うか?」
そこまで言ってハッとする組合の会長。ようやく気づいたか・・・
「は、はい!予備もありません!」
「なら、売ることは難しいな。
ついでにこれから手に入る石材も使う予定があり、数か月・・・
いや、見通しもたっていない。そうだな?」
「は、はい!!」
「ついでだ・・・職人もいないとうことにするか・・・。
いや、それでは、協力する気がないと言われても仕方がないな・・・。
ならば、最低限の職人だけは派遣するか?
そうすれば、この状況下でも精一杯頑張ったということになるな。
これが・・・今仕事を抱えているため、出来る最大限の努力ということだな?」
「は、はい!!」
これで建材は購入できまい・・・
く、く、く・・・
宿場町を建設することでブバルディアからノースベルトまでの
街道の利権を手に入れることができるのだ・・・
合わせて、うまく立ち回ればオリヴィア平原の土地まで手に入れることが出来る。
いよいよ、私にもツキが回ってきたな・・・。
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。
いつもの読んでいただきありがとうございます!
気がつけば・・・ブックマーク20人越え!
あざーす!
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俄然やる気が出てくるので是非是非よろしくお願いします。




