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第5部分

目を覚まし、朝食を済ませて今日もスモールボアの討伐に向かう。商業ギルドのランクを(E)まで上げることを目標に、今日はおおめに餌を入手してきた。


午前中だけで10匹のスモールボアを狩ることができた。

急いで商業ギルドに向かう。生産は夕方にまとめてでお願いする。


おっさんの奥さんが作ってくれたお弁当を食べながら、昼からは2箇所に餌を撒き、数を稼ぐ作戦にした。片方には8匹のスモールボアが集まり、片方には12匹ものスモールボアが集まった。数が数だけに打ち漏らしが出てしまい、午後は15匹を狩ることができた。


冒険者ギルドで依頼の達成報告をして、報酬の50,000Gを受け取る。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:ヤマト

職業:村人A

所持金:91,000G

所持P:500P

冒険者ギルドG 4/10件、商業ギルドF 8/30件

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット

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その足で商業ギルドに向かい、依頼の受注と達成報告を行う。

今回は解体をお願いしたので報酬は半額になる。


毛皮 6,250G

肉 6,250G

依頼達成件数は25件になった。

今回はランクアップさせる為に全て単独の依頼として受けて、清算することにする。


「ヤマトさん、ランクアップおめでとうございます。これでEランクになりますので、商業ギルドとして特典をご用意しています。」

エステルさんはランクアップもあり、ニコニコと説明してくれる。


・依頼を受けていない場合でも素材として買取ができるようになる。

・特別依頼(まとまった数の素材が欲しい、短い期間で依頼を達成して欲しい等の制限が設けられたもの)を受けることが可能になる。特別依頼に関しては、1ランク上の依頼も受けることが出来るが、受注可否の判断はギルド職員が行う。」

・馬や馬車を有償で借りることができる。料金は使用日数により変動。返却は各地にある商業ギルドでも問題無い。国境をまたぐ場合は、事前に申請しておけば大丈夫。


といった説明をしてくれる。馬が借りることができるのは、ちょっとロマンですね。


ランクアップに関する説明をエステルさんに伝え、商業ギルドを後にする。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:ヤマト

職業:村人A

所持金:103,500G

所持P:1750P

冒険者ギルドG 4/10件、商業ギルドE 0/1000P

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


お金が用意できたので、フルスピードで武器屋に向かう。


「リリーさん!まだあのアイテムボックスありますか!?」


武器屋に全力で走り込んで話しかける姿に少し引かれてしまい、


「ヤマトさん、いらっしゃい。アイテムボックスはまだあるよ。買うの?あれはパーティでよく使われるサイズだけど大丈夫?」


と少し心配もされる。個人で使うなら血圧計?タイプのほうが使い勝手がいいのではないか?という意見だった。そりゃそうなんだけど、あれ高いからなぁ。


「スモールボアを主に狩ってるので、荷車とか背負子でも大丈夫です。」


リリーさんの心配は他所に、既に買う気はまんまんである。


倉庫からお目当てのアイテムボックスを出してもらい、支払いをすませる。


「また面白いアイテムが入荷したら教えるから、また来てね。」

少しフラグが立ちそうな発言だな、とか考えながら武器屋を後にする。


アイテムボックスを自宅へ運び、少し気になることがあるので商業ギルドを再度訪れる。


「ヤマトさん、何か忘れ物ですか?」

エステルさんは少し不思議そうな顔をしている。


「Eランクになったことで素材の買い取り幅が広がったと思うのですが、この村周辺でよく納品される素材はどんな物があるか教えてくれませんか。難易度はあまり高くない物がいいです。」

エステルさんに金稼ぎがしたいんですよ~とやんわり伝える。冒険者ギルドのランクアップは少し先になりそうだし、ここでお金稼ぎも悪くない。


「ヤマトさん、なにかお金が必要なことが……あっ、奴隷でも買うんですか?」

お金は必要だけど、奴隷はノーサンキューだ。


「奴隷は買いません。アイテムボックスの良い物があって、物凄く高いもので。稼げるうちに少しでも稼ぎたいんです。」

アステルさんはあ~なるほど、と納得はしてくれた。村周辺で可能性がある獲物は、


・ラージボア(F+)ラージボアの肉1000Gラージボアの毛皮1000G

・グレーウルフ(F+)狼の毛皮1000G狼の牙1000G

・グレーウルフリーダー(E)大狼の毛皮2000G大狼の牙2000G

・グレーエルク(E)鹿の肉2000G鹿の毛皮2000G


Eランク以上の依頼表から代表的な獲物を見せてくれた。食べられそうだったり、使えそうな素材が取れそうな場合はひとまず持ってきて欲しいそうだ。


アステルさんにお礼を伝え、おっさんの家へと向かう。


おっさんにグレーウルフってどんなもんですか?と夕食を食べながら聞く。


「グレーウルフは獲物の強さ自体はそこまで強くない。ただ、群れで居るのでやっかいなんだ。狩人だったら数を狩れる良い獲物とも言われるけど、村人だとそこまで上手くいくか分からない。村人でも技能でどうにか出来るには出来るけど、厳しいかもな。あんまり無茶はするんじゃない。」

と有難い言葉を頂く。そうか、技能か。


自宅へ戻り福引を引く決意を固め、祈りを捧げる。10回で1回おまけ?あれは期待しない。


「ヤマトさん、おかえりなさい。福引に戻られたのですね。どの係に向かわれますか?」


「転生技能登録係で!」

おねーさんにそう告げて「転生技能登録係」へと足を運ぶ。


「金を5回お願いします。」

まずは小手調べで金を5回だ。石は割るために常に存在するのだ。


金「剣術B」

金「弓術B」★

金「連射B」

金「早合A」

金「解体A」


という微妙な結果だった。


「連射Bと早合Aの詳細を教えてもらえますか?」

おねーさんに技能の質問をしてみる。


「連射は言葉の通り連射です。弓や投擲を連続して行う場合、Cで最大1.5倍、Bで最大2.0倍、Aで最大2.5倍の速さになります。早合は連射と相性の良い技能で弓の場合ですと矢筒から矢を取り出し構えるまでの速度がより早くなります。Cで最大1.5倍、Bで最大2.0倍、Aで最大2.5倍の速さになります。連射Bと早合Aの組み合わせで矢の発射速度は最大で3.0倍程度になります。(当社比)」

最後の(当社比)が気になるけど、役に立つことは間違いないな。


「それ以外の技能にも言えることですが、技能が無い場合にまったく使えない訳ではありません。技能を所持していない場合を(D)とするなら、(D)で初心者Cで入門級Bで中級Aで上級の腕前と理解されます。今回獲得した解体Aですと、解体に関しては村1番の腕前レベルに最低でもなっているはずです。」

おねーさんの説明はこんな感じだった。早打ちが出来るようになったのは大きい。


さて、戻ろうかと魔法陣へ向かっていると戦争の女神3人衆が「何故我々を使わないのだ。合成をして(特)にすれば世界規模で永遠に……ふじこふじこ」と騒いでいる。


合成?という言葉に疑問を持つと、


「女神に関して、ABCを集めたら(特)に進化させる女神の合成が行えます。女神の合成は全てが良い結果になる訳ではありませんので、女神に合成のメリットを聞いた上で行うことが良いです。」

という説明をしてくれた。戦争の女神は合成すると悪化するので、却下だ。


ふじこふこじと騒いでるのを放置して魔法陣へ向かい、異世界へと戻る。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:ヤマト

性別:男

年齢:16

職業:村人A


所有技能(戦闘):

・剣術B格闘術C弓術B投擲術B連射B早合A


所有技能(生産):

・解体A罠製作B


所有技能(その他):

・幸運C甲種仲間B


隠蔽技能:

・大地の女神B商売の女神B狩猟の女神A戦闘の女神C

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名前:ヤマト

職業:村人A

所持金:3,500G

所持P:750P

冒険者ギルドG 4/10件、商業ギルドE 0/1000P

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット Eアイテムボックス(中箱)

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ステータスボードがずらずら長いな~と思ったら、一瞬で整理されて見やすくなった。

こちらの世界でも思考を読まれているとは恐ろしい次第だ。おやすみなさい。


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