向日葵の季節
寒い夜に潜り込んだ
白いベッドもまだ冷たくて
眠りに落ちる頃にはきっと
君のことを思い出してしまうんだ
森の匂いに包まれている
湖畔に建つコテージの上
朝日が昇り始めるその灯りで
無邪気な君を探すんだ
向日葵が咲き出す
この景色はもう忘れられないよ
黄金色の海で泳ぐ
君の姿は眩しくて見られないよ
透き通るような青空を
虹色の気球が染めていく
遊び疲れた君は木陰で
ハンモックに揺られていた
東側に伸び始める影
森の歌声が聞こえてくる
黄金色の海は波を打ち
君は飛び起きて駆け出した
向日葵が黄昏れる午後
風と君は共に踊りだす
オレンジ色の水面に落ちる
花びらは星屑に変わるよ
眠りが覚めたのなら
君との時間も消えてしまう
あの日の姿はまだ
この瞼の裏に
コテージに漂う森の匂い
風に揺られるハンモック
黄金色の海もずっと
全てはあの季節の中で
輝いているよ
向日葵が咲き出す
あの景色はもう忘れられないよ
黄金色の海で泳ぐ
君の姿はいつまでも
読んでいただきありがとうございました